思わず「おまえがいうな」

皇紀2677年(平成29年)6月20日

【産経・FNN合同世論調査】自民党支持率が東京で急落 迫られる都議選での対小池知事戦略の見直し、でも妙案なし…

安倍晋三内閣の支持率急落が、23日に東京都議選の告示を控えた自民党に打撃を与えるのは確実だ。産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に行った…

(産経ニュース)

 来月投開票の東京都議会議員選挙をにらんで会期延長が避けられた今国会を終え、私たち国民の多くがほとほと二つの学園問題に疲弊した結果が、報道各社の世論調査に表れたのかもしれません。

 そのうちの一つ「森友学園問題」では、教育勅語の導入といった教育方針とは全く無関係に出鱈目な園の経営がバレた(これには私もがっかりした)籠池一族に対し、ついに大阪地方検察庁特別捜査部が家宅捜索に入りましたが、諄子氏の「安倍首相、もう虐めないでください」という言葉は、さだめし安倍晋三首相のほうが「籠池さん、もう私をこれ以上虐めないでください」といいたかったに違いないほど、民進党や日本共産党らと手を組み、ないことないことをしゃべりまくられた結果を恨んでいることでしょう。

 もう一つの「加計学園問題」でも、既に愛媛県の加戸守行前知事の証言などが全国紙にも掲載されたことから、国民一人一人がどれだけの情報を得ているかによって認識に大きな差が出ているでしょうし、今回の各社調査結果は、とにかく「訳が分からなくてちょっと疲れた」ということにすぎないはずで、特に民進党や共産党への政党支持率が急上昇していないことからもそれは明らかです。

 それでも自民党は、党内調査結果よりも悪く出た各社調査結果を重く受け止め、ますます来月に向けて焦るのでしょうが、中でも中谷元前防衛相の「安倍首相批判あいうえお作文」には、激しい失笑を禁じえません。

 安全保障関連諸法案審議中、答弁が著しくままならなかった元陸上自衛官の中谷防衛相(当時)をどれほど安倍首相が横からかばって自ら答弁してきたか、私たち国民が忘れたとでも思っているのでしょうか。なんなら今国会の金田勝年法相のさまを見てよく思い出したほどです。

 ともすればあのとき中谷前防衛相は、安倍首相から激しく叱責されたのかもしれません。あれほどかばってもらいながらこの忘恩ぶりは、それを容易に想像させます。

 ここまで申してただ一つ指摘すべきは、今国会で最悪だったのが結局は何の役にも立たない組織的犯罪処罰法改正や、二つの学園問題に明け暮れたくだらない議論でもなく、現行典範(占領典範)特例法でした。

 私の脳裏をよぎるのは、あまり詳しくは申せませんが、今上陛下に嫌われた安倍首相が今上陛下を引きずりおろそうとして日本放送協会(NHKと結託したのが「御譲位騒動」と特例法の成立ではなかったか、と。

 先日、私が某氏に申したのは、「ひょっとすると今上陛下は、特例法を無視される(御譲位はない)かも」ということであり、連綿たる皇統を守るため天皇陛下はそうなされば、と思います。いや、私ごときがとんでもないことを口にしてしまいました。ご容赦ください。

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『思わず「おまえがいうな」』に7件のコメント

  1. 心配性:

    某氏が「国策捜査」を連呼していますが、大阪府が刑事告訴しているのですから、「国策捜査」ではないと思います。
    ただ、「朝日新聞」などは、某氏の主張を支持しているのか、その主張を詳細に伝えているようです。

    東日本人の私にとって、猪瀬、舛添両元都知事の「政敵攻撃」も「言い訳」も、また小池劇場も、まだ想定内というか、理解できる範疇です。
    加戸前愛媛県知事のぶっちゃけトークも、溜飲が下がる思いで、痛快ですらあります。

    しかし、前川氏や某氏に関しては、「理解の範疇」を超えており、ただただ「気持ち悪い」と感じ、脳が混乱する思いです。

    ところで、加戸前愛媛県知事の必死の訴えが、全く(特に)テレビの報道番組などで取り上げられない理由は何でしょう?

    加戸守行前愛媛県知事「虎の威を借りないと役人は動かない」「国会は何を議論しているんだ、このバカ野郎と…」
    http://www.sankei.com/premium/news/170616/prm1706160009-n1.html

  2. 蝦夷系?:

    安部が悪いのオンパレードのマスコミ。TV,新聞しか見ない層がそれをうのみにして、余計 貧乏になる日本人の現実。日本の富豪は半島系が多くいます。ショッピングセンターでも、元気なのはあちら系で、出店は皆同じです。

  3. きよしこ:

    内閣支持率の急落を単に「安倍が嫌われただけ」としか捉えられない野党の存在価値など皆無といっていいでしょう。「おたくらの支持率はどうなりましたか?」と問われれば口を噤むに決まっているのに追及しないメディアもどうかしていますが、これが「忖度」でなければ何だというのでしょう。どうせ内閣支持率は都議選で大コケあるいは内閣改造で大失敗でもしない限り少しずつ上がっていくに決まっています。昨日の安倍首相の記者会見を見て「まああああだ続ける気だよ、この人」などと呟く人間が書記局長を務める日本共産党は、党首選の一つでもやったらどうなのですかと問い詰めてやりたいものです。

  4. 福田恵:

    遠藤さんの記事はとても説得力があり、毎日拝見していてほとんどの投稿に共感し賛同しておりましたが、下記の部分は到底納得いきません。

    >私の脳裏をよぎるのは、あまり詳しくは申せませんが、今上陛下に嫌われた安倍首相が今上陛下を引きずりおろそうとして日本放送協会(NHK)と結託したのが「御譲位騒動」と特例法の成立ではなかったか、と。

    安倍総理がなんでNHKと結託しているんですか?あり得ません。
    昨日加計の新文書のメモを最初に報道したのはNHKですよ?
    自民党の一部反安倍と野党や文科省と結託して安倍政権を潰そうとしている反安倍テロのひとつなのは明白ではありませんか。
    それに、はばかりながら今上陛下はもうご高齢ですし、無理をして引きずり降ろそうとしなくとも、皇太子さまを摂政にたてればそっちのほうが簡単に事が運ぶでしょうに。
    天皇陛下があえて特例法を無視なさるのなら、陛下御自身で男系天皇(女性宮家反対)のことも発言されるのが筋ではありませんか?
    それを棚に上げて「連綿たる皇統を守るため」などと仰るのは本末転倒ですよ。

  5. 皇尊弥栄:

    いつも貴重な情報をご提供いただきどうもありがとうございます。本日のご投稿では相当に踏み込んだご意見を拝見し、驚きとともに新たな視点を提供してくださったことで考えさせられました。
    私も陛下がお望みであれば「連綿たる皇統を守るため天皇陛下はそう(特例法を無視される(御譲位はない))なされば、と思います。」に賛同しますが、斯くも悪魔のごとく反日勢力から忌み嫌われる(これも公開情報からでは理由がよく分からないのですが)安倍首相が、今上陛下にも嫌われるという可能性は考えてもおりませんでした。今上陛下が安倍首相を嫌っているか否か知りうる情報を普通の国民はまったく持っていません.
    私自身も現政権には是々非々で、当然のことながら民主党政権よりは良くなったと思いますが,安倍首相と言うよりは現政権における新自由主義的、英語化のいんちきグローバル政策に関しては明確に不賛成であり、なぜ先進国の国民が自らが進んで誇りを捨てて英語化の植民地化政策をすすめるのか意味が理解できず,なんらかの潜在的な陰謀を含めた介在を疑わざるを得ないと思っています。今上陛下が嫌っているポイントが分からないとこの先の運動ができない..

  6. 遠藤 健太郎:

    皆さん、いつも貴重なご意見を賜り、ありがとうございます。

    福田恵様
     記事中に「あまり詳しくは申せませんが」とお断りした通り、ご納得いただけるようご説明申し上げるわけにはいかないことがございますので、残念ですがその上でここまで非難されるのであれば、それはそれでもう仕方がないとしかお答えできません。ひやかしならともかくご常連の読者様なら行間を読み取っていただけるだろうと思い、少しでも情報提供をと考えた私が全く傲慢でした。記事にしなければよかったのです。

     ただ、NHKについて申せば、福田様がおっしゃるほど単純ではありません。全ての報道企業がそうですが、政権寄りの人と目下であれば「反安倍」の人がおり、それは朝日新聞社でさえそうです。

     しかも、反日(対日ヘイト)派が極めて狡猾なのは、目的を達成するためであれば保守派ぶる、或いは保守派を味方につけることも厭いません。これが保守派に欠けている「戦略」であり、保守派のほうが人として純粋である点です。福田様も、たびたび頂戴する書き込みから、とても人としてまっすぐで素敵な方ではないかと拝察します。

     以前にも指摘したように今上陛下の玉音放送では、譲位の御意志は述べられていません。再度文字おこしされた全文でもお読みいただければ明白であり、且つ現行典範(占領典範)のままにして今上陛下に皇位継承に関する(「男系継承を」などの)御発言を求めることは、臣民として極めて恥ずかしいことであるという真実も、どうか改めてご認識いただきたいのです。天皇陛下からその、いわば「資格」をも剥奪したのが占領典範なのです。

     それでもNHKは、いきなり「生前退位」などと不敬な表現で第一報を流し、各社がそれに追随しました。これは、皇室をじっくり棄損するために、たとえ安倍首相からの「ご下命」だったとしても、一緒になってのってやる可能性を否定できない反日派の手口が垣間見られます。一方でほかの報道をもって、安倍政権ごと葬ることも躊躇しません。決して人と人との繋がりで動かない人たちであり、担当が違えばなおのことです。

     この程度のことしか申せませんが、今上陛下と安倍首相の敵対関係は、安倍首相が自民党幹事長時代にまでさかのぼります。かなり前にも指摘したことなのですが、とりあえず安倍首相に頑張っていただきたいこともあって一旦棚に上げた話で、これ以上はどうかご勘弁ください。いずれ全て明らかになる(明らかにできるかも)と思います。

  7. 日本女性:

    >妙案なし
    あります。

    小池知事の築地での「謝罪」パフォ、あきれました。そして、金銭面、実行可能性等々、大きな疑問符がつく現実味のない豊洲・築地併用案。メディアがいまだに小池擁護なのは、篭池、加計、山口敬之準強姦疑惑で安倍首相おろしを図ったものの、支持率は少ししか下がらないし、直接的関与の決め手に欠いたため、小池知事に安倍おろし、アンチ自民の望みを託しているのだと思います。特にひどいのが文藝春秋です。

    私は先日行われた豊洲市場の一般都民向け見学会に応募したものの、外れました。代わりに、築地女将さんの会の幹部とおぼしき人物が紛れ込んでいて、テレビのインタビューに豊洲の悪口で答えていました。都庁は女将さんの会の主要メンバーの名前ぐらいつかんでいるはずなのに、なんであんな連中を紛れ込ませたのか、都庁も女将さんの会もグルだと思いました。

    自民党は豊洲移転延期で幾ら余計な出費がかかっているのか、築地活用案はオリ・パラのみならず、都の財政を破綻させかねないことを都議選で声を大にして訴えるべきです。