対立扇動の利権屋が暗躍

皇紀2670年(平成22年)9月13日

 まず、沖縄県石垣市尖閣諸島付近で中共の漁船に海上保安庁の巡視船が当て逃げされた事件について、事件発生してから12日までの6日間に丹羽宇一郎駐北京大使が4回も中共政府に呼び出され、3回目には楊潔篪外交部長(外相級)が、12日午前0時(!)の4回目には戴秉国国務委員(外交担当の副首相級)までもが登場する中、石垣市議会議員選挙の投開票が行なわれました。

 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-13_10142/

 ▲沖縄タイムス:石垣市(定数22) 選管最終

 仲間均氏(現職)は当選です。定数22に対して34人もが立候補した今回の選挙では、県下でほかに名護市議会議員選挙ばかりが注目を浴びましたが、ほぼ答えの出ている稲嶺市政に対し、石垣市で本年3月に現職を破った中山義隆市長と大浜長照前市長派の多い市議会はうまくいっていませんでした。

 上記のような外交案件にさらされながらも、決して日本政府が地方を守っているとは言えない状況にありますから、仲間議員には一層頑張っていただきたいと思います。

 http://www.shinhoshu.com/2009/12/post-119.html

 ▲真・保守市民の会:「領土と憲法」大阪決起集会の動画配信

 さて、米国では相変わらずキリスト教とイスラム教の対立を扇動する極めて幼稚なパフォーマンスの是非が問われているようです。5人に1人がバラク・オバマ大統領をイスラム教徒と誤認していたような米国民の、そもそものイスラム教に対する知識は万全なのでしょうか。

 http://sankei.jp.msn.com/world/america/100912/amr1009121204004-n1.htm

 ▲産經新聞:米でコーラン焼却や冒涜 ホワイトハウスそばでも

 http://sankei.jp.msn.com/world/america/100820/amr1008201020001-n1.htm

 ▲産經新聞:オバマ大統領はイスラム教徒? 誤解深める米市民 NYモスク発言も影響か

 最初に書いてしまいましたが、宗教革命によって誕生したプロテスタント系によるこのような「コーラン焼却」行為は、あくまで対立扇動の政治的、或いは経済的な絡繰り活動に過ぎず、人々の憎悪を掻き立てて対象を排除・排外に導くことで主謀の既得権益を守る行動に他なりません。

 その主謀とは、恐らく近頃かつての東トルキスタンを攻撃の対象として煽り、日中韓の間にも入って私たちをだまそうとしている勢力でしょう。中近東での何らかの戦争継続のみならず、東亜戦争の勃発まで目論み、世界各国で拝金活動に余念がないようです。だからこそ、石垣市尖閣諸島への日本政府対応は極めて高度な外交技術を要するのだと申さねばなりません。

 しかし、人間が神を求めたのはもっと純粋な気持ち、または一種の恐怖心からだったと思えばこそ、平成20年に製作されたイラン映画メシア(原題=The Messiah)』でネーダー・タレザデフ監督はイスラム教から見たキリスト教を描き、異教徒間の対話を生み出すような視点を提示してみせたと言われています。

 よって伊国ローマで開かれた宗教現代映画祭(Religion Today Film Festival)で高い評価を受けたのですが、残念ながら私はこれを鑑賞できていません。是非観てみたいのですが、日本での公開という話をまったく聞かないのです。どなたかご存じでしょうか。

 本来は同じ神を信仰しながら、宗教であるがゆえに互いを自らの戒律で排除・排外してしまうという歴史は繰り返されてきました。これらを指して昨年11月10日に「排他的で独善的」と述べた民主党の小沢一郎前幹事長は、そうでないものとして仏教を例示するという無神経ぶり結局はただの他宗教批判)を披露して、なぜ祭祀を語らなかったかと問い質したいところです。この政治家の心の中に天皇陛下はおわさず、ということなのでしょう。

映画『氷雪の門』オフィシャルサイト

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