闘う準備をして反戦を誓う

皇紀2678年(平成30年)5月6日

次期戦闘機、F22主体 ロッキードが日本に打診(写真=ロイター)

 2030年をメドに導入する次期主力戦闘機(FX)について、米ロッキード・マーチンが世界最強と称されるF22とF35の混合型の開発を日本政府に打診したことが分かった。「門外不出」とされたF22の技術を

(日本経済新聞 電子版)

 三日の「屈辱の日」に、旧独ナチス党のアドルフ・ヒトラー元総統を模した安倍晋三首相の画像をスクリーンに映した「憲法記念日集会」(群馬県高崎市)のことが話題になりましたが、これほど大東亜戦争の結果に打ちひしがれて魂まで奪われた国民は、他にいないでしょう。

 この約七十年の現状を全く知らない欧州各国(特に独仏英蘭)の報道権力は、対日ヘイトスピーチ(反日)に心を奪われて「日本は過去の蛮行を反省しない」などと最近再び激しく書き立てています。

 中韓の汚い言葉とカネにまみれた対日ヘイトスピーカー(日本人差別主義者)に騙されて、私たち日本国民が現行憲法(占領憲法)のまま「日本は悪いことをした国」「二度と戦争をしない」とさんざんいい続けきたことを全く調べようともしないのです。

 しかしながら私は、後者の「二度と戦争をしない」には賛成してきました。いわゆる「反戦非核論者」です。祭祀に基づけば当然の考えだと思っています。これが「皇の国」たるわが国のあるべき保守の姿と、欧米の保守主義者(基督教原理主義者)との決定的な違いである、と。絶対権力者の皇帝と天皇陛下の違いが英語(Emperor)では分からないので、先帝陛下の戦争責任論まで浮上しました。

 そこで申したいのは、人は常に自らの生命を守るために闘う準備をしながら、闘わずに済む方法を考えるものである、と。

 戦争を否定することを是として、闘う準備すらしないのは、単に戦えないから逃げるというだけです。そのことが「ナントカ集会」に参加するような人たちは全く分かっていません。役者としては優れた宝田明さんも、ご自身の戦争体験に囚われて逃げることしか頭にないのです。

 追われる子供たちはどうなりますか? 逃げる大人は卑怯ではありませんか? 卑怯でも生き延びればどうにかなるかもしれませんが、逃げる人間を追いかけてでも殺しに来る国から地球の果てまで追い詰められて、崖っぷちで死ぬ間際に私たちはどんな涙を流すのでしょうか。

 私たちは一体、何を悔いてきたのか。何を省みたというのか、と。

 そのようなことを考えたこともない日本国民がひたすら逃げて、私たちを追い立てるヘイトスピーカーと並んで同じに呪いの言葉を発しています。それが毎年五月三日の屈辱の日なのです。

 北朝鮮が融和に転じたならば戦闘機なんぞいらないと思うかもしれませんが、米国の貿易問題との絡みや占領憲法問題、日米安全保障条約という欺瞞に満ちた「在日米軍基地提供条約」のせいで真の日米同盟とはならない問題など、直視すべき現実を前に韓半島(朝鮮半島)が全土北朝鮮化する(融和は嘘)なら戦闘機は絶対に必要です。

 皆さんは連休の終盤に至り、かえってお疲れかもしれませんが、少し考えていただきたいのです。

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『闘う準備をして反戦を誓う』に4件のコメント

  1. 奈々子:

    吉田首相の仰った「平和の時に戦争を思え」ですね。平和は我が国を狙う、侵略をの意図を持つ他国を凌駕する軍事力を持つことによって保たれます。そんなこと世界の常識です。9条で平和が保障されるなら、他の国も競って9条を掲げようとする筈です。

    二度と他国に我が国を侵略され国土を蹂躙させ為す術もなく果てて逝かれた先人方の屈辱を繰り返してはなりません。

  2. きよしこ:

    なるほど我々世代はもちろん戦争体験が無いし、貧困や飢餓を経験していないので、そのような差異化に見舞われた方々の言うことをきちんと聞かなければならないという理屈は理解できなくもありません。しかし、ならばこそ下品なコラージュを作って狂喜する「老害」を糾弾する権利も認められてしかるべきです。戦う準備すら否定されることはもちろん、なぜその当時に生まれていたわけでもない我々が「日本は戦時中に悪いことをしたので永遠に戦勝国に隷属しなければならない」という呪縛に縛られなければならないのでしょう。はっきりと申し上げて宝田氏の俳優としての功績なんぞ、後世に生きる我々にとっては文字通り糞の役にも立ちません。戦勝国と共に我が国と子孫を呪った国賊としての醜い姿が永遠に残るだけです。批判も承知で言いますが、一刻も早くくたばっていただきたい。

  3. やす:

    宝田明氏について以前速度違反を起こした後の記者会見で「事故を起こした訳ではない 誰にも迷惑かけていない」と全然反省していない態度を示していたのを見て「頭がおかしい人」という印象をずっともっていましたが、要するにこういう似非平和主義者というのは想像力が欠落しているから、先を見て今何をするべきかという考え自体がないんだと思います
    速度違反があるのは速度に比例して事故率が高まるからで、安全のための抑止として速度違反を儲けているのと同じ理屈で、国の安全のために国防力を強化するという当たり前の理屈がどうしても理解できない或いは理解させると工作員にとって都合が悪いから、ありもしない日本の戦争責任に問題をすり替えているだけであることはネットの普及で今は多くの国民の知る所となっているのは間違いありません
    とは言ってもいくら国民の多くが覚醒してもそれが政治に反映しされなければ意味がなく、どうしてここまで政治が腐ってしまったのかといつも考えるのですが、もちろんGHQの洗脳工作があったとしても、それだけではなく、いつも批判している明治維新に全ての原因があったと私は思ってます
    実は官軍教育として無駄に美化されている明治維新という形で洗脳工作は薩長政権もやっていることで、今でも続く薩長政権の目的は政権の私物化であり、大東亜戦争の敗北で今度は洗脳される側に立たされたことは因果としか思えませんが、安倍総理を見ても分かるように暴力革命で徳川から政権を奪った薩長政権から暴力性を奪ったらどうなるかの結果が、今の腐敗しきった政治家によ~く表れています
    真の日本の独立のためには、国民一人一人がこれからの日本という青写真を描き、その中から政治家を輩出していくしかないと思います
    残念ながら今の政党に期待しても無駄です
    150年越しの青写真を今こそ描くときにきていると私は思います

    余談ですが、宝田明氏と言えばゴジラ映画が有名ですが、今考えるとゴジラ映画は核廃絶を歌ったプロパガンダ映画だったのかなという思いで、当時はかなり酷評された映画でしたが、もしかしたら当時の人の見方の方が正しかったのかもしれません
    個人的に最高傑作とされる初代ゴジラはあまり見ない方がいいと私は考えています

  4. 心配性:

    仮に、昭和天皇をギロチンにかけ、皇室を廃し、明治から敗戦までの(技術革新や文化を含めて)「戦前」の歴史を全否定すれば、日本は「素晴らしい民主的な国だ!」と国際社会から褒められたのでしょうか?

    昭和天皇が、本当の意味で、どれほどの「政治的影響力」をお持ちだったかは分かりませんが、「敗戦国」の王様を片っ端から処刑していたら、今頃、世界中から「王室」が消えていたでしょう。