中共のやりたい放題にクギ

皇紀2675年(平成27年)11月24日

 http://www.sankei.com/world/news/151122/wor151122……
 ▲産經新聞:【ASEAN首脳会議】「習氏は約束守れ」 オバマ氏、中国にくぎ刺す

 東南亜諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席した米国のバラク・オバマ大統領は、南支那海の問題で中共を批判しました。もちろん中共が苛烈な軍事攻撃に打って出ない限り、米国は現状以上の行動をとりません。だからこそ習近平国家主席に重ねて釘を刺したというところです。

 しかし、米国の対中警戒は、日を追うごとに姿形を鮮明にし始めています。

 いわば米国が主導している世界銀行は、中共出身で国際金融公社(IFC)の蔡金勇長官の退任を公表し、後任に仏国出身のフィリップ・ウエルー氏を充てる人事まで発表しました。

 蔡長官の任期は、本来ならば来年十月まででしたが、あまりにも中共企業向け投融資の決定を乱発させたため、再三に渡って米国が不快感を示し、複数の理事が抗議してきた結果、約一年の任期を残して事実上はねられたのです。

 この背景には、韓国系米国人のジム・ヨン・キム総裁が蔡長官を側近に置いてやりたい放題を許していたとの指摘があります。

 そこへ米国主導でくさびを打ち込んだからには、中共の身勝手な振る舞いをもう放置しないという方針が見えてくるのであり、かえすがえすも亜州インフラ投資銀行(AIIB)の不透明な運営という予測が「いたずらな批判」に終わらないのではないか、と思わせる世銀の事件でした。

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