文政権の主張は全世界の敵

皇紀2679年(令和元年)9月18日

 阿タンザニア中央銀行が島根県隠岐郡隠岐の島町竹島を「韓国領」と明記した記念硬貨を発行したという韓国の報道は、嘘でした。タンザニア政府が公式に「そのような事実はない」と否定しています。赤化政権下で韓国の報道もとち狂い始めているのでしょうか。

福島第一のトリチウム水にイチャモンをつける韓国は、その8倍以上のトリチウムを日本海に放出

(前略)福島第一原発に貯留されているトリチウム総量は760テラベクレル(2016年3月時点)なので、月城原子力発電所の累積放出量はその約8倍にあたる。しかもその放出先は日本海である。こうした事実をふまえれば、韓国が日本のトリチウムにイチャモンをつける資格など全くない。韓国の科学技術情報通信省の実務レベルの役人はそういう事実関係は承知しているはずだ…

(GEPR|アゴラ研究所)

 国際原子力機関(IAEA)の総会で、韓国の文在寅(北朝鮮工作員)政権が展開した日本批判に対し、わが国代表も精一杯その場ですぐに反論しました。ただ、その代表というのが竹本直一内閣府特命(科学技術政策)担当相であり、あちらの莫迦(文美玉科学技術情報通信部第一次官)とこちらの阿呆の対決という、全く見応えの欠片もない「カスとゴミのトークショー」だったことは、慙愧に耐えません。

 文政権側の主張の莫迦さ加減は、河田東海夫元原子力発電環境整備機構(NUMO)理事の指摘通りでしょう。このような意見は、他の識者からも既に上がっていました。

 つまり、文政権の対日批判をIAEAが支持することは、ほぼ間違いなくありえません。なぜなら、これを支持してしまえば全世界の原発がトリチウム等を海洋放出できなくなるからです。そう、韓国の原発も……。

 目下小泉進次郎環境相が原田義昭前環境相の「海洋放出で希釈するしかない」という発言を全否定していますが、自然の持つ希釈力は計り知れません。これを否定するには、私がかねてから申すように現行軽水炉型原発を全て廃炉にするしかないのです。

 しかし、私たち人類は、この原発という発明に手をかけてしまいました。そして、わが国土の自然を大いに脅かし、先人たちの築いた国土の繁栄を台無しにしたのです。今さら綺麗事をいっても手遅れです。もう一度、自然の力に解決の祈りを捧げるしかありません。その自然への畏怖の念を忘れた所業に対する罰を私たちが改めて受けるとすれば、それはもはや仕方がない(二度と繰り返さない)ことなのです。

 小泉環境相はいわゆる「反原発」派ですが、彼の職責はまずごみの分別の前に、理想と現実の分別をすることであり、理想の実現(全軽水炉の廃炉)を前に現実の問題(原発事故)を処理しなければなりません。東京電力福島第一原発事故を対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)のネタにし続ける文政権下で、韓国の原発は今も放射性汚染水を日本海へ放出しているのです。

 その事実を批判しない「反原発」派にはとても賛同できません。

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『文政権の主張は全世界の敵』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    >東京電力福島第一原発事故を対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)のネタにし続ける文政権下で、韓国の原発は今も放射性汚染水を日本海へ放出している

    極めて理不尽に思いますが、「風評被害」が最も恐ろしいというのは事実です。
    一度「やばい」というイメージが定着してしまうと、それを拭い去るのに何年もかかってしまいます。

    ところで、将来が見通せず「不安」である、或は国家が方針を定めない、或はいまいち信用できない場合、人々は巨額の「設備投資」を躊躇うことがよくありますね。
    それは、農家さんや漁師さんも例外ではないと思うのです。
    例えば、台風被害に関し、「なぜ、農家や漁師は強風や停電に対する備えを怠ったのか?」という批判もあるようですが、そう簡単にはいかない事情もあるのでありましょう。

    不安がいっぱいの不安定な状況下では、人々は勇敢に前進することができません。
    原発も、全廃するにしても、海洋放出するにしても、先を見通さず、場当たり的な対応であってはならないと思います。

  2. きよしこ:

    米国の言われるがままに稼働させ続けた原発の全責任を彼に背負わせるのは酷な話でもありますが、「海洋放出」ぐらい決断できなければ「原発ゼロ」など夢のまた夢でしょう。ここに来て大阪の松井市長が「助け船」を出しました(自民への貸し作り?)が、例えば経済評論家の池田信夫氏が提案するように福島の魚を大阪で買い上げて小泉大臣や松井市長、さらには安倍首相や菅官房長官などがカメラの前で食べてみればよいのです。そうすればこの不毛極まる「処理水騒ぎ」と韓国による一方的な言い掛かりの理不尽さが国民にも知れわたるでしょう。