上級国民が国家を滅ぼす?

皇紀2679年(平成31年)4月27日

娘に準強制性交で起訴の父に無罪 「抵抗不能」認定できず

 平成29年に愛知県内で抵抗できない状態の実の娘=当時(19)=と性交したとして準強制性交罪に問われた男性被告に、名古屋地裁岡崎支部が「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として無罪判決(求刑懲役10年)を…

(産經新聞社)

 二十三日記事の中で少し触れた東京都豊島区東池袋の暴走事故に関連し、犯人が未だ逮捕されない事実をして「上級国民は、人をひき殺しても逮捕もされない」と批判され続けていますが、旧通商産業省の工業技術院程度の元院長が天下った先もクボタであり、そんな老人のどこが「上級国民」だよという話です。

 この十連休、本当に十日間或いはそれに近い日数のお休みが取れる方こそ「上級国民」ですから、どうぞ心を穏やかになさってください。社命あれば出勤し続けねばならない「社畜」「下級国民」の私(ほかにも結構おられますよね、そうですよね)とは違いますから(笑)。

 と申しますのも、暴走事故を起こした飯塚幸三氏が逮捕されない事例は、確かに過去にも似たケースがあり、その司法手続き上の厳然たる理由もあるのですが、神戸市中央区三ノ宮で起きた市営バスの暴走事故で運転手が即逮捕されたことと、どうしても比較されてしまいます。

 以前にも申したことがありますが、法の運用の不公平が国民の間であからさまになったとき、国家の腐敗とその先にある国家の崩壊が始まるのです。

 実は、法の不公平はもっと日常的に発生しており、私も過去にそれを体感させられた一人ですが、今回の事故は二件とも若い二人が殺されています。人の命を奪った事故で、片や逮捕もされずに任意の取り調べを続けるといい、片や即逮捕して強制で取り調べるというのは、明らかに国民の法に対する不信感を招きました。

 その不安は、ともすれば「年を取ってから人をひき殺して入院してしまえば、逮捕されずに済むんだ」という歪んだ国家に成り下がるかもしれないということに対するものです。これこそ警察が懸命の努力で刑法犯の検挙件数を減らし続けてきたにもかかわらず、国家の将来に対する国民的不安が増加し続けている遠因でしょう。

 上記産經新聞社記事にある名古屋地方裁判所岡崎支部の鵜飼祐充裁判長も、よもや「日本は親が子を強姦しても無罪になる国」という誤った認識(祭祀にも反する気持ち悪さ)が広がることへの司法としての危機感が著しく欠落しています。

 監護者性交等罪が新設された刑法改正の立法措置の意義を鑑みれば、事件発生当時の遡及適用は認められないにしても、抗拒不能の認定(親の性暴力に子が抵抗できるか否か)を著しく誤った鵜飼裁判長は、国家の腐敗を促したと断罪せざるをえません(そのくせ教育を目的とした親による有形力の行使=体罰からは子を隔離しろという)。

 ですから私たちみな上級国民!は、このような司法側の不備をもって不良な開き直りをするのではなく、私たち自身がどのような国にしたいのか、どのような国で生きたいと願うのかを改めて考えましょう。

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『上級国民が国家を滅ぼす?』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    「上級」と言えば、これもどうでしょうね。
    もしも、ゴーン氏のような大物でなく、一般の日本国民であったとしても、ここまでの「特別扱い」が許されたでしょうか?

    ゴーン被告、再び保釈 検察側の準抗告棄却で
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190425-00000606-san-soci

    日本人は、羊の様に大人し過ぎるのかも知れません。
    むしろ、フランス人の様に、大声でわめき、狂ったようにデモをやった方が一目置かれるのかも知れません(爆)

    仏ルノー、持ち株会社設立で日産自との経営統合を検討-関係者
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190426-79420109-bloom_st-bus_all

    ご退位とご即位の日は、用事を入れてしまいましたので、当日は、関連する番組をテレビで拝見する事ができず残念です。

    全国の天気予報によると、平成は雨に降られて終わり、令和も太陽の光を遮る曇り空で始まるようです。
    終わりの始まりのような不吉な空模様ではありますが、それでも希望はあるのでしょう。
    何事も、諦めたらそこで試合終了です。

  2. きよしこ:

    飯塚氏の逮捕云々に関しては言及を避けますが、誰もが自動車を運転する(自動車がなければ世の中が回らない)我が国においては超高齢化も加わり普通に生活することさえ綱渡りのようになってきました。誰もが加害者になりうる以上、事件へのやりきれなさや怒りは当然としても再発防止のためにあらゆる角度から策を提案することが急務であり被害者へのせめてもの慰めです。

  3. きよしこ:

    連続でのコメントご容赦ください。スマホの操作を誤り投稿のボタンを押してしまいました。

    ところで、あれだけ財務省のセクハラ騒ぎでMeTooなどと騒いで見せた連中は何故例の「実娘強姦事件」にはダンマリなのですか?追及したところで安倍政権打倒には繋がらないからですかね?とことん見下げ果てた人間のクズたちです。