危機管理って知ってる?

皇紀2671年(平成23年)3月17日

 天皇陛下が16日、東北地方太平洋沖大地震(東日本大震災)で被災された方々に御言葉を発せられましたので、まずは以下の動画でご覧下さい。

 私はこのとき仕事中だったため拝聴出来ませんでしたが、改めて思い出すことは、平成16年に新潟県中越地震が発生した際、恰好をつけたがる小泉純一郎首相(当時)が被災者を見舞う画をメディア各社に撮せるだけ撮らせて即帰京しましたが、天皇陛下と皇后陛下は汗と泥にまみれた自衛隊員への激励もお忘れにならなかったので、何より被災者救出の励みになったという陸上自衛隊幹部のお話しです。

 http://www.youtube.com/watch?v=Y7PNP-mYDkM
 ▲YOUTUBE:天皇陛下からビデオメッセージ

 さて、福島県福島第1原子力発電所の事故を受け、メディア各社の記者たちは、不明の多い菅直人首相や枝野幸男官房長官の官邸会見、または原子力安全・保安院の(官)会見の場ではおとなしいくせに、やたら東京電力の(民)会見の場では彼らに怒声を浴びせています。

 もはや報道の威力を背景にした暴力行為だろうと思いますが、何度も申しますが、私は東電ばかりが一方的に悪いという見方をしていません。会見の不具合はあるものの、原発職員は「覚悟を決めてくれ」と言われて今も現場で決死の作業に当たっています。

 その現場を混乱させているのは、前述の小泉元首相なみに恰好ばかりつけたがる菅直人首相その人ではありませんか。今回の事故は、一国の首相が巻き散らした「人災」と申しても過言ではありません。

 ですから、私は「首都圏で買い占め・電力消費の重荷になるくらいなら、逃げられる人は今のうちに疎開したほうがよい」と述べた或る識者の提案をご紹介したのです。

 台湾の桃園国際空港や、韓国の仁川国際空港、中共の香港国際空港がすでに放射線測定器を設置したか17日から設置し、日本から到着した旅客は強制的にその検査を受けることになります。

 これを「人権問題だ」と非難する人がいるのでしょうか。いや、いるかもしれません。しかし、これを皆様ご承知の「危機管理」というのです。この考え方が、以前からわが国政府に欠落しています。

 まるでわが国が放射性同位体に汚染されたかの扱いを受けているようにも見えますが、放射線治療を受けただけでも反応するような代物を設置する彼らにそのようなつもりは恐らくないでしょう。単に「万が一」を考えて「人間を救おうとしているだけ」です。

 そこまで考えが至っていない菅首相の脳内こそ溶融しているように思えてならず、さればこそ一層私たちは助け合わねばなりません。被災地で心細くされている人々に、水と食糧、毛布や簡易トイレなどが一刻も早く届くよう、大口で拠出した企業を応援するのもよいかもしれないです。

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『危機管理って知ってる?』に2件のコメント

  1. とし:

    わたしはコメントをめったに書かない人間です。しかしあえて今回タブーな内容を書きます。なぜみなさんは国会にいかないのですか。パニックになっている今だからこそ緊急政権交代を要求するべきです。自宅待機の人が今たくさんいるはずです。菅直人は無能でいなくても全く問題ありませんので、大量の人でつめより高潔な政治家の人達にトップをまかせるべきです。
    正直わたしは今回の大事件で人間不信になりました。今まで育てくれた親に悪いけど死にたいと思っています。無能を通りこして鬼畜な政治家、信じている政治家の事務所に連絡してもまともにとりあってくれない、今我々にすることは経済を回すことだとetcな積極性のないブログ人達、人命救助が大切とはいえ政治家にきばを向けれない自衛隊、そしてこのごに及んで他人事な国民達。福島からまかれている放射能問題と相まってほんとうにつらい思いです。トップが変われば大規模な作戦がとれるはずです。菅直人を排除しておけば全て悪化することはなかった。ですから首都圏の皆さん、行動してください。私は地方に住んでる人間ですが、変化があれば行動するつもりてす。緊急政権交代です。ネットだけでなく、電話で様々な人に連絡してください。つたない文章ですがしっかりよんでくれることを望みます。そして江戸時代の一揆のように頼もしい姿、真の日本人の方々と会うことを期待しております。

  2. 遠藤 健太郎:

     とし様へ
     まずは、決して祖先より受け継がれてきた生命を粗末になさらないで下さい。お気持ちは察するに余りありますが、出来ない莫迦たちをなじっていても解決はしません。莫迦に「退きなさい!」と発信しつつ、私たちで、すなわち非統治力を発揮して、これが極めて日本民族らしい力なのですが、被災者支援をしましょう。

     いずれにせよ、菅内閣はただではすみません。必ず行動すべき時が来ます。その時まで、とし様のような問題意識の高い方にご健在でいていただかねばなりませんから、どうかお心を強く保たれて下さい。