小池知事なぜ知らなかった

皇紀2679年(令和元年)10月30日

辺野古移設、沖縄県が敗訴 「訴訟の対象外」高裁那覇

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県の埋め立て承認撤回を取り消す裁決に国土交通相が関与したのは違法だとして、県が国に裁決取り消しを求めた訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部は23日、「訴訟の対象にならない」として、訴えを却下した。

(一般社団法人共同通信社)

 そういえば、こんな莫迦な知事がいました。カネと権力欲しさに変節しただけの前知事といい、沖縄県にはまともな知事がいません。「こんな判決、残念だ」というより「おまえの存在が残念だよ」なのです。

 私は在日米軍普天間飛行場の返還に賛成し、移設に反対の立場ですが、それは現有(普天間抜き)の在日米軍規模と自衛隊の協力で太平洋防衛は十分であると理解しているからであり、米国防総省の本音も実はそこにあります。

 にもかかわらず、よりにもよってわが国の自然資源にあふれる辺野古沖へ移転するという話は、太平洋防衛とも国家防衛とも全く別の利権が絡んで進められた話であり、だからこそ日米安全保障(在日米軍基地提供)条約というより現行憲法(占領憲法政治の欺瞞を指摘せずにはいられません。

 ところが、中共福建省福州市名誉市民だった前知事にしろ、タレント崩れの現知事にしろ、ならば自衛隊による県民防衛はどうか、或いは中共の公船が侵入を繰り返すことについてどうか、と尋ねられるとまともな答えをしないので、全く論外の「反基地闘争」でしかないのです。県民を守る気など微塵もないのがこんな運動をしている連中であり、沖縄県にもしものことがあれば一目散に本州へ逃げるような「人でなし」に違いありません。

 さて、使い物にならない地方政治家といえば、東京都の小池百合子知事も同じです。夏季五輪東京大会の花形にして最後を飾るマラソン競技の開催地について、国際五輪委員会(IOC)と大会組織委員会の判断で「北海道札幌市がよいのでは」との意見にまとまりつつある中、なぜ彼女がそのことを全く知らされなかったのでしょうか。

 本来であれば開催都市としてあらゆる調達をしてきた東京都に対する不義理も甚だしく、厳しい批判の対象です。しかし、小池都知事が外されたのは、外されるほど「話しても何の意味もない人」として処理されてしまったからに他なりません。

 豊洲市場への移転延期という壮大な時間と経費の無駄に関連し、極左暴力集団に与する環境省元事務次官(私立大学へ天下り)なんぞと組んだことに始まり、あらゆる人びとの不信を買ったことは申すまでもなく、既に政治生命の「終わった人」と認識されている以上、これからも小池都知事に重要事項の相談が届くことはないでしょう。

 何が「今回ばかりは小池都知事がかわいそうだ」ですか。こんな厚化粧(厚顔無恥)の莫迦女を知事にしたのが、いや猪瀬直樹知事(当時)をわずか五千万円の個人的な借入金で騒いで無理矢理引きずりおろしたのが間違いだったのです。

スポンサードリンク

『小池知事なぜ知らなかった』に2件のコメント

  1. きよしこ:

    昨日の某ラジオ番組でジャーナリストの有本香氏も同じようなことを仰っていました。何の生産性も無いどころか害しかもたらさない人間になんぞ話をすればするほど大会の会場はもちろん大会そのものまでメチャクチャになります。

    ここに来て「小池都知事は可哀想。IOCは謝罪しろ」といった空気になりつつありますが、元を正せば「やってる感」を出したくて科学的根拠の欠片もないパフォーマンスに走った事が全ての元凶なのです。
    小池都知事はこの機に乗じて「可哀想な都知事」を精一杯演じ、世間の同情を買いたがっているに違いありません。

    どうか自民党の皆さん、こんな碌でなしを続投させようとするのではなく猪瀬氏でも石原慎太郎氏でも構いません、本当の意味で「都民ファースト」の知事を輩出できるよう尽力してください。本当にこの3年間は無駄だった!

  2. 日本女性:

    マラソン札幌開催案でメディアに出ずっぱりの小池知事が考えていることは、これを利用して来年の都知事選で再選につなげることだけ。支持率ゼロの都民ファーストの会はそれに乗じて「仕事してます」感を演出している。都民のことなんかこれっぽっちも考えていない。

    そもそも、環状2号線開通の重要性は知事就任早々、都庁幹部がレクしているのに、理由もなく豊洲移転を2年も遅らせたため、オリ・パラに間に合わない。おまけに豊洲の建築費5,400億円余を一般会計から、それも議会での追及を避けるために3月の補正予算に上程した狡猾さ、メトロポリタンの長の矜持が露ほどもない。

    100%の人が満足する政策なんてないし、失敗に終わる政策もある。石原都知事は新東京銀行で1,400億円の損失を出したけど、貸し渋りに苦しむ中小企業を支援するという大義があった。小池都知事は公約は何一つ実現できていないし、唯一都民のために働いたことといえば、都立高校跡地を韓国人学校に貸与しなかったことだけ。あとは無能な顧問どもを雇い、オリパラと都政を破壊し、自分は都税をふんだんに使ってタレント気取りで自分PRにいそしんでいる。

    IOCは実は小池知事に早々に見切りをつけていたのではないのでしょうか。