冷却注水を循環式にせよ!

皇紀2673年(平成25年)9月3日

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/130902/trd130902……
 ▲産經新聞:汚染水の海洋放出に理解を、福島第1原発で 特派員協会で規制委員長

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は二日、廃炉作業中の東京電力福島第一原子力発電所から溢れている汚染水の問題で、六十二種類の放射性物質を取り除くことが出来ると(欠陥報告もあるが)されている「多核種除去設備(ALPS)」で処理した後、国際的な基準値以下にした上で海洋へ放出せざるを得ないとの考えを改めて示しました。

 この問題について、私は五月十二日記事で、経済産業省に対して以下のように提言することを皆様にお約束しています。

 ・致命的事故を起こした軽水炉型原発での冷却作業は半永久的に続くため、汚染水の保管許容量の限界はすぐにやってくる。よって、汚染水を高度浄化することで、注水の仕組みを循環式にし、解決を図られたい。

 しかし、未だに有効な解答が政策決定として示されていません。この問題では、既に警察からも循環式の提案があったはずですが、原子力規制委らはまるで「素人の思いつき」とでも言いたげに全く取り合おうとしないのです。

 海洋への放出は不効率極まりないだけでなく、必ず放射性物質の拡散を疑われて将来に遺恨を残します。それが事実でなくても、或いは人類や魚介類に何ら影響がなくても、福島県内の農業が風評被害に今も苦しめられているように、今度は確実に漁業を直撃するのです。

 今さら経産省や東電の責任を叫んでも何も進みません。一刻も早く彼らにやらせることです。私は今、首相官邸に直接決断していただくしかないかな、と思っています。

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 http://www.47news.jp/news/2013/08/post_20130830……
 ▲47NEWS(共同通信):「子ども」→「子供」 文科省が表記変更「差別表現じゃない」

 話は全く変わりますが、文部科学省は七月中旬から、省内の公文書で使ってきた「子ども」表記を「子供」に戻すよう徹底しています。そもそもこの無意味に思える交ぜ書きを文科省が始めたきっかけは、審議会などで「供」の漢字が「お供え物」を連想させ、差別的だとの指摘があったせいらしいのです。

 事の始まりがとても「日教組・全教臭い」ではありませんか。こじつけもいいところで、国語(外国人から見た日本語)を破壊する目的の政治工作としか考えられません。

 他にも、近頃では地方自治体が本来の「障害(礙)者」表記を「障がい者」に書き換え始めており、これも「害」の漢字が差別的だという左翼団体などからの脅しに屈し、配慮のない自治体だと思われたくない一心で、無思考・無批判・無自覚に各役所が「右(いや、左)に倣え」した顛末です。

 漢字仮名交じりのよさは、漢字によって意味を推察し易い点であり、文字そのものに意味を有する国語の利点を放棄することは、もったいないと申しますか、何とも頭の悪いお話ではありませんか。まるで漢字を簡体化させて意味が通らなくなり始めた北京語のようです。

 下村博文文科相はこの種の案件に積極的な政治家ですから、今回の決定を大いに支持すると私たち国民が表明し、推進していただきましょう。

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『冷却注水を循環式にせよ!』に1件のコメント

  1. *:

    【東京都千代田区】 「南京取り立て訴訟」第6回口頭弁論」(9/6)

    日時
    平成25年9月6日(金)午前11時~
    ※終了後、隣接の弁護士会館にて報告集会を開きます。

    場所
    東京地裁第103号法廷

    問合せ
    展転社
    〒157-0061 東京都世田谷区北烏山4-20-10
    TEL 03-5314-9470 FAX 03-5314-9480
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