中国海軍、沖縄と南シナに
五日記事と六日記事で、日中関係の改善などとうたわれている今こそ中共に警戒が必要だと申しましたが、対比される日韓関係の悪化は、それこそ中共が北朝鮮と組んで仕向けたことであり、政府はそれを承知の上で対中外交に一層慎重でなければなりません。
フィリピン(比国)のロドリゴ・ドゥテルテ大統領が「自爆部隊を送るぞ」とまで警告した共産党人民解放軍の動きは、南支那海の旧新南群島(スプラトリー諸島)周辺で激しく、比国領パグアサ島近海に現れた二百七十隻以上もの中共船舶は、漁船のようでありながら漁もせず、民兵が乗船している可能性に触れ、よって比国政府が中共に抗議しました。
一方、時事通信社記事の通り共産党軍海軍の艦船が通過したのは、沖縄本島と宮古島間の海域です。いわゆる「公海上」であることを理由に何度も通過された海域で、しかしながら本当に日中関係がそれほど劇的に(多くの国民がイメージするほど)改善したのなら、他国の海域スレスレのところを海軍艦に黙って何度も通過させたりしません。
中共は、日韓関係の破壊状況をほくそ笑み、米中関係の停滞に対する「保険」をかけながら、今もなおわが国を軍事的に威嚇し、太平洋進出の目的を果たそうと試みているのです。
それに対し、安倍晋三首相が「自衛隊を送るぞ」ということは決してありません。大東亜戦争後の占領統治期以降歴代の首相が誰もそれをいえないのは、現行憲法(占領憲法)を放置してきたからなのですが、試しに比中戦争が勃発するかどうか見ていてください。まず起こりえません。
占領憲法の護憲派は、すぐに「自衛隊を動かせば戦争になる」と我を忘れたふりなのか病気のようにわめき散らしますが、為政者が「自爆部隊を送る」と抗議しても戦争にならないのが現実です。問題なのは、そのように為政者が怒りを示したかどうかであり、わが国の首相は護憲派が怖くて誰もそれをいわないため、中共は何度でも私たち国民を威嚇してきます。
五日記事で申したように「戦争よりもカネ」なのです。カネになる戦争はしますが、中共が亜州近隣で戦争を起こしてほぼ得はありません。だから他国の領土・領海をじわじわと盗みとるという、卑怯卑劣にして非人のごとき二度と目にしたくない所業をあちこちに仕掛けるのです。
韓半島(朝鮮半島)の金正恩朝鮮労働党委員長や文在寅大統領の莫迦面と並べて習近平国家主席がマシに見えている時こそ危険なのであり、中共の共産党がもつ汚い本性を忘れてはなりません。
彼らは、わが国政府が「関係良好」に溺れて対中抗議しにくい状況を作り出してから大いに威嚇し始めます。頭の悪い知事しかいない沖縄県は、ますます危険にさらされると覚悟して私たち国民の注視が必要です。日本国民の目を、案外中共が気にかけてきたことを私たちは知っておくとよいでしょう。
皇紀2679年(平成31年)4月9日 7:05 PM
日本国政府は
「日中関係は改善している」とか
のたまう。
日本のマスメディアはこぞって偏向報道で
日本国民をまどわしている。
日本国政府自体が
実際とは間逆な事を何の意味があって
言い続けているのか?
不思議な安倍政権である。