危機的?な台湾統一地方選

皇紀2678年(平成30年)11月24日

 七年後の万国博覧会開催地が大阪市に決定しました。おめでとうございます。はっきり申し上げて露国のエカテリンブルグの国際的知名度にはかなわないと思っていましたが、私たちにしてみれば「やっぱり万博といえば大阪」ですし、東京五輪夏季大会の直前に失速するであろうわが国経済をもう一つ引っ張り上げる国際イベントを手に入れたインパクトは大きいでしょう。

 それにしましても、前回の丹下健三先生に対する岡本太郎先生のような存在が極めて貴重だったわけですが、今回はどなたが……。草間彌生先生?

 体制側の丹下先生に反体制的な岡本先生の「太陽の塔」がその屋根を突き破り、今や丹下先生の作品は会場跡に一つも残っていません。鉄鋼館は前川國男先生のデザインです。芸術とはそういうものであり、今回も後世に残るものを作っていただきたいと思います。

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 本日は、以下の通り講演会が開かれます。皆さんのご参集を衷心よりお待ちしています。

■第10回 救国の提言講演会<関西>■
 「日本の労働環境が危ない~関西生コン日教組、アベノミクスの新展開」
 今回は特に、連帯ユニオン関西生コン支部を追い続けた気鋭のジャーナリスト・渡邊臥龍氏をお招きし、労働組合とは名ばかりの恐るべき実態に迫ります!
 日 時 11月24日(土曜日)18:30-20:30
 場 所 神戸市勤労会館3階(地図は施設概要を参照)
 講 演 渡邊臥龍(牢人新聞社主幹 元衆議院議員秘書)
     遠藤健太郎(一般社団法人日本政策協会理事長)
 参加費 1,000円(資料代・お茶代・お茶菓子代込み)
 申込み 毎回神戸での講演会は前日までに満席となりますが、今回は数席の余裕がございます。

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 さて、表題の件。本日は、臺灣の統一地方選挙の投開票日です。ただ、既に臺灣で報じられている通り蔡英文総統率いる与党民主進歩党が苦戦を強いられています。

 先日の米中間選挙(連邦議会上下両院議員選挙)でも中共の共産党による不当介入が噂されましたが、臺灣ではもっと濃厚です。蔡総統が「インターネットなどを通じて介入されている」と訴えていますが、それでも支持率が劇的に上昇することのないよう抑え込まれており、強いはずの南部・高雄市でさえ野党国民党候補に負けそうです。

 下手をしますと今回の選挙が臺灣の運命を決めてしまうかもしれず、と申しますのもこれで民主進歩党が瓦解を始めれば、次期総統選挙で国民党候補がまたも圧勝することになり、共産党人民解放軍に銃口を向けられている状況に対して抵抗する「右傾化」ではなく屈服してしまう「左傾化」に拍車がかかるかもしれません。左翼政党の瓦解で左傾化するというのは、実に皮肉なものです。

 本来であれば日台米の連携ができれば東亜の諸問題に(対処の機会も増えるが)立ち向かいやすいのですが、現状はそうもいかず、日台草の根の交流を通じて「加油!民主進步黨!」と伝えてきました。

 わが国では全く報じられませんが、皆さんも少し注目してください。

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『危機的?な台湾統一地方選』に1件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    大阪万博に関しては、「万博は五輪と違ってボロ儲けが可能」とか「首都圏一極集中の解消に役立つ」という意見があるようですね。
    私は経済音痴なのでよく分かりませんが、儲かるならばよい事かも知れません。

    しかし喧伝される「首都圏一極集中」ですが、正直実感は全くありません。
    首都圏(関東+山梨県)の大半の地域が、少子高齢化や人口減少(流出)、財政難に苦しんでいると思います。
    「外国人の激増」はともかくとして。

    市長選で与党が負けた千葉県の君津市も、少子高齢化や人口流出に歯止めがかからないとう問題を抱えているようです。
    恐らく、近所の木更津市に移住する人も多いのでしょう。

    沖縄の「自公必勝パターン」粉砕が全国の地方選に波及か
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239686/1

    「保守分裂選挙」という事実はともかくとして、「保守王国」での敗北だったので注目が集まったようです。

    実際、私の地元でも「みんなどこへ行ってしまったのか?」と思っていたら、すぐ近所の市に移住していたという笑えない事実があります。
    結局のところ、都市部へのアクセスが容易で、働きやすく、子育てしやすく、介護しやすい一部の自治体に移住者が集中するようです。