台湾の反日デモ、なぜ?
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140707/chn140707……
▲産經新聞:台北でも反日抗議デモ 盧溝橋事件77年で
昭和十二年七月七日に起きた盧溝橋事件とは、北京議定書に基づいて駐屯していた大日本帝國軍(支那駐屯軍第三大隊など)が二日前に実施を通知していた演習に向かって、コミンテルンの支援を受けていた國民革命軍が実弾を発射した日中戦争(支那事変)勃発のきっかけです。
日本側が一方的に襲撃された事件から七十七年目の日、なぜ中共の習近平国家主席に「反日」演説をされなければならないのでしょうか。
中共では「七七事変」と呼称される盧溝橋事件だからこそ、七十七年を節目としたのでしょうが、この式典に国家主席が出席したのは初めてです。習主席には或る確信があったからこそ、わざわざ中共側が非難される歴史認識の日に対日批判を繰り返したとみられます。
その確信とは、台湾での「反日」工作の浸透です。
台北で中台統一標榜団体らが主催した「反日」集会は、明らかに中共による工作の成果であり、今や外省人(大陸出身者)のみならず本省人(台湾出身者)も参加しています。
これは台湾の経済問題とも絡んでおり、「貧すれば鈍する」典型例と申せましょう。だからわが国においても経済対策は重要なのです。
しかし、この風景を引いて見てみますと、大声で騒いでいる人はあまりにも少なく、ほとんどの台湾人はこれほど苛烈な「反日」活動に決して賛同していません。抗日戦史に関する博物館の建設にまで言及してしまった馬英九総統は、またぞろ学生たちに総統府を占拠されてしまうでしょう。
改めて私たちが考えるべきは、何度でも申しますが、中共が台湾に工作してきたほど、わが国は台湾との関係を重視して彼らの心をつなぎとめてきたか、ということにほかなりません。
友を見誤ると道をはずすのは人も国も同じであり、私も日台交流を続けていきたいと思います。
皇紀2674年(平成26年)7月10日 12:00 PM
もうちょっと、サイズが大きいフォントって無理ですか?