赤い工作員の潜入を許すな

皇紀2680年(令和2年)1月20日

「習近平」を「ミスター・くその穴」に誤訳、FBが謝罪

【1月19日 AFP】交流サイト(SNS)最大手、米フェイスブック(Facebook)は18日、盛んに喧伝(けんでん)されている中国の習近平(Xi Jinping)国家主席のミャンマー訪問中、ビルマ語から英語への翻訳で習主席の名前が「Mr Shithole(ミスター・シットホール=ミスター・くその穴)」と誤訳されていたことを謝罪した。

(AFP通信社)

 中共の共産党指導者と、ミャンマー(緬国)で暗躍する英国の工作員とが会談した成果を、中東の「春」を扇動する政治工作道具などに利用されたことで知られるフェイスブックが伝えたところ、共産党指導者に関する最も正しい訳が出回った、と。謝る必要はないと思います。

 さて、私は昨夜、平成二十九年公開の韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』を、途切れ途切れではあるものの鑑賞しました。なぜ観ようとしたかと申しますと、題材が昭和五十五年に韓国全羅南道光州市(現光州広域市)で起きた光州事件(光州事態)だったからです。

 作品自体は、日本から取材のために飛び込んできた独国人ジャーナリストを「封鎖された街・光州」へ運ぶ韓国人タクシー運転手と光州の人びとなどとの刹那に生まれた友情に焦点を当てているため、内容が(光州に着いてからの描写が特に)散漫であり、事件の真相には全く切り込んでいません。

 光州事件の真相とは、その指摘の多くをのちに韓国政府当局主導で書き換えられたりしたため否定されていますが池萬元元韓国陸軍大佐のいう「北朝鮮工作員による市民扇動」にあった、と私は思っています。

 北朝鮮工作員の南進で潜入を許した結果、都市丸ごと大虐殺の舞台と化すほどの国家的危機が発生した例として、光州事件は決して他人事ではないのです。

 私たち日本人に分かりやすく申せば、例えば沖縄県那覇市が中共や北朝鮮の工作員による対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)扇動によって市民のほとんどが武装蜂起してしまい(武器弾薬は工作員から提供)、それを抑える警察との間で大量の死者を出す大事件に発展、市県全域の交通も通信も遮断された、というような展開でしょうか。

 ただ軍や保安部を「無抵抗の市民を虐殺した悪」とした本作の描写は、これを鑑賞した文在寅大統領(公開当時就任したてで調子に乗っていた北朝鮮工作員)を大いに喜ばせましたが、北朝鮮工作員の暗躍がもたらした韓国史上最悪の都市混乱に決死の対処で臨むほかなくなった軍や保安部の焦燥は、決して描かれることはありません。

 何度も申しますが、中共と北朝鮮に配慮してよかったことなどわが国に一つもありません。こんな連中の潜入を許せば、あの時倒れた韓国光州の人びとと同じ目に私たちも遭う日が来るのです。

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『赤い工作員の潜入を許すな』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    先日、東京が「格安の旅行先」として海外で人気になっているとのお話を伺いました。

    一方で、過疎化が進む地方都市では、中国人が主体となって‶中国や欧州”からの観光客を増やす試みがなされているよです。
    銚子市は人口がピーク時から3万人以上も減っている(一方で外国系住民は顕著に増加している)ようですが、実は観光地としてのポテンシャルがかなり高いと思われますので、商機を見出すことに敏感な海外の方々がそこに注目したのでしょうが、日本式の「おもてなし」を期待をできるかどうかはよく分からないですね。

    銚子に2つのホテルが開業へ 成田空港からの近さ生かす
    https://www.asahi.com/articles/ASN1K454XN1KUDCB00B.html
    >史氏によると、陽光は中国系カナダ人のダニー・サン氏が銚子でのホテル運営を目的に設立。外壁を補修し、90ある客室の内装やエレベーター、ボイラーなどをすでに一新した。

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    ちなみに上の記事に出てくる史氏は、「日本国内で石炭の輸入販売や太陽光発電事業を手掛ける中国人実業家」ということです。

    まったくの余談ですが、日本のような豪雨災害の多い国での太陽光発電(メガソーラー)は、やはり微妙な印象ですね。
    また、最近「洋上風力発電」が絶賛されていますが、秋田では内外の企業による「陣取り合戦」が起きているとのことで、むしろ環境破壊が懸念されます。

  3. 団子:

    遠藤様

    光州事件の詳細は、櫻井よしこ氏のHPコラムにも載ってますね。

    ————————————————————
    2013.08.17 (土)
    「 呉氏の韓国入国拒否事件 背景に内戦と情報戦あり 」
    『週刊ダイヤモンド』   2013年8月10日号
    新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 997

    ~以下、抜粋~

    内戦状態とは穏やかではないが、その意味を7月18日に、圓光大学教授の李桂夫氏がソウル市のプレスセンターで語っていた。

    李氏は1980年5月18日に始まった「光州事件」についての詳細な報告を行った。死者および行方不明者が数千人に上った光州事件は、民主化運動を軍が制圧した事件だと一般的に信じられてきたが、実はそうではなかったという詳細な報告だ。

    日本でも、光州事件は全斗煥軍事政権に対する市民の抵抗、反撃運動だとされて今日に至る。

    だが李氏は、事件は北朝鮮の緻密な対南工作だったこと、北朝鮮政府の指示によって同国の特殊部隊が潜入し、彼らが主体となって戦った事実上の内戦だったことを報告した。

    ちなみに私は光州事件が北朝鮮の軍事攻勢だったということについてすでに今年3月30日の小欄で報じたが、李氏はこう問うている。

    もし光州事件が、軍事政権に抵抗する市民運動だったなら、なぜ、市民らは「わずか半日」で韓国南部地域の38ヵ所にわたる武器庫を襲撃し、ことごとく武器を奪って軍と対峙するなどということが出来たのか。なぜ、刑務所を6回も攻撃したのか。なぜ、市民らが装甲車まで入手出来たのか。市民軍の先頭に立った覆面の男たちの正体は何だったのか。多くの遺体が確認されたが、その中にいまも身元不明の遺体が2桁の数ある。彼らはいったい何者なのか。光州事件で「市民」と戦う警察官15人を捕虜にした功労で2億ウォンという高額の賞金を受け取ったユン・ギグォンという男は92年3月に越境して北朝鮮に行ってしまったが、その動機は何か。なぜ、この男は豊かで自由な米国ではなく、最も貧しくすべての自由が否定されている北朝鮮に逃亡したのか。
    李氏が提起した問題点をもう一つ紹介する。脱北者がもたらす貴重な情報に歴代の韓国政権は正しく向き合っていないという点だ。例えば盧武鉉大統領の時代に、北朝鮮軍の一員として光州に潜入し、市民を装って韓国軍と戦ったと韓国の国家情報院で証言した金ミョングン氏に対しての言論封殺である。盧政権は金氏に対して二度とその話をしないように強い圧力をかけて脅迫したというのだ。

    ~抜粋終わり~