七月末~八月初旬内閣改造

皇紀2677年(平成29年)6月24日

 小林麻央さんが亡くなったという報道が駆け巡った昨日、やはり文部科学省の前川喜平前事務次官が再び記者会見を開きました。ニュース価値が著しく下がり、もうこの人には何の「運」もないのだろうと思います。

 小林さんといえば、私はかつて市川海老蔵さんのことが嫌いで、小林姉妹も好きになれませんでしたが、麻央さんと海老蔵さんが結婚し、お子さんが生まれてから(お父様の市川團十郎さんが亡くなったこともあって)明らかに海老蔵さんが変わったと感じ、以来嫌いではなくなりました。

 このようなことを申すといけないかもしれませんが、私には麻央さんが海老蔵さんの全ての「業」を背負われた結果だったように見えます。先月、ご自宅での療養に切り替えると報じられた際、恐らくもう駄目だとは感じていましたが、麻央さんはこうして、海老蔵さんと二人のお子さんの女神になられたのだと思います。海老蔵さんはこれから、もっといい役者になるでしょう。

 私は毎朝、東の方向に遥拝し、簡素ながら神棚に柏手を打って頭を垂れ、植物に水をやるのですが、先日は簡単に水耕の再生栽培ができる豆苗を摘んで、早速ごま油で炒めておいしくいただきました。

 なぜいきなりこのようなことをと申しますと、「祭祀」と一言で申しますが、祖先祭祀や自然祭祀……そもそも生命の営みは人知(理性で考えつく限り)を超えており、家族と家族のつながりに感謝し植樹活動に励んだという麻央さんが実はとてつもない力を持った女性だったのではないかと、ふと感じたからです。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 さて、下じものくだらない営みに目を向けますと、前川前次官はともかく、第三次安倍内閣の内閣改造が早まるようです。東京都議会議員選挙を終えてから七月下旬より八月上旬までに決行し、人心一新を目指します。

 以前にも申しましたが、もし安倍内閣を倒すのであれば、目下省庁と報道、野党、似非保守、反日工作員が入り乱れた姑息な工作によってではなく、安倍晋三首相が手をかけてしまう間違った政策を批判して引きずりおろそうではありませんか。工作員に「この手でいつでも日本を混乱させられる」と思わせることは決してありません。

 それに、わが国政治の問題は、いかにも「臭い物に蓋をする」類いの手法に終始し、法治を建前にする人治主義的な官僚主導に堕ちていることでしょう。これこそが現行憲法(占領憲法)がそのままになっている最大の原因であり、それに気づかずいくら憲法問題を提起しても、莫迦な負け犬の遠吠えにしかならないのです。

 よって政治主導を全否定する形で安倍内閣が倒れたあとは焼け野原だと申したのであり、文科省内の醜悪な争いも、財務省が平気で民意を握りつぶそうとすることも、経済産業省が首相官邸との関係を誇示して粗い仕事ぶりを全開にしていることも、安倍内閣とともに消え去るのではなく安倍内閣だけが消えて結局は続きます。

 これは理性による革命と同じです。安倍内閣を倒すことだけに執着して何も得られないのであり、例えば「皇室を愚弄したから退陣せよ」ということでなければなりません。少なくとも目下の三流以下の騒動で内閣が倒れるという前例を作っていいはずがないのです。

 テレビ報道や新聞報道、はたまたインターネット上の印象操作に負けない国民は、ますます増えています。私もあなたもしっかりしましょう。

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『七月末~八月初旬内閣改造』に4件のコメント

  1. きよしこ:

    私も市川海老蔵さんや小林姉妹に対する認識は先生とほぼ同じで、海老蔵さんは出演するドラマや映画が悉く駄作続きであったことに加え、女性関係や暴行事件などで世間を騒がせ、「歌舞伎役者」のイメージを一人で失墜させたため、顔も見たくない芸能人の上位に来る人でした。正直に申し上げれば、結婚が決まった時も全く祝福する気になれず「どうせ不倫するんだろう」と思っていましたが、やはり子供(特に長男)の誕生が全てを変えたのだと思います。

    私は幸い両親が健在ですし、子供を持つことを望んでいないのですが、「父の遺志を継ぐ」「我が子と同じ舞台に立つ」という明確な目標が一人の人間に劇的な変化を起こすも十分に理解できます。また、愛妻との早すぎる別れも彼の「反骨心」に火をつけ、歌舞伎役者としての飛躍をもたらすでしょう。いずれにせよ、一番大事な人を亡くした次の日に舞台に立ち仕事を全うしたことに心から敬意を表したいです。

    そして麻央さんはバラエティ番組のレギュラーだった頃から「自分とは一生縁のないタイプの人だな」と思っていました。上品でお綺麗なのですが、あまり冗談が好きそうではなく、いわゆる「下ネタ」も露骨に嫌悪しそうな(下ネタ好きな私も悪いのですが)感じがどうもわざとらしく「カマトトぶってる」気がしていたのです。しかし、結婚後はもちろん、病を得てからも取り乱すことなく様々な不安を抱えながら健気にブログで自らを「晒し」続けた姿勢は頭が下がる思いです。ブログに「笑顔で写真を撮ることはリハビリでもあります」と書かれていたとニュースで見た時、こらえきれず涙しました。あと数年もすれば海老蔵さんが長男と一緒に舞台に立つ映像が流れることになると思いますが、その時に私たちは最後まで「病から逃げなかった」麻央さんを思い出し「命を繋ぐ」ことの尊さに気が付くのかもしれません。

  2. やす:

    小林真央さんの訃報は本当にビックリしました
    ご冥福をお祈りします
    最初二人が結婚した時は、あまりに不釣合いに見えて大丈夫なのかなと思って見ていましたが、今思うと真央さんの方が一生懸命海老蔵に合わせようと無理しすぎたために寿命を縮めてしまったのかなと思います

    都議選目的で出してきた豊田議員問題 そして加計問題森友問題 なんとしても安部政権の支持率低下目的でなりふり構わず工作を仕掛けてくる何の生産性もない卑劣なやり方で、安部倒閣を実現しても、国民のためにはなりませんし、かえって悪くなるだけです
    素人考えかもしれませんが、こういう問題が起きる根本は今の議会制民主主義と資本主義にあり、こういう西洋的なやり方は日本に合わないことからきていると思うんですよね
    議会制民主主義は国民が賢くないと機能しないものですが、そうではない国民の方が多い中、そうした中でいかに票を集めて選挙を通るかとか、自由競争においていかに他を出し抜いて利益を上げるかとか、そうした状況の中で生きているとどうしても打算が働きますし、それは遠藤さんがおっしゃる理性を育てているだけだと思うんですよね
    打算は人を家畜にするだけであり、こうした考え方は元々欧米列強の植民地支配が根本にあり、日本は江戸時代までどちらかというと社会主義であり、資本主義ではなかったんですよ
    乱暴な言い方かもしれませんが、私は時計の針を江戸時代まで戻した方がいいと思いますし、今の議会制民主主義と資本主義を改めないと、こうした問題は永遠に繰り返しますし、そもそも西洋的なやり方は日本の伝統と文化とは対極に位置しますから、保守的な考え方が入り込めないんですよ
    日本は確かに2700年近くの歴史はありますが、今のような西洋型日本の歴史は約150年の歴史しかないと考えていますし、それ以前の歴史の積み重ねがない状態だと思ってます
    かつてマッカーサーが日本人を小学生だと言ってましたが、西洋型日本の歴史を見れば当然で、今は更に退化している状態です
    だから子供の喧嘩のようなくだらない問題が起きるんですよ
    何を言っているんだと思われるかもしれませんが、これだけ長い歴史を誇る日本において、どうして幼稚な問題が起きるのかとか考えると、そうとしか思えないんですよね
    日本人はこんなに愚かな民族ではないと私は信じています

  3. 心配性:

    都議会議員選挙ですが、都民ファーストの会も、民進党も、判で押したように「忖度」「加計」「森友」を連呼し、安倍内閣批判を展開し、議席獲得に結び付けようと必死です。

    都議会議員選挙や、倒閣の為に、「加計学園問題(岡山理大の獣医学部新設問題)」をネタとして利用するのは邪道であり、加戸前愛媛県知事が「怒り心頭に発する」と激怒されるのも当然かと思います。

    四国の獣医師不足問題は、国を挙げて論じ、解決すべき課題であり、「大阪の詐欺事件」と一緒に語るべきではないと感じます。

    小林真央さんのブログの記事は、ほぼ毎日、全てに目を通していました。
    高齢の野際陽子さんがお亡くなりになった時もショックでしたが、才能ある、お若い方がこの世を去るのは辛いですね。
    改めてご冥福をお祈り申し上げます。

    本当に、お若い方は、生きていただきたい。

    先日も申しましたが、遂に、青森県が男女ともに「短命日本一」に輝いたそうです。
    全国トップレベルの肥満率、絵に描いた異様な「暴飲暴食」、塩分や糖分やニコチンの大量摂取、アルコールの大量消費、特に冬場の運動不足、癌も末期になるまで病院に行こうとしない県民性等々、地域独特の‶悪しき習慣”により、「早死」が加速しているようです。

    繰り返しますが、日本は、40代の男性が最も「肥満」の割合が高く、次いで50代男性、30代男性・・・と、働き盛りの男性が「早死」のリスクに直面しているところが、肥満のピークが60歳前後に来る他の先進国や発展途上国の違いでしょうか。

    そろそろ、国を挙げて、健康増進とダイエットに取り組むべき時かと思います。

  4. 日本人:

    このプログについてに書いてありましたが、戦後日本は天皇主権でなくなったのが全ての元凶と思えます。
    乱暴に力関係を書いてみると、
    戦前) 主権天皇→帝国政府軍→国民
    戦後) ???????→日本政府軍→主権国民
    となっています。力関係で見るとこう考えざるを得ません。なぜなら国民主権と言っても我々は行政政府には敵いませんし、そもそも税金徴収されて警察や自衛隊を保持する組織には逆らえません。せいぜい選挙権がある位です。本当に主権が国民にあるのなら政府行政は国民の意向には絶対逆らえないはずです。また国民一人一人が外交を行い領土をもち軍を持つとなりますがこんなのはあり得ません。つまり国民主権というのは単なる肩書きのようなものでしかありません。
    天皇が日本人のことを大事に思っているという前提ですが、戦前は天皇主権でしたので帝国政府なども天皇の意向には逆らえませんでした。当然売国奴などは居場所がなく排除されてしまうわけです。
    しかし戦後は政府の上の天皇がいなくなっています。すると日本政府って誰の意向で動いているのか?という疑問が湧きます。力関係で言えば日本国民でないのは明らかですし、国民一人一人の意向を全て汲むなども不可能です。しかも増税や雇用破壊など国民の望むはずのないことを政府行政はし続けていることからも国民の意向では動いていないと言えます。
    すると答えは限られてきます。
    連合国、GHQ、米国政府、他の関連組織体が日本政府の上に存在しているとなります。
    台湾や南沙西沙諸島なども主権は日本帝国が保持していますが未だに帰属の処分がされていません。この事実だけでも現在の日本は中途半端な独立主権国家と言えます。
    講和条約により日本は独立回復したなどと言われていますがこれデタラメですね。