中国出て行け!太平洋諸島

皇紀2678年(平成30年)9月9日

太平洋諸島フォーラム閉幕 「中国念頭に安保協力」

太平洋の島国ナウルで開かれていたオセアニアの地域協力機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」の年次総会は5日、この地域で影響力を高める中国を念頭に「地域の安全保障協力と集団行動の強化」で合意し、共同…

(産經新聞社)

 昨日記事で「台湾の心」に触れましたが、北朝鮮の「旧ソヴィエト連邦共産党製独裁体制の確立から七十年だか何だか」よりも共産党人民解放軍による台湾金門島砲撃から本年で六十年になることを取り上げたいと思います。

 これは俗に「金門砲戦」と呼ばれますが、昭和三十三年八月二十三日から十月五日までの四十四日間で、何と四十七万発もの汚い共産党軍の砲弾が金門県に降り注ぎ、台湾人将兵四百五十六人と多くの民間人が殺されました。

 台湾の陸軍金門防衛指揮部は七日午前、地元の人びと約百人が見守る中、中共の共産党軍による侵攻を想定した射撃演習を行っています。つまり、中共福建省に最も近い金門県の緊張は、決して六十年前に終わったことではないのです。

 何度でも申しますが習近平体制は、ここへきて台湾を「中共の一部」として扱うよう世界各国のありとあらゆる機関、法人を脅迫して回っています。わが国の航空各社もやられました。

 中共がいかに太平洋を侵略しようと企んでいるかは明白であり、たとえ何十年をかけてでもやり遂げることが彼らならではの考え方です。わが国に対しても、仮に百年かかっても日本人を「多様性(ダイバーシティ)」「地球市民」などといった軽薄な用語で洗脳し、気づけば中共人だらけの国にしたところでさらりと乗っ取るという構想でしょう。

 太平洋諸島フォーラム(PIF)の首脳会議でも、こんな中共に対する危機感が溢れました。洋上の小国は、あっという間に「借金漬け(対中債務の増加)」にされて乗っ取られてしまう、と。

 しかも英連邦の豪州と新州はともかく、PIFのうちほかに軍を持つのは、フィジーとトンガ、パプア・ニューギニアのわずか三か国であり、その規模も極めて小さなものです。太平洋防衛を日米が担うとすれば、PIFと日米の連携が不可欠です。

 今回の首脳会議では、対話国として強引に参加してきた中共代表団に対し、開催国のナウルが入国拒否したり、これが失敗すれば今度は発言拒否で対抗したようで、厚かましい中共代表団が勝手に怒って席を立つ場面も見られました。

 わが国も台湾も、太平洋の諸国も皆、本能的に中共の共産党軍を脅威に感じています。そのやり方の強引さ、汚さが明らかだからです。大陸的な時間軸で物事を進める感覚を持ちながら、全てがずさんというところに中共の致命的欠点があります。

 私たちが力を合わせて中共の謀略を封じられるよう、太平洋の平和を守るよう情報を共有してまいりましょう。

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『中国出て行け!太平洋諸島』に4件のコメント

  1. 奈々子:

    米国務省が7日、台湾との断交に踏み切った中米カリブ地域の3カ国、ドミニカ、エルサルバドル、パナマに赴任する米大使や代理大使を本国に召還したようですね。既にこの3カ国は中国から資金を得ているかインフラ整備の約束をされてるのでしょう。

    我が国の石油タンカーのシーレーンに面する国スリランカは借金を返さないならと言う常套手段で港湾が中国の手に落ちました。暫く前に政府はスリランカに中古の巡視艇を供与したと言う記事を読みましたが、それくらいでは無理です❗日本はアメリカと足並み揃えて強固な態度と軍事力で太平洋と周辺国を中国の蛮威から守らねばなりません。

    それなのにまだ憲法改正さえ出来ていない。マスゴミや野党とこの国に巣食う特ア民族が妨害阻止の為にまた騒ぎ始め、このままではいつのことになるのか分かりません。日本に不必要で日本を害することだけしている人達を本国に国に送り返す策を政府は真剣に講じなければなりません。もうそこまで来ていると思います。他の外国人と同じようにしていれば日本人から、これほどまでに敵意を持たれなかったのですから。

  2. 奈々子:

    訂正
    召還した→召還を発表した
    m(_ _)m

  3. やす:

    支那は寄生虫なので早めの駆除が一番なのですが、その寄生虫に栄養を与え続け増殖させてきたのは日本であり、その最大のキッカケは日支国交正常化だったのは間違いありません
    そのために台湾と断交するなどという前代未聞のことをし、その台湾にはいろいろと助けられ、国交を結んだ支那にはやりたい放題やられている状況は皮肉を通り越して莫迦だとしか思えません
    戦前から日本は本当の敵を見誤って様々な外交の失敗を繰り返してきた歴史をいい加減反省し、もう支那相手にどうすればいいかなんて子供でも分かる簡単な話で、各国の支那出ていけの姿勢は正しいです
    問題は日本にそれができるかどうかが問題で、石破幹事長もそうですが、支那利権にズブズブの政治家は少なくありませんし、そういうのは工作員として直ちに処罰していかないと寄生虫の浸食はどんどん広がるだけです
    真珠湾を忘れるなではありませんが、我々は通州事件を忘れるなを言い続け、絶対に支那の悪行の歴史を許さないという姿勢を支那がなくなるまで持ち続けていく必要があると思います
    それぐらいしないと中々支那を敵として認識し戦う姿勢を持つことはできないです

  4. 心配性@我は蛮夷なり:

    >日本人を「多様性(ダイバーシティ)」「地球市民」などといった軽薄な用語で洗脳し、気づけば中共人だらけの国にしたところでさらりと乗っ取るという構想でしょう。

    小池百合子都知事も東京で「ダイバーシティ」を実現すると言ってましたね。
    もしかしたら、国際都市ニューヨークをイメージしているのかも知れません。

    確かに東京は、江戸時代より前までは、人口も少なく、湿地や田畑が広がる関東のど田舎でした。
    家康の繰り広げた大土木工事によって全国から労働者をはじめとする雑多な人々が集まり、立派な城下町に発展したわけですから、最初から群を抜いて「多様性」に富んでいたとは言えます。
    関西出身だろうが東北出身だろうが、同じ日本人どうしだからそのうち仲良くなって、「三代住んだら江戸っ子よ!」と言っていたわけです。

    しかし、「多様性」と言ってもそれは「出身地」の多様性に過ぎません。
    21世紀になって、突如NYのような「人種のるつぼ」を目指すとしたら、別次元の話であり、けっこう難しくないですかね?