カルトを批判するカルト

皇紀2679年(令和元年)10月2日

旧統一協会と関係断て 霊感商法全国弁連 国会議員に要望書

 旧統一協会(家庭連合に改称)による違法な伝道や霊感商法被害の救済に取り組んでいる全国霊感商法対策弁護士連絡会(事務局長・山口広弁護士)は27日、記者会見を開き、全国会議員に対して旧統一協会と関係をもたないことを求める要望書を送付することを明らかにしました…

(日本共産党機関紙「赤旗」)

 この記事の存在自体が「お笑い」です。世界平和統一家庭連合(家庭連合)という名に変えて誤魔化し、私たち国民を何かと騙し続ける旧世界基督教統一神霊協会(統一教会)を、日本共産党の機関紙が批判するという構図は、まさにカルトどうしの潰し合いにしか見えません。

 国際勝共連合という「反共」なだけで保守主義とは全く無関係な統一教会の工作組織がわが国の保守派を没落させ、自民党(特に岸信介政権以降)に深く入り込んでわが国の政治そのものを堕落させました。

 一方、旧帝國大学の時代から保守主義の研究がなく、マルクス主義の研究ばかりが許された「実は大日本帝國時代から延延と左傾化してきた日本」で育った共産党は、のちの中核派や革マル派らから「手ぬるい」と非難されつつも政界で対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)を担ってきたカルトの核です。

 そこへ割り込んだのが創価学会の政治工作部たる公明党であり、長らく政権与党の座を確保してわが国をさらにおかしくしてきました。

 そんな創価学会が何としても欲しがるのは、国土交通相の椅子です。よく「あれはなぜなんですか?」と尋ねられるのですが、恐らく所管の観光関連で中韓にいい顔をしたいのと、主たる理由は基幹業務をめぐる建設会社関連でしょう。カルトの創価と大手土建屋は、東京都新宿区信濃町の現状を見ても今や蜜月関係にあると申してよいのです。

 赤羽一嘉国交相(兵庫二区)は九月二十八日、日比谷公園(千代田区)で開かれた「韓日祝祭ハンマダン(日韓交流祭り)」の挨拶に立ち、「韓国は日本に文化を伝えた恩人のような国」などという近年の科学分野も動員した歴史研究の成果を知らない莫迦な発言をしました。

 稲作も仏教も「南方から」という研究結果が次つぎに発表されているのを、創価だから阿呆なので知らない……といったら怒られそうなので、この人がたまたま阿呆なので知らないのでしょう。あまり学問の世界に口を出して「日本が韓国に文化を伝えた」といい張る気はないですが、口を開けば阿呆なことしかいわないカルトの大臣なんぞ、もういりません。

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『カルトを批判するカルト』に1件のコメント

  1. 読者:

    統一教会も、悪いっちゃ悪いんだろうが、どうも何かにつけてカルト創価学会のスケープゴートにされている印象を個人的には持つな。
    カルト対策を謳っている牧師曰く、
    統一教会なら何とかなるが、創価学会はあまりに巨大すぎて手が出せない。
    血で血を洗う歴史を持たない日本の耶蘇教なんてこんなもんなんだろうな。
    尻尾を巻いて逃げるとはあのことだ(笑)。