日米韓から「日米・韓」へ

皇紀2677年(平成29年)6月11日

【慰安婦問題】「慰安婦問題終わらせるのではなく、記憶・継承を」 日韓合意に反対する日本の活動家・弁護士が新組織立ち上げ 韓国の「正義記憶財団」と連携

慰安婦問題をめぐる一昨年末の日韓合意に反対する日本の活動家や弁護士らが9日、日本の若い世代に「慰安婦問題の事実と運動の歴史を伝える」ことを目的とする新たな団体を…

(産経ニュース)

 あちこちでおかしなビラを配り歩く「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」の梁澄子共同代表が、韓国国内でも批判の対象である「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の尹美香常任代表と手を組んだというのは、北朝鮮の文在寅工作員が韓国大統領の座を奪ったことと無関係ではありません。

 いまだにわが国の(産經新聞社を含む)報道各社は、文大統領を単に「北朝鮮寄り」としか捉えていませんが、彼自身が「北朝鮮の政治人」を自称してきたことを知らないのでしょうか。

 或いは、先の大統領選挙で韓国保守層の票を割った(洪準杓氏の票を奪っただけの)安哲秀氏の属する国民の党が、金大中元大統領を支えた北朝鮮の朴智元工作員が代表を務める政党だった(選挙後辞任)ということも知らないのでしょう。

 文工作員と朴工作員は、二人が共に民主党の在籍時代から対立しています。韓国内の北朝鮮工作利権をめぐって争っているのでしょう。この事実もおさえておかなければ、韓国の政情とこれから起きることを正しく分析できません。四月(神戸市)と五月(東京都文京区)に開かれた「救国の提言講演会」で私の話を聞いてくださった方は、いち早く理解できると思います。

 米国のドナルド・トランプ大統領は、ジェームズ・コミー前連邦捜査局(FBI)長官の連邦議会上院情報委員会聴聞会が開かれている最中、大統領執務室に国務長官と国防長官、大統領補佐官(国家安全保障担当)を呼び、文大統領の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)追加配備保留決定について話し合いました。

 文字通り「官邸の最高レヴェル」は、米韓の国と国との約束が韓国に破られた現実を直視し、米韓首脳会談を前に対策を練ったわけです。そもそもこの事実を公表したトランプ大統領は、それをもって文大統領に厳しい無言の圧力をかけたと見るべきでしょう。コミー氏の聴聞など、全くどうでもよい話です。

 目下「総理のご意向問題」を仕掛けられたわが国も、日韓請求権協定など国と国との約束を韓国に破られ続けてきました。しかし、一方が北朝鮮化した(韓国人のことを思うと心配でもある)日韓の現況は、それらの時代よりはるかに悪化しています。文大統領に妥協の産物など一切与えてはなりません。

 THAADの効力には、疑問の余地があります。しかし、それが対北朝鮮の米韓同盟を維持するものである限り北朝鮮が挑発を続ける現下、北朝鮮工作員によって一方的に停止されるのを見逃すことはできません。

 この米韓関係の変調がもたらす「はけ口を日本へ」という政治評論もすでに間違っており、文大統領は、はじめからわが国に「歴史問題」という核兵器を使って私たちを殺しにくるつもりです。すみやかな対応を政府に求めていかねばなりません。

 島根県隠岐郡隠岐の島町竹島や日本海に関する出鱈目な表記(独島、東海)を見つけたら申告せよ、という在外公館の記事は、外務省に対応を求めてきた政策提言の成果ですが、いきなり公館ホームページに記載してしまうところに、外務省の仕事の甘さを見ます。

 現行憲法(占領憲法)のままではまともにできませんが、本来諜報活動によって全て解決しなければならない問題を、これ見よがしに「対応しました」とでもいいたげに出してしまう外務省を見るにつけ、北朝鮮工作員の謀略には勝てないでしょう。

 それでも竹島や日韓併合時の朝鮮人労働者に関するありもしない話がこれからもっと出てくるため、私たち国民が一致団結して政府を動かすよう情報を提供したり、資料を集めたりしなければならないのです。

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『日米韓から「日米・韓」へ』に2件のコメント

  1. アンチレッド:

    強制徴用・慰安婦問題で、客観的データによる検証を考えた。

    現在生きてる韓国人の、祖父・祖母の人数・生年月日が分かれば、第二次大戦当時、韓国が言う強制徴用・慰安婦の対象年齢で、確実に生存し、結婚・子育てを行った男女の人数が割り出せる。

    韓国政府が素直にデータを出すとは思えないが、日本側が攻勢に立てる可能性がある話ではないかと思う。

  2. 心配性:

    >目下「総理のご意向問題」を仕掛けられたわが国

    単なる「利権絡み」かも知れませんので、推測でものは申せませんが、事実として、とりわけテレビ朝日などは、捏造を厭わない「なんでもあり」の報道姿勢に転落したようです。

    マスコミが、獣医師会の言い分を無批判で宣伝し、前川氏の「天下り」や「援助交際」を容認したり、絶賛したりする様子は不気味です。
    また、野田元総理の発言から、獣医師会に近い玉木議員がメールを入手した事が明らかになったにもかかわらず、一切問題視されないのも薄気味悪いです。

    加計学園問題「猛省してもらいたい」 村上元行革相
    http://www.asahi.com/articles/ASK6972KXK69UTFK01Q.html

    それにしても、以下の様な愛媛県の関係者や加計学園側の主張が殆ど伝えられず、「官僚万歳」「獣医師会万歳」の報道しかないのは困ったもので、このままでは「欠席裁判」にもなりかねません。

    獣医学部開設は悲願だった~前愛媛県知事
    http://www.news24.jp/articles/2017/06/07/07363657.html
    首相への「忖度」だけが問題に…「現場の背景も議論を」愛媛県知事が指摘
    http://www.sankei.com/west/news/170609/wst1706090022-n1.html

    小池都知事の支持率がなぜ高いかと言えば、多くの人々が、都議会のドンや官僚による「不透明な政治」に嫌気がさした事があるでしょう。
    例え‶パフォーマンス”が鼻につく事があったとしても、「都政の見える化」に都民が「新鮮さ」を覚えている事は間違いありません。

    であるならば、往年の「官僚利権政治」に戻る事を国民が「よし」とする事も、また無いのだと思います。