あの報告書と文政権の目的

皇紀2677年(平成29年)12月28日

【永田町・霞が関インサイド】トランプ氏、1・9武力行使の情報 官邸筋ひそかに警告「駐在員は順次帰国を」

ドナルド・トランプ米大統領は18日、ワシントン市内の連邦政府建物ドナルド・レーガン・ビルディングで演説し、米国の安全保障政策の指針「国家安全保障戦略」を発表した…

(zakzak)

 あくまでジャーナリストの歳川隆雄氏の執筆によるものという形で、夕刊フジ(産經新聞社)が思い切ったようです。私も何度かここで「米朝衝突目前」とは申してきましたが、平成三十年一月九日という日付は、それこそあくまで噂の域を出ておらず、現時点では「私もそう聞いている」とはまだ申せません。

 ただ、いち早く安倍晋三首相の平昌冬季五輪大会開会式出席はないだろうと申してきた通り首相官邸は、やはり出席しない方針をほぼ固めました。

 もし一月九日に米朝衝突となれば、果たして平昌五輪は開かれるでしょうか。本当にこの日付で正しければ官邸は、どうせ出席できなくなると見越して「出席する方向で検討」というはずです。それでも最初から出席しない態度を明らかにするということは、ともすればこの日付が正確でない可能性もあります。

 しかし、出席しない最大の理由は、一昨年末のいわゆる「日韓合意」に対する文在寅大統領(北朝鮮工作員)の態度にあり、私が全く言及してこなかった外交部長官直属のタスクフォース(作業部会)の合意に関する報告書が昨日、発表されました。

 なぜ注目に値しなかったかと申しますと、この作業部会の持つ性格は、単に朴槿恵前政権そのものを徹底的に否定するためのものでしかないと分かっていたからです。よって報告書にも、わが国政府を非難するような記述はありません。

 文政権が北朝鮮指令に従い、全力で朴前大統領の存在を否定した副作用は、国家間の非公表合意文書をたったの二年で公開してしまうという、国際社会に於ける韓国への致命的不信を招く前例を作ってしまったことです。

 私は合意発表の前日、動画で「どうせ韓国が掌返しをすることを見越している」というようなことを申しましたが文政権は、想定以上の盛大な掌返しで「もう二度と国際社会で相手にされない韓国」へまっしぐらに堕ちていきました。

 わが国側が韓国人妓生像(俗称=慰安婦像、もともとは反米少女像)をあちこちに設置させない、また「性奴隷」という奇天烈な表現を二度と用いないよう約束させたことも公開され、これらを朴前大統領への非難材料にしようという文政権の必死の底意が見えます。

 ところが、目下韓国は、平昌五輪にも日韓合意にも国民的関心は寄せられておらず、むしろもう一人の北朝鮮工作員である任鍾晳大統領秘書室長のアラブ首長国連邦(UAE)訪問をめぐる疑惑など、文政権の運営自体に対する国民的不信と不満が増幅し始めており、連日の報道をにぎわせているのです。

 米朝衝突となれば文大統領は終わりですが、それを待たずとも彼こそ独房に放り込まれる日のほうが近いかもしれません。

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『あの報告書と文政権の目的』に1件のコメント

  1. 心配性:

    とりあえず、最大多数派だったと思われる、日本人元慰安婦への速やかなる補償をお願いしたいです。(内外の自称「人権派」にそうした意識があればよいのですが。)

    それから、内外のリベラルメディアには、世界中に存在した「慰安婦問題」についても、同様に論じていただきたいと思います。

    それから、戦勝国の兵士や朝鮮半島の人々が、日本女性に対して振るった性的暴力についても謝罪と賠償を求めます。

    くどいようですが、「女性の人権」に関しては、戦争に勝った、負けたは、全く関係がありませんし、「敗戦国」の女性は、欧米やソ連兵の「戦利品」ではありません。

    釜山国際映画祭、国民党の慰安婦描く「軍中楽園」がオープニング作品―中国メディア
    http://www.recordchina.co.jp/b94042-s0-c70.html

    ハート出版、「朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実―文化人類学者が読み解く『慰安所日記』」を刊行
    http://www.zaikei.co.jp/releases/558001/

    闇に葬られる終戦後の日本女性の悲劇・・・二日市保養所など
    http://toriton.blog2.fc2.com/blog-entry-2455.html