れいわの迷惑、共産党の詐欺
艶っぽい美貌が目立って当たり前のことを言う人が意外にも少なかったように思いますが、この人は本当に唄が巧かった……歌手の八代亜紀(本名=橋本明代)さんが旧年十二月三十日、亡くなられていたことが昨日、公表されました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
故郷の熊本県(現八代市出身)を愛し、ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領のご両親が同郷と知るや応援したり、熊本大地震の際にも被災者支援に全力を尽くした方でした。
さて、七日記事でも猛批判しましたが、そうした声が多かったことに腹を立てたようで、れいわ新選組の山本太郎代表が「莫迦丸出しの反論」を晒しました。このような行ないを、恥の上塗りというのです。
東日本大震災によって発生した東京電力福島第一原子力発電所事故で、旧民主党の菅直人元首相が現場を急襲して混乱させたのは、私たち国民のよく知るところであり、首相の状況把握を目的とした視察というのは、被災自治体があくまで「落ち着いて」からでなければかえって迷惑になります。
大事なことなのでもう一度申しますが、政治家の「頑張ってますアピール」は、被災者にとって迷惑以外の何ものでもありません。特に能登半島大地震の規模では、しばらく議員は黙って進捗を見守るのが仕事です。なぜなら、議員が口を開くと自治体職員の仕事が余計に増えるだけだからです。
能登地方への交通状況についても、あれほど「個人は控えて」と県が発信しているのに突入した個人が「道空いてるのに『何もするな』とは何事か」などと吐き捨てるに至るは、支援物資輸送のために皆が協力して道路を空けていることすら分からないのか、と下がり果てた令和の民度に愕然とさせられます。「道空いてる」じゃないんだよ、と。
この種の「山本太郎的」短絡思考が国を滅ぼしかねません。まさに「活動的莫迦ほど恐ろしいものはない」のです。
連日申していますが、自民党の政治資金パーティー収入不記載に対しても、八日記事の「自分の金銭感覚で政治を語る『スケール』でしか国を見ることができない」短絡思考が司法権力の暴走を許してしまうまでに堕ちました。自民党にこれほど「キレ散らかした」なら、日本共産党の募金詐欺疑惑はどうでしょうか。
前段で、八代さんが熊本大地震の被災者支援に取り組まれたことを取り上げましたが、その際に「募金は三十七万円も。熊本の被災地支援、北海道五区補選支援、党躍進のためにありがたく使わせていただきます」と共産党の香西克介党員(衆議院東京三区予定候補者)が発信したことは、私たち国民が共産党に大きな疑念を抱いた瞬間でした。
これこそ司直の手が及ばなかった不公正を、国民が指弾すべきではなかったでしょうか。とにかく(正体を隠している場合も含め)共産党の募金活動には、一切協力しないことが肝心です。
私が日本赤十字の募金を紹介し続けるのは、実際に東日本大震災で被災された方から「赤十字は早かった」と聞いたためです。当時、赤十字に募金してよかったと思いました。完全に信用できるかどうかはともかく、少なくとも「日本ウソセフ」の類いよりはマシかと。
<再掲>令和6年能登半島地震災害義援金(石川県)
北國銀行 県庁支店 普通 28580
口座名義は「日本赤十字社石川県支部 支部長 馳 浩(ハセ ヒロシ)」
受付期間は令和六年一月四日から同十二月二十七日まで
皇紀2684年(令和6年)1月10日 9:29 PM
八代亜紀さんと言えば、私が学生だった時分は謎の「厚化粧キャラ」で今でいうイジられ要員だったように思います。今でこそ出身地を芸名にするのは珍しくありませんが、その元祖こそ八代さんだったかもしれません。先日たまたま熊本に旅行に行ったのですが、ふと「八代亜紀さん、元気かなあ」と思ったものです。その時には既に逝去されていたわけですが、足を踏み入れるとその土地ゆかりの方の顔が浮かぶのは、日本人が大切にしてきた「ふるさと」という概念が育んできた心なのかもしれません。
大規模災害もカネ集め票集めの「好機」としか認識していない共産党やれいわ新選組といった人でなしには永遠にそのことが理解できないのでしょう。