中国に裏切られた豪州首相

皇紀2678年(平成30年)1月19日

中国、「列島線突破巡航」訓練本格化 「日本列島を一周する訓練を始める危険性も」

北朝鮮の「核・ミサイル」が世界的脅威となるなか、アジア各地での領土的野心を隠そうとしない中国への警戒も緩めてはならない。中国空軍は昨年12月、戦闘機による日本海…

(産経ニュース)

 豪州のマルコム・ターンブル首相が昨日、来日して日豪首脳会談を開きましたが、豪自由党内で裏切り工作を仕掛け、トニー・アボット前首相を辞任に追い込み、自らその地位を奪った当初は、それまでの親日政策を否定して中共共産党へすり寄りました。当時の平成二十七年九月二十日記事でも取り上げています。

 ところがターンブル首相はその後、つぎつぎと中共にはしごを外され、と申すよりもむしろ豪州国内で中共共産党の影響力を危険視する声が報道各社からも上がり、「中共のいいなり」と指摘された野党労働党のサム・ダスティアリ上院副議長が辞任しました。豪中関係は目下、最悪です。

 そこで私たちを裏切ろうとしたターンブル首相は、急激に親日へ舵を切ったようなのですが、その背景には、米豪関係も最悪というもう一つの懸念があります。ターンブル首相との電話会談後に彼を指して「最悪だった」とののしったドナルド・トランプ大統領の就任以来、米国の駐豪大使は(前大使の帰任は就任前ですが)未だ空席のままです。

 アボット前首相を引きずり降ろしてまで中共へすり寄ったターンブル首相。「北朝鮮の政治家」を自称して朴槿恵前大統領を犯罪者にまで仕立て上げ、その座を奪った文在寅大統領。この二人を見ていると、まさに「売国の罪の重さ」を新たにします。二人とも結局、国を売った相手に苦しめられているのではありませんか。

 中共共産党がいかなる代物か、私たちは改めて知らねばなりません。中共との経済関係を濃密にしようとした(できると思った)元実業家のターンブル首相の思惑は外れ、私たちも「日中友好」をうわの空で口にしながら気がつけば周辺海域を共産党人民解放軍に取り囲まれています。戦闘機や潜水艦が近づいてきているのです。

 世界各国の為政者は、ターンブル首相のこの侮様な姿を見なければいけません。そして、中共共産党の脅威に気づいた豪州の大学生たちから勇気をもらい、わが国の「甘っちょろい」言論を正さなくてはならないのです。一体何人の国会議員を辞任させなければならないものでしょうか。

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『中国に裏切られた豪州首相』に2件のコメント

  1. 心配性:

    日本にとっても、中国にとっても、ミャンマーとの関係は重要だと思いますが、どうなるでしょうね、ロヒンギャ問題。

    日本は、ロヒンギャの人々の帰国とその後の生活に対し、大金を以て支援するようですが、少なからぬロヒンギャの人々が「帰りたくない」と怯えているでしょうし、ミャンマーの仏教徒たちは「ロヒンギャは出て行くべきだ。顔も見たくない」と考えているでしょう。
    色々と難しそうですね。

    半島有事の際は、当然の様に大量の難民を受け入れて定住を促進する構えに見える日本政府ですが、朝鮮半島の人々だけは常に別格の扱いがなされ、なぜか依怙贔屓されているという事でもありましょう。

    ところで、文在寅大統領がどの様な思考回路の人なのか、いまいち分からないでいたのですが、思い起こせば、盧武鉉政権時代、韓国では官民挙げての「歴史戦」や「情報戦」が行われ、日本の文化や歴史や伝統を無理やり「韓国起源」にして世界宣伝する動きに対して、日本側でも、「ウリジナル」という言葉が定着しつつあったように思います。

    研究者らに対する弾圧は文政権に始まった事はないですが、韓国側の、日本の歴史教科書の記述に対する「修正要求」は、「慰安婦問題」に限らず、古墳時代など古代史にまで及んでいるようですね。

    昨年韓国メディアの報道をご紹介しましたが、日本の教科書は捏造が多くてけしからんと、「伽耶帝国と大和政権」に関する記述も(韓国側の納得がいくものではなく)問題であると日本側に文句を言っているが上手く行っていないという内容でした。
    朝鮮半島南端の「伽耶諸国」の事を言っているのでしょうが、さすがに「伽耶帝国」とは大袈裟過ぎると感じました。
    今どうなっているのでしょうね。

  2. やす:

    私が思うに支那は一言で言えば「詐欺師」が国家を名乗って市場を牛耳っているようなものではないですかね
    だから真実は何一つありませんし一番恐ろしいのは文化大革命に代表される事件を見れば分かる通り命に対する価値観が恐ろしいほど軽いことですね
    その支那に日本人もチベット人も大勢虐殺され、チベットに至っては民族浄化により純粋なチベット人が三割しかいないという考えただけでもゾッとするようなことを平気でやるのが支那です
    そんな国と友好関係を持とうなんて考える時点で悪魔に魂を売るも同然でターンブル首相は自業自得であり支那と関わって良いことなんて何一つありません
    ただ困ったことに情報戦にだけは優れているので、それに騙されている有識者が非常に多いのも事実で、ほっとけばいいのに自分たちで勝手に支那への妄想を膨らませて日本への危機を煽る莫迦が後を絶ちません
    支那が偉大な国として騙せていたのはアヘン戦争までで、昔から支那人は「嘘つきのヘタレ」でしかなかったのが大昔にバレていたんですよ
    だから支那人は無視するのが一番で、何かちょっかいを出して来たら全力で反撃すれば済む話です
    日本が反撃しないから尖閣に来たり領空侵犯されたりするだけで、彼らは様子を見ながら徐々に嫌がらせを拡大させていく実にイヤらしい民族なんです
    支那人の弱点は精神が弱いことで、南京陥落の時も旧日本軍が攻めてくると分かった時点で当時の蒋介石率いる国民党軍は尻尾を巻いて逃げ出しました
    支那に騙されないためには真実の近現代史を学ぶのが一番だと思いますね
    近現代史はある意味欧米と支那の犯罪史と言えるかもしれません