いよいよ占領憲法が問題に

皇紀2670年(平成22年)11月25日

 昨日記事にて取り上げた北朝鮮による23日の韓国延坪島砲撃で、民間人にも死者が出ていたことが分かりました。

 http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C9……

 ▲日本經濟新聞:対北朝鮮、米韓が圧力 民間人2人が死亡

 昨日は「日本も他人事ではない」と書きましたが、菅直人首相が「報道を見て知った」と語るに至るは、政治主導を言いながら政府の命令指示系統はどうなっているのか、と不安でなりません。怒りさえ覚えるほどです。

 現段階で判明しているのは、まず豪州訪問中の前原誠司外相に第1報が上がり、仙谷由人官房長官を経て、砲撃から1時間以上が経過したところで菅首相に報告があったようです。これではまるで一般企業のやり方であり、政府の体をなしていません。

 民主党は恐らく、政治主導と言いながらただ官僚を排除してきただけであり、政治の重要決定に必要な情報の吸い上げが出来ない体制を作ってしまったのでしょう。前にも指摘しましたが、防衛省には情報本部があり、それなりの情報を収集していますから、メディア報道で初めて知ったとは本来ありえない話です。

 24日の報道では、北朝鮮による拉致被害者家族の方々の悲痛なまでの不安の声も伝えられました。ご心中察するに余りありますが、いざという大混乱が起きた時、いよいよ拉致被害者の皆さんを救出することが、果たして現政府に出来ましょうか

 或る民主党幹部は、「閣僚の問責決議どころではなくなった」と北朝鮮の暴挙を「神風だ」と表現したことが報じられましたが、これで問責決議案を取り下げるようなら、自民党もおしまいです。さんざん「子供たちの教育の問題」と言ってきた朝鮮学校の高校授業料無償化について、高木義明文部科学相が再検討を示唆したように、何らの政治信念なき大衆迎合や政局騒ぎなど要りません。

 菅内閣では、周辺事態に対処出来ないでしょうし、そもそも占領憲法のままでどうやって武装した自衛官や警察官、または海上保安官を北朝鮮に送り込めますか? 先日来申しているように、存外に時間がありません。どうか皆様、今一度お考え下さい。お願いします。

この記事の関連動画

 http://www.youtube.com/watch?v=-051xUf97R8

 ▲自衛隊を米軍の傭兵にさせておくな (5:38)

 遠藤健太郎講演会より 10月24日名古屋

第6回『真正護憲論公開講座』愛知大会

 「錦の御旗 けんむの会」からのお知らせです。

 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/60447097.html

 世界遺産吉水神社の佐藤一彦宮司が頑張っておられます!

▼北方領土の哀しい歴史を忘れるな!

映画『氷雪の門』オフィシャルサイト

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『いよいよ占領憲法が問題に』に3件のコメント

  1. 素浪人:

    チャンネル桜の国賊的発想にはぶったまげた。日本は韓国の味方なのだそうだ。綺麗事保守とも言えない、アホ丸出しの考えである。こいつらに少しでも期待した小生の不覚だった。では、日本人は、韓国の為に血を流せるのか?ヤンキーどものお世話になっている身分でか?自国の領土を掠め取った相手の為に?アホくさくて脱力以外の何物でもない。また、民主を非難しても、自民の復活を求める声が多いのにも閉口せざるを得ない。長きに渡る自民政権のお陰で、今の腑抜け日本があることを、どうして考えないのか?日本人は、正論(法的・道義的)を余りに長く放置してきた結果、今の民主政権に辿りついただけであるのに、今来た道に戻ろうと言うのか?全日本人よ、正論の重みを知れ!歴史を勉強し、日本史の断絶に思いを致せ!中途半端な9条改正や、インチキくさい、疑似保守的な自主憲法制定論を振りかざすな!そんなものは、所詮、対処療法の付け焼刃に過ぎない!日本人が目指すべき道は、大日本帝國の再興以外にないことを知れ!これこそ、日本史の恢復でもあるのだ。

  2. オリノコ:

    青山繁晴氏は、金一族崩壊のときが最初で最後の拉致被害者救出のチャンスって言ってて、後はやはり今の政権ではだめだろうということと、自衛隊は出れるのかということを夕方のニュースで言ってました。朝鮮戦争のときと、今は日本の状況が違うから、絶対憲法問題にぶちあたるでしょうね。遠藤健太郎氏がこれまでみたいに政治家を本気で動かすか、いっそご自分で政治家になるかしてください。

  3. ストリートマン:

    明治憲法に戻ることです。