支持率危険水域の鳩山内閣

皇紀2670年(平成22年)4月13日

 メディア各社は12日、鳩山内閣の支持率が30%を割りこんだと報じました。熱狂的な政権交代劇で誕生した民社国連立政権は、半年を経て早くも危険水域に達したと言えましょう。

 http://www.afpbb.com/article/politics/2718104/5602724

 ▲AFP通信:鳩山内閣支持率、30%割れ 普天間問題に批判集中

  (日本テレビ、テレビ朝日の世論調査結果を例に挙げている)

 これに対し、民主党の小沢一郎幹事長は同日、党岐阜県連から小沢幹事長更迭要求が出たこともあってか、「全然心配していない。今までマスコミの世論調査は当たったことがない」と述べました。

 自らを正当化するためであればこうも言うでしょうし、小沢幹事長が占領憲法の無効化か、或いは日本経済の自立再生、北朝鮮による拉致事件の解決、北方領土や竹島の奪還、尖閣諸島の保全など、いずれかにでも力を尽くしていれば、私も擁護したかもしれません。

 そのような可能性が1つでもあった麻生太郎前首相への支持率低下と私の支持表明の関係は、これに尽きたわけですが、麻生内閣の支持率低下には「これが国民の声だ」と言った小沢幹事長が、わずか半年で(確かに私もこれがすべてだとは思わないが)「国民の声」と自ら称したものを莫迦にするとは流石です。

 韓国外交通商省が9日、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島に対して、領有権が韓国にあることを確定するための措置を一層強化すると発表しましたが、今もって鳩山政権がこれに対抗する様子を見せません。

 彼らがまとめた報告書には、竹島を「歴史的、地理的、国際法的に明白な韓国の領土」としたそうですが、地理的というのは単に「韓半島に近い」という無根拠な定義としても、歴史的経緯、すなわち国際法的には明らかに大日本帝國への編入が認められており、その後に於いて法的に韓国が日本から領有権を譲り受けたとする条約など一切存在していないのです。

 それでも鳩山政権は何も言い返さないのですから、鳩山由紀夫首相お得意の「友愛」視点で申すならば、日韓間の争いごとを永続させ、友好関係を構築するつもりはないということでしょう。それで「支持してくれ」と言われても無理な話ではありませんか。

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『支持率危険水域の鳩山内閣』に4件のコメント

  1. matu:

    「友愛」とは、在る争い事は永続させ、争い事になりそうなことははっきりと争い事にし、争い事でなかったものまで争い事にすることだったのですね。日韓・日米・国内・・・日本人は争い事など好みません。やっと支持率にも表れてきたというわけですね。遅すぎると思いますけど。

  2. ストリートマン:

    始めから危険水域に居る筈の人だったのですが、雛壇に上がってしまい。何をしていいか判らない、兎に角自民党のやらない事をやろう、と考えただけでしょうね。挙句の果てが自滅の道を歩み出したのではないでしょうか?小沢氏も弱音は吐けませんから、人間強気な口を利くときは不安なのです。

  3. KEN:

    「鳩撃ち猟」祭りにご参加ください!遠藤健太郎様いつも素晴らしい記事をありがとうございます。>麻生内閣の支持率低下には「これが国民の声だ」と言った小沢幹事長が、わずか半年で(確かに私もこれがすべてだとは思わないが)「国民の声」と自ら称したものを莫迦にするとは流石です。全く同感です。皆様、お疲れ様です。【日本を】『日本解体法案』反対請願.com【守ろう】では、藤井厳喜さんによる「鳩撃ち猟」祭りを開催中です。『鳩撃ち猟は「幸&後援会の公選法違反」で連座制(公選法第251条の2)により告発し「鳩を当選無効に追い込む」こと』が目的です♪告発の締切が4月末です。【告発時期】5月初旬を予定しています。集団で札幌地検に直接告発状を持ち込みます。告発状のツールはすべて揃っています。詳細はhttp://sitarou09.blog91.fc2.com/blog-entry-166.html奮ってご参加をお願い申し上げます。

  4. 舞 ←新PN:

    >占領憲法の無効化か、或いは日本経済の自立再生、北朝鮮による拉致事件の解決、北方領土や竹島の奪還、尖閣諸島の保全この麻生前首相の見解は今でも間違ってると思ってません。帰属の島まで追及したのは、自民党始まって以来、麻生前首相が始めての事でした。総裁で堂々と日教組問題をとりあげて青森で講演を行ったり、日本が占領憲法を無効化せずに放置しているをなんとかせにゃいかんと総理自ら言ったのは残念ながら、自民で麻生前首相だけです。 その麻生前首相をまもれなかった自民党はもう芽がないと言っても過言ではありませんが、それ以上に民主党の鬼畜までな政策や発言にはうんざりです。たちあがれも平沼氏は応援しているものの、政党では応援してません。やはり、政党ではなく個々の議員を見極めて応援したいと改めて思いました。