6人殺しても極刑なき日本

皇紀2679年(令和元年)12月6日

 昨日は、平日にもかかわらず記事配信をお休みして申し訳ありませんでした。ところで、関東地方で三日からマグニチュード4前後の地震が頻発しています。こうなりますと、どうしても大地震の発生を予感させ、とても不安になります。念のため関東地方の皆さんは、最低でも四日間を持ちこたえる水、食料と(いくつあったところで次第にもたないのですが)充電器を用意しておいてください。

熊谷6人殺害で無期懲役 東京高裁「事件当時妄想」、死刑を破棄

 埼玉県熊谷市で平成27年、小学生2人を含む6人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)の控訴審判決公判が5日、東京高裁で開かれた。大熊一之裁判長は、死刑とした1審さいたま地裁の裁判員裁判判決を破棄、無期懲役を言い渡した…

(産經新聞社)

 さて、三日記事に続いて、何という脱力感でしょう。もはや司法権力への不信と強い怒りを禁じ得ません。歴代首相が主催してきた「桜を見る会」をめぐる低次元極まりない話に終始している立法、行政、報道の残り三権も「莫迦の巣窟」ですし、わが国の国家権力は、もはやどうしようもないところへ堕ちてしまったのかもしれません。

 ここまで来ますと、ついぞ「へぇー、無差別に路上で人を刺し殺しまくっても、麻薬でラリッてたら死刑にならんらしいわ」「へぇー、警察署を脱走してつぎつぎに民家へ侵入して六人も殺しても、奇声を発したりしてたら死刑にならないって」という言葉しか出てきません。

 さぁ、只今より暴言を吐きます。目にしたくない方は、これ以上読み進めないでください。

 「二人殺しても、六人殺しても極刑を免れるなら、何人殺せばいいのでしょう。大阪高等裁判所や東京高等裁判所の全裁判官を、まず麻薬にふけってから皆殺しにし、逮捕された瞬間から奇行に奔って下さい。そうすれば死刑にならないそうですよ。よかったですね。このクソが!」

 もしこのような暴言(してはいけないこと)を吐く国民が多数に及んだなら、一体誰が責任をとるのですか? 刑事訴訟上の自由心証主義が問われているのですから、憲法学と称する出鱈目な界隈の議論を見てもそもそも法学部が文系であることに問題があり(理系の思考でない限り万人にとって「1+1=2」にならない)、立法(国会)の問題と併せて、わが国の教育の在り方から変えねばなりません。

 何度も申していますが国家は、金と法の運用に不信が発生すればおしまいなのです。

 そういえば、現行憲法(占領憲法)の「第九条があれば海外でも日本人は守られる。襲われたことない」なんぞといっていた或る日本人医師がアフガニスタンで銃撃を受けて殺されました。わが国はもう嘘と出鱈目だらけなのです。

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『6人殺しても極刑なき日本』に2件のコメント

  1. きよしこ:

    世間的に「改憲派」と称される安倍首相が(立場上当然とはいえ)中村医師に哀悼を示したのに対し、日頃は「ケンポーキュージョーは国の宝」と繰り返す連中は卑劣なテロ行為への怒りを口に表明するでもなく自らの主張も棚に上げ今日も「桜を見る会」の追及(ごっこ)とは、またまた開いた口が塞がりません。本当に我が国は北から南まで司法から市井まで馬鹿の巣窟です。件の事件および判決にしても、被害者とは縁もゆかりもない我々でさえ今までにないない失望と憤りを覚えるのに、ご家族や関係者のそれは想像さえも憚られます。もはや「いくら何でもおかしいだろう」と思う国民が増えることを願う以外に手立てがありません。もう暴言を吐く気力さえも残っていないのが正直なところです。

  2. 愛読者:

    いつも良い記事をありがとうございます。特に今回の司法腐敗に関する記事ついては、強く同意するため、コメント入れさせていただきました。
    これからも期待をしております。