民主党のステルス型政治

皇紀2670年(平成22年)7月5日

 皆様は「ステルス戦闘機」なるものがあることをご存知だと思いますが、これは早い話が敵のレーダーに探知されないよう開発された戦闘機です。平成17年には『ステルス』(『ワイルド・スピード』などのロブ・コーエン監督作品)という映画が米国で製作・公開されています。本作は、人工知能を有したステルス無人戦闘機と3人のパイロットが繰り広げるハチャメチャな物語でした。

 この3人(『ポセイドン』などのジョシュ・ルーカスら)と1機は、テロ対策という名のもと、他国に無警告のままステルス性を発揮し、テロリストの潜伏しているビルを丸ごと爆破して帰ってくるのです。いわゆる典型的な米国万歳の莫迦映画と言えましょう。

 あくまでステルス性そのものは「敵との闘い」に於いて開発されてきたもので、古くは日本の忍者が忍び足を鍛えたのも一種のステルス作戦です。決して味方・仲間に対して行うものではないでしょう。

 ところが、民主党は永住外国人地方参政権付与法案、選択的夫婦別姓を可能にする民法改正案、人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)の3法案を、11日投開票の参議院議員選挙マニフェストに掲載せず、争点にもさせないまま着々と実現への準備を進めています。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100703/plc1007030015000-n1.htm

 ▲産經新聞:【日本解体3法案】 ステルス作戦で準備着々

 民主党にとって、私たち日本臣民は敵ですか? 菅直人首相や千葉景子法相らは、自治労や日教組、部落解放同盟や韓国民団だけを味方・仲間と認識し、それ以外の日本民族のほとんどを敵と認識しているからこそ、かくも卑劣なことができるのでしょうか。これでは民主万歳の莫迦政治です。

 この件について私は3日、神戸市で開催した「『日本よ、立ち上がれ!』決起集会」でも指摘しましたが、特に地方議会の半数以上が反対の意見書を可決させている外国人地方参政権の議論はほぼ永田町でし尽くされており、危険水域に達していると思われます。

 選挙が終わった途端、民主党がステルス作戦を開始するならば、私たちは地方議員諸氏とともに何としても阻むべく声を上げねばなりません

 何度でも申しますが、これは外国人を排除・排外するためではなく、或る意図を持った外国人組織、とりわけ例えば中共の体制に反する人々が特定の地方に大量移民し、参政権を得て、中共非難の意見書を次々と可決させた場合、必ず外交問題と化すのに対し、占領憲法下の政府はそれにまったく対処できないで日中間を対立させ、気づけば戦争にさえ発展するのを防ぐためでもあるのです。

 これを「考えすぎだ」と言うならば、あまりにも想像力が欠落しています。現状でも国内のフリー・チベット運動や法輪功救済運動などから見て十分にありえる話であり、解釈改憲で乗り切ってきた出鱈目な日本政治では、占領憲法第9条違反の自衛隊を結局動かすことまではできず、私たちが「平和の維持」を願うなら、人民解放軍に武力侵略されることも想定して国防を強化しておかねばなりません。家族の暮らしを守るためにドアや窓の鍵をかけるのと同じです。

 拝金主義的意味ではない日本の利益を外国人にまで守らせようというのが地方参政権であり、そのようなことを強制しないというならば(民主党はもう言っているのに等しいが)、国益を地方から捨てていくような法案を準備しているのが民主党であり、だからこそステルス作戦なのでしょう。

「日本よ、立ち上がれ!」決起集会 動画配信中

 http://www.youtube.com/watch?v=S3LwlxB6LbQ

 ▲「日本よ、立ち上がれ!」遠藤代表1 (約6分)

 http://www.youtube.com/watch?v=_nFG-Pk4mX8

 ▲「日本よ、立ち上がれ!」遠藤代表2 (約8分)

 ◎石原修三前兵庫県議会議員、北山順一神戸市議会議員、白國高太郎神戸市議会議員が登壇された模様も配信予定です。しばらくお待ち下さい。なお、たちあがれ日本三木圭恵候補のご発言につきましては、インターネットによる選挙活動が認められていないため、選挙期間中は配信できません。ご了承下さい。

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『民主党のステルス型政治』に3件のコメント

  1. ストリートマン:

    ステルス政治、上手い事を言われますね。正にステルス亡国の「参政権」「夫婦別姓」「人権擁護」の法案を腹に収めたF-35、性能は追いつかないでしょうが60年の結果を出したい、仕上げをしたい腹の中は「マッ黒」国民がレーダーを利かして欲しいものです。

  2. yutakarlson:

    【日本解体3法案】 ステルス作戦で準備着々?民主党、連合と傘下の自治労、日教組は、これらについてシミレーションをしていない!!ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」こんにちは。もうすぐ、参院選ですが、今回の選挙の争点、菅さんのたくみな世論操作によって、争点が「消費税」に切り替えられてしまっています。本来は、民主党のマニフェストにも掲載されていない「日本国解体三法案」に関しても、争点にならないとおかしいです。これを争点にしない、自民党にも非常に問題ありです。この問題に関して、菅さんは説明責任があります。これら三法案が通過した場合、どのような不都合がおこるのかシミレーションをしておく必要があります。私は、ユーゴスラビアの事例なとも踏まえて、最悪のシナリオを描いてみました。これは、あながち全く起こりえないとはいえないシナリオだと思います。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

  3. 極右:

    遠藤先生、決起集会お疲れ様でした。応援しています。