今日から消費税10%へ

皇紀2679年(令和元年)10月1日

 とうとうわが国の内需(景気)をさらに委縮させる効果しかない消費税率の引き上げがまたも断行されました。十%対応に追われた皆さん、本当にお疲れ様です。しばらくは軽減税率をめぐる混乱が続くと予想されますが、その深い恨み、私たち国民の強い怨念を、時の首相をも騙し続けてきた財務省にぶつけましょう。

 いわゆる「駆け込み需要」がなかったということは、その「反動」もなく内需に大きな影響がないのではなく、もはや私たち国民に消費の意欲そのものがないということです。不動産価格の下落も、実は都心の近郊から既に始まっています。

 私の知る限り、学者と政治家の多くが安倍晋三首相に「この機の増税は絶対に危険」と進言しましたし、安倍首相も首を縦に振っていたにもかかわらず、この顛末に至ったのを見て明らかなように、財務省が無理な増税を迫ったのです。経済・財政政策というのは、ほぼ機(タイミング)が命であり、これを誤るとそののち少なくとも三十年にわたって悪影響を及ぼし続けます。

 現下の少子化も、全ては「バブル崩壊」直後の経済政策を誤った、というよりあまりにも何もしなかったことが原因です。自民党が下野した日本新党莫迦騒ぎからの、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が発生した平成七年当時の村山富市反社会的政権という機の悪さは、わが国経済史の中でも特筆すべきでした。

 しかし、それを招いたのは、大蔵(財務)官僚出身で英語が話せる以外の能力など何もなかった宮澤喜一政権の無策です。全ては、わが民族が数を減らすよう仕組まれたかのような財務省の手引きによって、私たち多くの国民は精気まで失いました。

 この機だからこそ、大胆な税制改正(消費税の廃止など)と予算編成を唱える政治家を、私たちの力で活躍させねばならないのです。それが、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)に手を伸ばすような政治家しかほぼ現状このことに言及していないということは、いかに日本保守派が経済・財政政策に背を向け、米国保守派に屈従してきたかを表しています。

 わが国を守ろうという者が、国民の暮らしに無関心でいられることが信じられない。

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 第十一回 救国の提言講演会<東京>が令和元年10月27日(日曜日)午後18時より、文京区シビックセンターでの開催と決まりました。詳細は後日、お知らせします。

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『今日から消費税10%へ』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    消費増税の「悪影響」は既に出ていますよ!

    そもそも、この私自身、まとめ買いは「特売日」以外しないと心に決めましたから(苦笑)

    それから、全国の少なからぬ小売店経営者が「廃業」を決意されているようです。
    私の身近でも、地元で愛された老舗の名店が「廃業」を決められたようで残念でなりません。
    後継者問題などがあったので「この機に・・」ということなのでしょうが、「早まった決断」でないことを祈りたいです。

    しかし、嘆いてもどうしようもありません。
    安倍総理と山口代表が、彼らに引導を渡し、息の根を止めてしまったのですから(憤)

  2. おつかれ48:

    戦時中の軍部が、時をこえて財務省と名前を変えて現在日本を再度敗戦へと導こうとしているように思います。そのエリート意識が、自分たちの間違いを正せないのでしょう。相当手ごわい相手のようですが、所詮は官僚です。日本国民の圧倒的な声にはかなわないでしょうが、そこまでの状況になるには我慢強い日本人が相当我慢した後でないとそうならないのではないでしょうか。その時にはもう日本は終わってしまうかもしれません。どこかに突破口を開ける必要があるように思います。しかしその突破口が大地震や大噴火だったりするのがおちのような気がするのは私だけでしょうか。

  3. 椿:

     >わが国を守ろうという者が、国民の暮らしに無関心でいられることが信じられない。

    本当にね…。自分達官僚の高給の維持には、
    なりふり構わず仕事するくせにね。
    人として本当に卑しく下品な人達です。