共同戦線を張って民族団結

皇紀2670年(平成22年)10月5日

 中共の山東省で4日、開かれた蹴球19歳以下亜州選手権の日本―アラブ首長国連邦戦で、君が代の演奏中に中共人男性が乱入し、日章旗を奪って中共人観客から歓声を浴びるという事件が発生しました。試合は日本が2?1で勝っています。

 http://www.asahi.com/international/update/1004/TKY201010040320.html

 ▲朝日新聞:君が代演奏中に男乱入、日の丸奪う サッカーU19

 http://sankei.jp.msn.com/world/china/101004/chn1010041654005-n1.htm

 ▲産經新聞:サッカー場で日の丸奪う 「国辱を忘れるな」トレーナー着用の男を連行 中国人か アジア選手権

 日中対立を収めようとする朝日新聞社の論調と、日中対立を煽るような産經新聞社の論調の両論を読んで恐らく丁度よいのでしょうが、なぜこの時こそ朝日新聞社は「チューゴクの偏狭な愛国心を許すな」と訴えないのでしょうか。

 日本でも偏狭な愛国心を掲げて暴論を振りかざす向きもありましょうが、日本の保守主義が天皇陛下によって司られる祭祀に基づき、自然と生命を次世代へ継承してゆくことと知った者たちは、むしろこの種の愛国表現に何の意味も見出していません。ですから、今回のような中共人の所業も実に情けなく、物悲しく映るのです。「ああ、本当に莫迦で哀れだなぁ」と。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101004/stt1010041743009-n1.htm

 ▲産經新聞:共産、「尖閣領有の大義」主張を 弱腰政府にねじをまく

 例えばこの記事を読んでどう反応するかです。私も指摘したように、日本共産党は沖縄県石垣市尖閣諸島の日本領有を揺るぎないものとして以前から主張しています。ならば領土を守る戦いでは、基本の違いから共闘までは出来なくとも、共産党と共同戦線を張ることが可能な(ともすれば前述のような偏狭な性質の人物とのほうが共同戦線を張りにくい)のです。

 こうして天皇陛下より賜った教育勅語の「億兆心を一にして」を実現させようと考えるのが、元来の日本保守主義者ではないでしょうか。日本民族一致団結の留意点は別の機会に論じるとして、少なくとも日本解体の目論みを察知して団結を提示してみる必要はあると思います。その私たちの差し出した手を彼らがはね除けるなら、それ以降一切は彼らの責任です。

 もし仮にも共産・反共の差なく日本民族が一致団結して領土保全の大声を上げたなら、それでも仙谷由人内閣官房長官は「立場は一致している。菅直人首相に伝えたい」などと言っていられるでしょうか。本物の売国・守銭奴が恐れるのは、まさに私のこの提案が実現してしまうことに違いありません。

 しかし、この提案を絶対に邪魔するのが、国際勝共連合という隠れ蓑を纏って日米政界に入り込んだ統一教会(世界基督教統一神霊協会)であり、組織政党としての自民党であり、民主党なのです。日本が民間の決定的な思想対立でもって勝手に分断され、占領憲法の護・改のみを論じるようにしている間にご皇室を自然消滅させる仕掛けに手を染めた組織、と申してよいでしょう。

 この企みを打ち破って日本を守るには、ここで繰り返し述べてきた真正護憲論(占領憲法新無効論)しかありません。これだけが、保守主義者のみならず共産主義者の理解をも可能にする学術論なのです。

 さぁ、日本共産党の皆様、一緒に日本政府の間違いを正してまいりましょう。そして、日本領土を何で守るか論じ合いましょう。まさか在日米軍にすべてを任せますか? 米国の戦争につき合わされ続けるのはご免でしょう。祭祀は世界平和の扉を開く鍵です。

 まさか人民解放軍では尖閣諸島を守れませんよ。

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『共同戦線を張って民族団結』に4件のコメント

  1. 素浪人:

    国際法にも、帝國憲法75条にも違反した現『アメ公の作文』は、誰がどう解釈しても、無効だ。無効化決議さえすれば、晴れて明治憲法が再生され、現在の情勢に合わせ、その改正を行えば良い(先に改正案を国会で議決するという考え方も存在する)。日本の真理はすぐ目の前にあるのに、原理原則に疎い日本人は、気に掛けもしない。これが今の日本の、最大最悪の病理だ。私は、今後も、このことの周知を護国活動の基幹としたい。

  2. オドー:

     最終の目的が国体護持である側と、国体破壊である側が共同戦線を張る事が可能だとは私は思わない。 日本共産党のHP( ttp://www.jcp.or.jp/)にある「尖閣諸島問題について日本共産党の見解」の(3)の部分より一部引用。>日本と中国との間で、あれこれの問題で意見の違いや行き違いが起こっても、問題をすぐに政治問題にすることを戒め、実務的な解決のルールにのせる努力が大切であり、話し合いで平和的に解決することが何よりも重要である。>日中両国政府は、2008年5月の共同声明の中で「ともに努力して東シナ海を平和・協力・友好の海とする」と合意している。今後さらに、その分野をはじめ日中の「戦略的互恵関係」を発展させ、東アジアの平和と安定に貢献するように求めるものである。 むしろ日本国民の反応を勘案しつつ、中共とのバランスを取っているように見える。

  3. オドー:

      三島由紀夫の「反革命宣言」より引用。>・・・名目的たると実質的たるとを問わず、共産主義が行政権と連結するあらゆる態様にわれわれは反対する者である。「共産党宣言」は次のごとく言う。「共産主義者は、これまでの一切の社会秩序を強力的に顚覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する。」 われわれの護らんとするものは、わが日本の文化・歴史・伝統であるが、これらは唯物弁証法的解釈によれば、かれらの「顚覆せんとする一切の社会秩序」に必然的に包含されるからである。>容共政権は共産党の一党独裁への準備段階として徹底的に利用され、むしろこのような緩慢な移行の方が、急激な武力革命による移行よりも彼らの歓迎するところである。 >・・・われわれの考える天皇とは、いかなる政治権力の象徴でもなく、それは一つの鏡のように、日本の文化の全体性と、連続性を映し出すものであり、このような全体性と連続性を映し出す天皇制を、終局的には破壊するような勢力に対しては、われわれの日本の文化伝統を賭けて闘わなければならないと信じているからである。

  4. knnjapan:

     もちろん日本共産党が革命思想・共産主義を下げない限り、記事中の指摘同様「共闘」は叶いません。ただ、個別各論に於いて「共同戦線」を張ることは可能だと申しているのです。ただこの姿勢は、彼らこそ歓迎しないかもしれません。下手をすると党員が保守派に持っていかれるからです。実はこの恐怖を彼らが1番よく知っているでしょう。 真正護憲論は、左右の思想対立による分断民族を接着できる唯一の学術論です。だからこそ左右両翼に混じらず、ともすれば警戒されてしまいますが、むしろ最も聞き分けがないのは革マル派の方々でしょうね。これを説得することは、ほぼ考えないほうがよいかもしれません。公安の皆様に頑張っていただきましょう。 何度でも申しますが、私たちは自然と生命の継承、或いはそれ自体のもつ大いなる意義を保守する平和主義であり、革命的共産主義者は理論上これらをことごとく否定している破壊主義なのです。