王子製紙攻撃は日本叩き

皇紀2672年(平成24年)7月29日

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012072800135
 ▲時事通信:王子製紙の排水計画に抗議デモ=数千人集結、一部暴徒化も-中国江蘇省

 王子製紙が中共政府の要請で江蘇省南通市に建設した工場の排水計画をめぐり、さらなる環境汚染の原因になると指弾する地元住民が二十八日、多数が暴徒化するほどの大規模な抗議デモを繰り広げました。

 この排水計画は、黄海に通じる排水路(パイプライン)の建設が南通市の認可を受けているものの遅れており、現在は長江に浄水した上で放出されています。王子製紙は決してそのまま垂れ流したりしていません。

 住民の声とされる環境汚染は、王子製紙の工場進出以前からのものであり、むしろ王子製紙の計画は環境対策を念頭においていますが、それでも日本企業が暴力的攻撃の対象にされています。

 二十六日記事で私は、スズキの印国子会社で死者が出るほどの労使交渉が行われたことを取り上げ、それとの直接の関係は断定できないにせよ、背後に中共共産党の存在があることを指摘し、目下「各国へ進出した日本企業が攻撃の対象になっています」と警告しました。

 それは、中共が「世界の下請工場」としての優位を危うくし、急激な人件費・物価の高騰(インフレーション)に悩み始めたことと無関係ではなく、いよいよ国内経済の低迷という致命傷から人民の目をそらすためには、叩いても仕返しの怖くない外国企業を攻撃の対象にするのです。そんな外国は残念ながらわが国しかありません。

 もはやデモ取材中の(まるで新華社日本支社のような)朝日新聞社記者にまで暴行を加え所持品を略奪する警官が出没するほど、現地は「王子叩き」「日本叩き」にとりつかれています。南通市までもが抗議の対象となり、その市が簡単に「計画は撤回させる」と鎮圧したのも想定の範囲でしょう。

 私は、一部読者からたとえ非難されても(いわゆる「韓流ごり押し」に端を発した)花王とロート製薬を批判や抗議の対象とせず擁護さえしたのは、一人のはたらく日本民族として、流行ってもいない「韓流」に誘導した真犯人である電通のような或る意図を持つ企業とは違う同胞の企業を簡単に攻め滅ぼそうとする行いに一貫して同意しないからです。日本企業が相互に「好敵手(ライバル)」であることと競争の相手となる外国勢が原則「敵」であることは、大きな違いがあります。王子製紙に対する中共共産党がけしかけたと思われる攻撃にはまして黙っていません。

 政府に抗議するよう要請すると同時に、すでに中共へ進出してしまった同胞企業に警戒するよう呼びかけ、今後技術の流失がないよう訴えてまいりましょう。

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『王子製紙攻撃は日本叩き』に3件のコメント

  1. かん:

    まあ、好きで中国に進出したわけですし、自業自得でしょう。
    中国という国が普通の国ではないことぐらい進出前に最初に考えるべきことでしょう。

  2. 単なる一日本人:

    >>>現在は長江に浄水した上で放出されています。王子製紙は決してそのまま垂れ流したりしていません。

    そうだったのですかー?

    私は、あの報道を見て、汚水を垂れ流す事になるのであれば、デモ隊の
    主張も当然だと思ったのですが、事実とは違うのであれば、その部分を
    王子製紙は直接住民に説明すべきなのではないでしょうか?

    デモ隊にはいくつかの種類があるのでしょう。

    ー本当に汚水を垂れ流すと思わされて、環境汚染に対して純粋に反対している人。

    ー浄化して流す事を知っていて、でも何らかの思惑で反対している人。

    ー上記2つ以外で大きなお金が絡んで人を動かしている人達。

    いくつかのグループがあって、情報を持たない人達が扇動されている可能性が
    ありますよね。

    浄化の簡単な仕組みなど、住民がこれだったら安心だねと納得できるように
    説明する努力が大手企業に求められるのかもしれませんね。
    工場見学ツアーとか、住民サービスとか。

    とにかく、排水がどの程度浄化されて出て来るのかが気になるのでしょうから、
    第一次排水がそれほど安心できるレベルに浄化されているというのであれば、
    プールを作って、このプールの水はこれだけ綺麗で・・・と、工場の社員の
    福利厚生でプールを利用できるようにしたり、住民も利用できるようにしたりとか。
    いろんな工夫の仕方がありますよね。

    住民としてはやはり、環境汚染されないという安心感が一番重要ですよね。

    しかし、どのような思惑があの事件の裏に隠れているのでしょうか、気になりますね。何の罪もない国民が利用されて間違った思惑の中で動かされ一部の
    戦略家だけが良い思いをするなんて、あってはいけないですよね。

  3. allco:

    戦後の日本人は国家が丸腰の恐ろしさを知らない。

    日本国民は民間企業の護衛もアメリカ頼みなのだ。

    製紙会社のばか息子のお金が止まったからだ。

    日本国防の実弾は「金」なのだ。

    核自衛放棄するなら、四の五の言わず「金」を撃て。

    守って貰う分際であれは嫌、これも嫌言えるものか!

    日本国民は己の子供と孫を支那朝鮮の奴隷にさせても

    己の延命と金を握り占めて300歳を目指すつもりなんだろ。

    国防を他国頼みで、支那へ出た民間企業を守ったり、技術を

    守ったり出来るものか!