米イージス艦はどこへ行く

皇紀2677年(平成29年)6月19日

 映画『ロッキー』『ベスト・キッド(ザ・カラテ・キッド)』で知られる米国のジョン・G・アヴィルドセン監督が十六日、亡くなりました。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 低予算でも大ヒット作にしてしまう彼の手腕は高く評価されてきましたが、昭和五十年代公開の米映画にあふれた「(いわゆるロナルド・レーガン的な)アメリカン・ドリーム」という虚像の映像化では、英国出身のエイドリアン・ライン監督の『フラッシュ・ダンス』などとともにアヴィルドセン監督のこれらの作品は、まさしく燦然と輝いていました。

【米イージス艦衝突】米イージス艦と比コンテナ船衝突 7人不明・3人負傷 3管、船長らから事情聴取

17日午前1時半ごろ、静岡県南伊豆町にある石廊崎の南東約20キロ沖の太平洋で、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とするイージス駆逐艦フィッツジェラルド(…

(産経ニュース)

 さて、そのような米国防の「鉄壁」が簡単に壊されたかのような報道も散見される中、イージス艦がコンテナ船も探知できずに避けられなかったのかと思った方もおられるでしょう。

 しかしながら海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」が漁船に衝突された事故の際にもさんざん申しましたが、わが国では乗組員が海難審判を経て横浜地方裁判所で裁かれるという「法の不公正(軍事の専門知識が全くない者に審判を下される)」にさらされたのに対し、イージス駆逐艦「フィッツジェラルド」の乗組員は、軍事法廷(軍法会議)で審議にかけられるのでしょう。

 第三管区海上保安庁の方がたが懸命に一時行方不明者(七名)を捜索し、事故原因を調べても、一次裁判権は米国に持っていかれてしまいます。

 パキスタンがいわゆる「9.11」後のどさくさ紛れに核保有宣言をしながら米国と共闘できたような状況を狙って暴走する北朝鮮の対応のため、そこに「きてくれた」米海軍艦船がわが国の領海内で事故を起こした時、まさにわが国がいまだ「占領憲法体制」のままであることを私たちに思い知らせるのです。

 日米のこの違いは、一体何なのか、と。多くの国民が「あーあ」で終われる話ではないのです。

 その意味では、四日記事の相関図にある伊藤詩織さんが不自然なまでにテロ等準備罪(共謀罪)を新設する法改正を「性犯罪を厳罰化する刑法改正が先だ」と騒ぎ、今国会ではどちらも可決、成立しているのですが、この手の連中が互いに自分の役割を共謀して「イージス艦は危険です」「役立たずです」だの「米軍は出て行け」「軍隊はいらない」だのという「あーあで終わらせてしまう話」こそは、衆愚の戯れの極みと申すほかありません。

 わが国が今どのような状態にあり、今後どうすべきなのかを考え、答えを出し、実行しなければならないのです。まず現行憲法(占領憲法)が効力を失った代物だということを、参議院・衆議院各議員のたった過半数で確認することから始めましょう。

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