マスコミは再び死んだ…

皇紀2672年(平成24年)6月18日

 http://mainichi.jp/opinion/news/20120616k0000m0……
 ▲毎日新聞:「決める政治」を評価する
 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120616-O……
 ▲讀賣新聞:一体改革合意 首相は民主党内説得に全力を
 http://www.asahi.com/paper/editorial20120616.html
 ▲朝日新聞:修正協議で3党合意―政治を進める転機に
  http://www.nikkei.com/article/DGXDZO42669370W……
 ▲日本経済新聞:首相は消費増税の実現へひるむな
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120616/plc1……
 ▲産経新聞:3党合意 社会保障抑制は不十分だ 「決められぬ政治」回避したが

 民主党と自民党および創価学会=公明党との「三党合意」や、そもそもの消費増税案について私はかねてより批判し、反対派議員に一層の尽力を求めましたが、わが国の主要新聞五社はただの一社も批判しませんでした。

 いかに優れた政策合意であっても、それは或る一方の政治信条側からの評価に過ぎず、もう一方は必ず批判を加えるはずです。例えば私たちが主張してきた占領憲法(日本国憲法)の無効決議についても、決してすべて新聞社に「目が覚めた思い。真の日本の船出」などと書いてもらいたい、或いは書いてもらえるだろうなどとは思ってもいません。

 では、今回の消費増税案がそれほど完全無欠な合意内容だったのでしょうか。答えは申すまでもありません。衆議院で可決されても参議院で否決されれば元の木阿弥になってしまう……各党の思惑が交差する中で単に談合しただけなのです。

 結果、表出された新たな問題は、メディア各社の談合でした。産経新聞社のみがわずかに一言ありげだが、それでも各社がペンを揃えて「決められない政治を繰り返す事態が回避できたことは評価したい」というようなことを書いています。

 これがもたらす今後最大の問題は、私たち自身が文化的無気力、無思考、無自覚、無責任、無反省、無批判の罪を繰り返すかもしれないということです。池内万平さんは『新・十三の顔を持つ男(伊丹十三監督のこと)』の中で、伊丹万作監督の『戦争責任者の問題』は現代日本の諸問題(原発事故など)にも当てはまる、と。日本人はあのころと何も変わっていないのかもしれないと言っているように、またぞろ「お国に騙されたと言って平気でいられる」という「悪」を繰り返そうとしています。

 消費増税は国家本来の問題から見れば枝葉末節に過ぎませんが、それでも実施される二年後までに必ず衆参両院議員の選挙が行われるのであり、私たちは今回の談合政治に対して「もう許しません」という行動を起こそうと思えば起こせるのです。

 実は尾崎秀実氏らのような共産主義者が求めたに過ぎなかった大政翼賛会政治を再び繰り返し、家畜的な盲従にメディアがその役割の一切をまたもゆだねるというのならば、私たちは徹底して抗しようではありませんか。

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『マスコミは再び死んだ…』に1件のコメント

  1. allco:

    新聞やマスゴミは何で左翼の増税なら許すのか?
    答えて下さいよ。
    自分達の消費税増税は免れるから、賛成報道しろってか?
    日朝鮮秘密協定「五箇条の御誓文」進化型なの?

    日本人の事などどーでも良いんだよ。