日本を輸入漬けにする謀略

皇紀2671年(平成23年)4月22日

 元キャンディーズで女優の田中好子さんが21日午後、乳癌のため亡くなられました。思わず驚いてしまったのですが、私の記憶にある田中さんは、今村昌平監督の映画『黒い雨』(原作は井伏鱒二)で、米軍による広島市への原爆投下で放射性物質を大量に含む「黒い雨」を浴び、いわゆる「原爆症」に苦しむ矢須子役を好演したことです。

 これを劇場で鑑賞して以来、私の田中さんに対する認識は、まさしく「女優」でした。ご冥福をお祈り申し上げます。

 http://agora-web.jp/archives/1302348.html
 ▲アゴラ:外国人が逃げたわけは? 鈴木和夫
 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110421ddm012040151000c.html
 ▲毎日新聞:福島第1原発事故 米が推計の累積被ばく線量公表 日本より精緻な分析

 さて、私は連日のように、わが国の原子力発電行政がいわゆる「米国製」であると指摘し、福島第1原子力発電所の事故を深刻であると最も煽ったのが米国であることを指摘してきました。

 その理由は何なのでしょうか。そもそも福島原発の原子炉「マーク1型」を造ったのは米ジェネラル・エレクトリック社なのですが、「頑張れ日本!全国行動委員会」代表の田母神俊雄元航空幕僚長が以前から指摘してこられたように、自衛隊の使用機材を米国製に頼ることは、すなわち肝心な部分をブラックボックス化されたまま使用することになるのであり、これほど潜在的な占領統治の継続はありません。

 で、原子炉に関しても、一部が未だにブラックボックス化されたままなのです。わが国政府が原発の危機管理を怠ってきたことは、まさに米国を頼りにしていればすむだろうという被占領精神に蝕まれていたと言わざるをえません。

 さらに、なぜ米国がかくも原発被害を煽っているのか奇異に思うこともあったのですが、農林水産省が特に福島県・宮城県以外での増産すべき稲作を、なぜかさらに減反させようとしていることと合わせて考えてみますと、国内の米不足や食料不安を現象化させて輸入を促進させる思惑がはたらいているのです。

 まして環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)にわが国を引きずり込もうとしてきた米国は、他の産品も含めて一層わが国を「輸入漬け」にして自立を阻み、決して大きな力を持たせないよう管理したいに違いありません。

 欧米各国から見れば、日本は今のまま「ただの金庫」であればよいのであって、決して何か言葉の類いを喋ってもらいたくはないのです。天皇陛下に示さねばならない最敬礼をしつつも、その御存在を国際政治の奥深くで疎ましく思っているのが皇帝や国王を失った独国や仏国らであり、新造国家の米国にほかなりません。

 このまま占領憲法下で米国の言うなりになり、米国からの支援を有り難がっていれば、わが国のあらゆる行政がいざという時に現下のごとく機能せず、私たちを酷く苦しめるのです。

 原発事故と占領憲法。この何の関係もないように見えた2つのものが、実は非常に密接に結びついており、一刻も早く「脱占領統治」を実現しない限り、原発に対する国民的不信は解消されず、自立出来ず、内需を回復させることも出来ないと知って下さい。

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『日本を輸入漬けにする謀略』に2件のコメント

  1. 普通の日本人:

    自民党、民主党、公明党、共産党、社民党とオール反日政党であり、正統な帝国憲法上では、日本国、ご皇室、日本民族を破滅に追いやる連中は本来は成敗されるべき存在であります。一人一人日本人がその事に目覚めなければならない。

  2. 野菜:

    経済協力開発機構(OECD)は、日本政府に対して社会保障改革をあげてきましたね
    増税20%ですよ!
    管政府もその他党内でもそれに関しては言及していませんが、今後OECDへどんな対応をしていくのでしょうか?
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000806-yom-bus_all