小沢前幹事長の汚い策略
平成14年製作・15年日本公開の香港映画『インファナル・アフェア(無間道)』(アンドリュー・ラウ+アラン・マック監督作品)は、マフィアに潜入捜査中の警察官(トニー・レオン)と、警察に潜入するマフィア(アンディ・ラウ)の物語です。のちに米国映画界がこれを『ディパーテッド』と題してリメイクしました。
警官として潜入捜査に苦悩する男と、善人になろうとして警察内部で地歩を固める男の対照的なさまは、実に見応えがあり、本作には2作の続編が存在しています。しかし、一度嘘をついた善人ぶるマフィアは、その嘘を隠すためにさらなる嘘を重ねることになり、最後は驚きの結末を迎えるのでした。
昨夏の衆議院議員総選挙で政権交代の原動力になった民主党の政権公約について、まるで守れないまま7月11日投開票の参議院議員選挙向け公約を修正した現執行部に対し、小沢一郎前幹事長が「約束したことを守るのが政治だ」と反発、それに枝野幸男現幹事長が「大衆迎合だ」、野田佳彦財務相が「意味が分からない」と反論しています。
確かに、民主党の公約破りは酷いものです。とはいえ、最初から守られては困るような公約や党の方針もありました。行政コストがかかるだけでほぼ経済効果のない子ども手当の満額支給や、韓国民団のためだけと言っても過言ではない外国人地方参政権付与法案、日本分国化計画とも言える地方主権構想などがそうです。
それらを守りきれという小沢前幹事長と、事業仕分けで官僚の集金・蓄財システムをほとんど温存させたまま民間企業(「廃止」とされたGXロケットの開発関連企業だったIHIの子会社ギャラクシーエクスプレス)を倒産させた枝野現幹事長らの開き直りが、「小沢派」「反小沢派」の規定路線に沿って対立した形ですが、まったく政策論争としては意味がありません。
小沢前幹事長の腹の内までは知りませんが、恐らく政治とカネの問題を起こしたことによる世間の冷たい風に当たって、あたかも庶民の味方を演じて「消費税増税をするな」「高速道路は無料にせよ」と言っているだけではないでしょうか。つまり、善人ぶる悪人です。
人間を善と悪の二元論で語る宗教のようなことは避けますが、皆様には少なくとも、よもや「小沢さんは悪いことをしたが、政治家としてはよいことを言っている」などと騙されないよう気をつけて下さい、とご忠告申し上げます。何度でも書きますが、親小沢・反小沢の差なく民主党議員たちのしていることは政策論争になっていません。
小沢前幹事長は選挙に勝ちさえすれば何でもよく、結果の如何を問わず党内で「小沢待望論」が出るのを待ち望み、また自らそのための演出をしています。この度の言動は、ただそれだけの意味しかないのです。当然、政界再編も睨んでのことでしょう。
選挙期間中のこのような騒動そのものが民主党のための見せ物であり、しかも菅直人首相の消費税増税に関する発言の変化といい、党の法定ビラ1号には掲載していた「消費税」の文言を2号で消したことといい、善人ぶる悪人しか出てこないものですから、まるで面白くもありません。現体制に対して私たちがすべきことは、皆様もうお分かりのはずです。
「日本よ、立ち上がれ!」決起集会
と き 平成22年7月3日・土曜日
午後13時30分より16時まで
ところ 神戸市「生田文化会館」1階第2会議室
JR・阪神「元町」駅下車 西改札口より徒歩10分 地図
講 演 遠藤健太郎(真・保守市民の会代表)
ほか 旧平沼グループ・たちあがれ日本 関係者 登壇予定
参加費 無料
主 催 真・保守市民の会
詳細は公式サイトをご覧下さい。
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自前の憲法が暮らしをよくする!
皇紀2670年(平成22年)6月30日 10:00 AM
私は「小沢氏に期待」する人が居るのですが、民主党を破壊して呉れるならそれで良いのですが、破壊した後「日本」を考えている人?と問われれば「中共」の属国を目指すだけの人としか見えない。日本の政治を只「混乱」させた人と言われれば「イエス」と、これだけの人でしょう・・・