外国人が住みやすい日本?

皇紀2679年(平成31年)4月2日

 安倍晋三首相は二十九日、人権上極めて問題の多い外国人の「大量輸入」に関する関係閣僚会議の席上、相変わらず人を「人材」と物扱いして「外国人が日本で、そして地方で働いてみたい、住んでみたいと思えるような、また、国民と外国人の双方が尊重しあえる共生社会を実現する」などと述べました。この自身でいっていることが無茶苦茶なことに全く気づいていない無邪気さは、為政者に於いては犯罪です。

 私は、韓国の文在寅(北朝鮮工作員)政権を倒すための国民的呼び掛けとして「韓国人のために」と敢えて申してきた旨は、先日配信記事の通りですが、これはまさに私たち日本人の問題であり、安倍首相に釘を刺さねばならぬのは、外国人がどうのという前に「まず日本人が働きたい、住みやすいと思える国にせよ」ということに尽きます。

 厚生労働省がまとめる国家の一部基幹統計が出鱈目だったと分かり、私たちの賃金も、実は内閣府が発表する国内総生産(GDP)にもかかわる消費も、まるで上がっていないどころか下がっているのです。

 そこへ財務省が消費税率の引き上げに拘泥し、安倍内閣がそれに応じたことがどれほど恐ろしい内需委縮(不景気)をさらに拡大させるか、安倍首相は真剣に考えたことなどないのでしょう。いえ、以前は何度も考えていたはずなのに、ここへきて打つ手がなくなり、統計の出鱈目を放置するに任せて「ありもしない成果」を喧伝したから非難されているのだということを、せめてそれぐらいは為政者として真剣に考えねばなりません。

画像切り貼り「偽サイト」で信用演出 留学詐欺疑惑会社 所在地はマンション 実態なし

日本への留学を希望するベトナム人から学納金をだまし取った疑惑が浮上した都内の「株式会社杉並外国語学院」。学院のホームページ(HP)の内容を調べると、インターネット上から無断盗用した画像や文章で作られた偽サイトであることが分…

(西日本新聞Web)

 大阪市天王寺区の外国語学校でも、多くの被害を受けたのがヴェト・ナム(越国)人であり、東京都杉並区の学校は、もはや存在すらしていませんでした。

 昨年度警察による外国人の刑法犯検挙件数は、国籍別に中共人を抜いて越国人が不名誉な一位を記録してしまいましたが、わが国に越国人を呼び寄せて荒稼ぎし、当然無責任に放り投げて知らん顔なのは中共人でしょう。

 今回の杉並の事件でも、主導しているのは中共人だと分かっています。彼らを締め出すこともできない立法、行政が外国人を「労働力」として物のように輸入すると決めたわけで、入国させられた後の人びとの哀しみや悔しさになど一切関心がないのです。

 中共人に不動産を買い占められても平気、不法行為には法務省入国管理庁(昨日より格上げ)と警察が対応するよう求めながらその予算も人員も大きくは増やさない……。このような政府が人の「働きたい、住みたい」を語ること自体が無自覚なまでに無責任でしかありません。もう本当に政府のしていること自体が犯罪です。

 貧困や格差の問題を語る連中が概して「地球市民」などと「共生社会の実現」を訴え、安倍首相と全くの同類であり、何が「アベ政治を許さない」だか分かりません。だから安倍内閣最大の支持層である保守派は、どんどん安倍首相から離れ始めているのです。

スポンサードリンク

『外国人が住みやすい日本?』に3件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    安倍総理が新元号に『多文化共生』の願いを込めたかどうかはともかくとして、問題の「令和」ですが、日本人の目から見ても、漢字の本場中国人の目から見ても、比較的良いイメージの元号ではないでしょうかね?

    「右傾化」やら「軍国主義」やらからは程遠く、「清らかで麗しく、和やか」といった、何やら乙女チックで‶女子力高め”の印象さえ受けますが、一部の欧米人の目からは「右傾化」著しく、「軍国主義的」に映るようです(苦笑)

    新元号「令和」 欧米メディアは「日本の右傾化」を懸念
    https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20190402-00120638/

    『万葉集』には、防人をはじめ庶民の歌が多数収録されています。
    「名も無き民衆の苦しみ」さえ詠み込まれており、その点では、かなり懐の深い歌集だと思いますよ。

  2. おつかれ48:

    立憲民主党もそれからもう一つ野党の党・・元民主党・・名前が思い出せません、それに他の野党、まあ、維新はとりあえず除くとしても、それぞれ存在している価値がないと思いますが、それに加えて自民党も申し訳ありませんがその役割は終わったと感じます。もう何もしないでもらいたい。ただの経済界・グローバル勢の代弁者であり、説得力を持たない、ただ惰性で政治をしている自民党の面々及び安倍氏のお顔をあまり拝見したくないと最近感じるようになりました。これでも以前は応援していましたが。これは日本人一人一人の責任であり日本人一人一人の総意・意思の表れなんでしょうが、必要な情報が隠されているため誰が本当の敵なのか見誤っているのだと思います。先日、大西つねき氏の書いた「私が総理大臣ならこうする」という本を読んだんですが、私が物事をよく知らないせいか、大変驚き、かつ日本の現状にかなりのやばさを感じました。氏が述べていることに賛否両論あると思いますが、内容の半分に八掛けしたとしても、自民党&安倍氏ではどうにもなりません。また、数少ない私が読んだほかの人の書物例えば馬渕睦夫氏が述べていることにも符号する部分が多く、まんざら嘘ではないと思いました。日本人はもう覚悟が必要です。このまま黙って日本をお安く全部切り売りして外国人に貢ぐか、それとも戦うか。

  3. miku:

    元々自民党の支持率が高く見えるのは、悪夢の民主党政権には戻せないという苦渋の選択からでした。しかし、今後は変わります。台風の目となるのは、46人もの候補者を立てた「NHKから国民を守る党」でしょう。候補者の中には?という素性の人もいますが、それでもNHKを本当に潰してくれるなら、野党よりはずっとマシです。もはや自民党しか選択肢がない時代は終わりました。
    桜井誠の「日本第一党」があり、三橋貴明氏が今後立ち上げる政策団体は、消費増税に明確に反対し、デフレ脱却を目指す日本最高の頭脳集団ですから、財務省の役人による「洗脳」が効きません。この三橋新党は自民党をも倒す可能性があります。