米国にもいた悪質プロ市民

皇紀2676年(平成28年)11月12日

 https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/trump-twitter?utm_term……
 ▲BuzzFeed Japan:トランプ”大統領”「プロ市民がデモをしている」とつぶやき炎上中

 果敢にご意見を投げかけてくださる読者の方のご指摘通り米国は今、共和党のドナルド・トランプ氏が大統領選挙を制したことに反対するデモが過激化しています。

 民主党の地盤であるカリフォルニア州に至っては、独立すらほのめかしていますが、選挙期間中トランプ氏を批判するために持ち上げられたアレクサンダー・ハミルトン初代財務長官は、まさに州単位でバラバラになるところだったのを一つにまとめた合衆国建国の功労者です。

 自分たちが利用した建国の伝記をあっさり打ち捨て、「私の大統領ではない」などと我欲を丸出しにするのであれば、民主主義をやめればよいでしょう。

 上記配信記事のおかしな点は、トランプ次期大統領が批判した「デモ」とかつてトランプ氏自身が呼びかけた「デモ」が全く異質のものであることに気づいていないか、或いは意図的に無視したことです。

 トランプ次期大統領が「不公平」とした目下のデモの場合、民主主義に則って公平に開かれた選挙の結果が気に入らないからといって「くたばれ」だの「お前の居場所はない」だのと言うのはおかしいという真っ当な意見であり、四年前に彼が呼びかけたデモは、当時の政治に対する不満の表明をしようというものでしかありません。憲法で保障された権利の行使として、どちらが正しいかは明らかです。

 しかしながら米国にも「プロ市民」はいます。トランプ次期大統領のツイートにある「professional protesters(プロの抗議者)」を意訳したものですが、確かに大型の貸し切りバスに乗せて抗議者を現地に運ぶ様子が目撃されており、わが国でも日当を払ってデモに参加させる極左集団や労働組合といった「反日組織」があって、有志が自然に集まるに任せる保守系の政治活動(例えば保守系団体「日本会議」はほとんど強制的な動員をかけない)とは明らかに様子が違うものです。

 これで安倍晋三首相が今後の日米首脳会談に於いて、わが国の「プロ市民」被害をちらつかせなければ手落ちになります。トランプ次期大統領には、それが何者であるかを説明せずとも理解する知識があるのですから、絶対に取り上げるべきです。

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『米国にもいた悪質プロ市民』に4件のコメント

  1. きよしこ:

    米国の「プロ市民」のことは賢明な政治論壇に任せることとして、我が国に目を向ければ鶴保沖縄北方担当大臣の「土人発言を差別と断定するのは危険」という発言に対し、左派系のメディアが狂ったように「大臣失格」などと喚いています。「差別ではない」と断言したわけではないのですから、彼らこそメディア失格です。沖縄の活動家にも米国のプロ市民(主にヒラリー支持者)にも言えることですが、選挙結果が気に入らないのというなら、どうぞ支那でもキューバでも移住していただきたい。

    議会制民主主義は止むを得ず最善として世界各地で採用され運営されているシステムですが、英国のEU離脱を見ても分かる通り、全ての国民が一様に納得する政治など実現不可能です。それでも「昨日より僅かでも進歩した世界」を目指して多くの人が懸命に頑張っています。機動隊員または特定候補支持者への暴力や国旗を始めとした器物損壊行為はその全てを台無しにするもので到底容認できるものではありません。

    まさか安倍首相の口から「プロ市民」の言葉が出てくるとは思いませんが、日本にも「そういう連中」がいるという事実に基づいた正確な情報を米政府内に潜り込ませるか、特に外務省は決して賢いとは言えない頭をフル回転させて、たまには国民の役に立ってほしいものです。

  2. 心配性:

    アメリカや日本のマスコミが、耳にタコができる程「差別主義者とも言われるトランプ氏は、低学歴・低所得の白人労働者層に支持されています」と絶叫していますが、この表現は、あまりにも、額に汗して働く労働者を馬鹿にした表現ではないでしょうか。
    いつから、リベラルは、国民の間に「階層」を設け、当たり前の様に「職業差別」をするようになったのでしょうね?

    実は日本でも、つい最近同じような報道がありました。

    「高学歴ベルト地帯」と呼ばれる、大学・大学院卒者が多い地域では「朝日新聞」が最も多く読まれ、或は、読売や日経と競争状態にあるが、そうではない、下町のおじちゃん・おばちゃん達に人気があるのが「産経新聞」という報道がありました。

    町工場の親方や職人さん達=低学歴=保守、富裕層=高学歴=リベラル、とでも言いたいのか分かりませんが、記事全体を通して読んでみると、「下町住民」に対するそこはかとない「上から目線」というものを感じますね。

    これではよくない。

    高学歴地帯「中央線」で読まれている新聞は?
    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161014-00140249-toyo-bus_all&p=2

    >東京のいわゆる「下町」で産経新聞がよく読まれている理由は何だろうか。「特に下町地区を重点地域としているということではない」と同社はいう。ただ、産経新聞は2002年8月1日付まで紙面に「下町版」が存在し、この地域の情報を手厚く扱ってきた歴史がある。同社広報部は「もともと下町地区には、歴史が古く地域に溶け込み、それぞれのお客様のニーズに合わせた非常に丁寧な仕事をされる、読者に愛される販売店が多く存在していました。代は変わってもそのDNAがしっかりと受け継がれている、それが一番の要因だと思います」と、下町で同紙がよく読まれている理由について説明する。

  3. たこ「:

    誰がプロ市民のスポンサーなのか?
    この部分に焦点を当てる必要を感じています。

  4. 無知:

    昔、鳩山がうっとりとしながら「リベラル」を語っていた。
    まあ日本のリベラル、共産主義は単なる売国だから仕方が無いかと思っていた。

    今回の選挙後のアメリカの状況を見ると、
    「リベラル」は共産主義よりも悪質な「カルト」ではないかと思い始めた。