神谷氏にウソ答弁の財務官僚が…
平成二十九年十月に発覚した神奈川県座間市の九名強盗・強制性交殺人事件で、白石隆浩死刑囚の死刑が昨日、執行されました。法相の執行承認が「いつも遅い」という問題はありますが、改めて被害者とそのご家族にお悔やみを申し上げます。
死刑執行を受け、報道各社が事件を再度詳報することは、私たち国民にとって再認識の機会を得て重要であり、その意味では、朝日新聞社の記事がよく書けています。珍しいことですが。
昨年三月二十九日の参議院財務金融委員会で、参政党の神谷宗幣代表が合成麻薬フェンタニルのわが国への流入危機について取り上げ、当時財務省の江島一彦関税局長も、厚生労働省の吉田易範大臣官房審議官も「監視している」「密輸摘発の実績はない」と答弁していました。
ところが、この始末です。ちなみに江島氏は、こののち七月、内閣官房内閣審議官を経て、まもなく七月一日付で国税庁長官に就く人事が二十四日、発表されました。
しかも新しい関税局長には、悪名高い寺岡光博統括審議官(元主計局次長)が充てられます。私たち国民にとって、全く信用ならない出鱈目な答弁をした者が国税庁長官で、財政政策(緊縮財政)を操る者が関税局長というような行政権力では、いよいよどうにもなりません。
二月十日には、違法薬物を密輸入した疑いなどがある計百八十七人分の個人情報を含む文書を、関税局調査課の職員が酒に酔った挙句に紛失したことも発覚していました。
職務を終えて飲食に興じるのは、国家公務員も「人の子」ですから一向に構いませんが、たびたび霞が関官僚が起こすこの種の事故を見る限り、危機意識が皆無なのか、それともわざと情報漏洩しているのか、と疑いたくもなるものです。
財務省の解体的改組を求める声については、十五日記事の後段で指摘した残念なこともあり、その「私が削除した主催側の発言」がどのようなものだったか、二十六日になって突然、報道権力が林芳正内閣官房長官に今さら「財務省解体デモ」について見解を問うたことと関連し、公式チャンネルに最新動画を公開します。
実は、削除した部分の公開を躊躇していたのですが、ここへきてデモの正体と報道権力の動きが嚙み合い始めたため、思い切りました。是非ご覧ください。
■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)チャンネル登録お願いします!
NEW【財務省解体デモ】今ごろ政府見解を求めるマスゴミ~急に詰んだアノ一言
ともかく、岩屋毅外相が会見で「絶対に許さない」と述べたフェンタニルの密輸出入という最悪の事態は、名古屋市に拠点を構えた中共(支那)人たちの仕業でした。
日中関係を「良好に保つ」という美辞麗句の下、ひたすら中共に配慮し続ける外交が招いた国際犯罪です。これでも私たち国民は、中共の脅威を語ってはならないのでしょうか。語ると「右翼」扱いを受けるだけなのでしょうか。
二十四日記事の後段で申したように、蘭国(オランダ)ハーグ市で開催の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席することになった岩屋氏は、独ボン市に設置された「既に捏造がバレた慰安婦」を象徴する「少女像」に「極めて残念なこと」と述べるのみで、蘭国王陛下主催の夕食会に「首脳のみ出席と聞いたので」などと寝とぼけて欠席する「おさぼり」ぶりを恥ずかしげもなく披露しました。
首脳代行の英連邦豪州や韓国の閣僚は、夕食会に出席しています。恐らく岩屋氏は、外務省職員の「説明が悪い」となじり倒したことでしょう。無能な者ほど他人に対して偉そうな態度をとるものです。
もう一つつけ加えておきたいのは、中共が「従わない外国の政治家を平気で轢き殺そうとする」という現実です。これは、台湾総統府がそう主張しているのみならず、蕭美琴副総統の訪問先だった捷国(チェコ)の情報当局がその事実を確認しています。
これでも中共に配慮しなければいけませんか? これでも「ありもしない台湾有事」と言えますか?
仮に私たち国民が選んだ国会議員、それがたとえ岩屋氏(大分三区)でも、中共に車で衝突し脅迫されることを認めません。岩屋氏の始末は、私たち自身の手でつける(落選させる)のです。