国際金融機関の資格なし
http://www.sankei.com/world/news/150413/wor150413……
▲産經新聞:【アジアインフラ銀】台湾を創設メンバーから除外 中国が独断で選定 地位格下げが狙いか
三月三十一日記事および四月一日記事、四月十日記事で申したように中共主導の亜インフラ投資銀行(AIIB)には問題が多く、わが国が設立時メンバーになることはありません。
早い話が「どこでどの国にどのようにお金を貸すかどうかを決めるのか」すら決まっていない組織なのです。
前出の三記事をご再読いただいた上で、わが国主導の亜州開発銀行(ADB)には昭和四十一年の設立時から台湾が参加、六十一年に中共が参加しており、AIIB設立で脱退する話などありません。
ただしADBのホームページには中共の参加以降、台湾を「Taipei,China(中華台北)」と書いています(当時の台湾は抗議した)から、中共が求める申請もこれに倣ったものでしょう。しかし、申請して「くれた」ところに向かって「入れないよ」とまで共産党の都合で断る姿勢に、すでに国際金融機関としての「資格なし」を見ます。
とりあえず国民党の馬英九総統はもう本当に駄目です。
皇紀2675年(平成27年)4月17日 11:18 AM
AIIBはどんなものか私にはわからない。随分力をつけてこのようなことになったのは間違いない。米国が金融で世界を支配し、気に入らぬ国に制裁をかけるという図式が通ってきた。このような銀行の創設は、米国には目障りだろう。ウィグルの活動家が中国の悪口を言おうとしても、善い国だと思っている人が多いので、国際機関は人権侵害を取り扱ってくれない、と言ったのを覚えている。戦勝国は独裁でもよい国なのだ。戦後よき国となった日本は依然として監視されている。一方ドイツなどeu圏内でしこたま儲けている。金にしか興味のない国だ。ユダヤ人を追い出す結果を引き起こし、中東にはずいぶん迷惑をかけているが、イスラエルには何も物が言えない。メルケルがAIIB参加の先駆けを作ったからと言って、おろおろすることはない。インチキな中国が急に新興国のために一肌脱ぐなんてことはありえない。裏があるはずだ。少なくとも駆け引きの国だ。実際にもめ事に巻き込まれたことのない人には、この国の正体はわからないだろう。少数民族の同化を進め、いい加減な罪状で彼等を殺戮する国家は絶対何においても模範国にはなれないはずだ。