多様性条例に岸田官邸が…

皇紀2683年(令和5年)12月20日

 学校法人清風学園(清風高等学校・中学校=大阪市天王寺区)の平岡英信学園長が十六日、亡くなられていたことが分かりました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
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 自民党の政治資金収支報告書不記載問題で、公明党(創価学会政治工作部)の山口那津男代表が「同じ穴の狢とは見られたくない」と言うのなら、今すぐ連立政権から出て行けばよいのです。どうぞ明日にでも出て行ってください。「お国のために」。

 統一教会(世界平和統一家庭連合)の工作員を「秘書」に迎え入れた議員事務所が清和政策研究会に最も多かったため、目下の様相を呈しているのですが、統一教会の漏洩工作を創価学会が中傷するという政治の滑稽を、私たち国民はもう二度と目にしたくありません。この混乱こそが著しく国益を損じているのです。

 世界日報社(東京都中央区)のウェブサイトとツイッター(X)に「安倍派報道の屈辱に負けるな」と題した清和会応援声明が掲載されたのも、嫌がらせの追加に違いありません。統一教会と世界日報の関係性は、実は微妙な(一枚岩ではない)のですが、それでもあからさまにこう書くことで、かえって「今や憎き裏切り者の自民党」の国民的印象が悪くなると知ってやっています。

 確かに、暗殺された安倍晋三元首相がわずか一年にも満たない期間しか会長に就いていなかった清和会を「安倍派」と強調し、あたかも「安倍元首相のやったことを洗いざらい叩き斬る」などと息巻いている朝日新聞社テレビ朝日は、日日その関連報道に於いて異常の度を越し始めました。

 例えば、朝日の「ビジネスではあり得ない派閥の裏金 『一強』が生んだ『小悪の群れ』」に至っては、正気を疑う内容であり、政治が商業に倣うべきとでも言いたいのか、実のところ企業こそが内部留保(これを朝日は「裏金」と言う)を積み上げてきたことには触れないつもりなのか、私たち国民が財務省主導政治に抱いている怒り政権政党としての責任をわざとごちゃ混ぜにしています。

 自民党が政治資金を必死に集めねばならない理由は、五日記事で「事務所ごとに留保しておかなければ、いざという時に議員本人の身動きが取れなくなるからです。その『身動き』を議員に対して最も求めるのが私たち国民である」と申した通りです。だから厳しいパーティー券販売の達成目標(ノルマ)を課せられ、議員事務所単位でかなり苦しい思いもしています。

 そのことと、財務省の言いなりにしかならなかった岸田文雄首相が私たち国民の財政政策(増税、徴収強化一直線)に対する大いなる懸念の声にすべて背を向け、結果として私たちの暮らしが極めて厳しいこととは、政策論として何の関係もありません。議論の整理を敢えてしない「感情論」は、朝日のお得意であり、意味不明な像の前で「哀号哀号」と泣き叫ぶ破壊活動家の同類でしかないのです。

「女子トイレ不安解消されていない」 LGBTなど千葉県の多様性条例成立 自民9人反対・退席

千葉県の熊谷俊人知事が12月県議会に提出した「千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例」案は19日の本会議で起立による採決が行われ、…

(産經新聞社)

 そのような報道権力の暴力的言論がまかり通る中、人権とは何か、異性愛者と同性愛者が当たり前に共存し、性倒錯がもたらす大衆文化をすら育んできたわが国で今さら欧米の「LGBTQ」とは何か、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとは何かについて、もう誰も何も真面目に考えなくなり始めました。

 いえ、実は多くの国民が東京都新宿区歌舞伎町に東急が作った女性用のない化粧室や、女性用公衆浴場に「心は女」などと言い張る男性が侵入した事件などに触れて「このままでは大変なことになる」と考えています。それは、岸田首相が党内議論を統制までして成立させた「LGBT法」によって同性愛者や性同一性障害、性不特定などの私たちと同じ国民に対する偏見と差別、憎悪すらも助長したという重大な懸念です。

 よって男女共同参画を飛び越えてあらぬほうを目指した千葉県の熊谷俊人知事は、この「多様性強制条例」で県民を混乱と恐怖の地獄絵図へと叩き落すでしょう。

 この条例について、急転直下お話が舞い込み、バタバタと某氏を通して千葉県議会議員に働きかけました(「言われなくても反対だ」と心強い反応もあった)が、産經新聞社報道の通り自民党会派の議員九名の反対と退席を得て、しかしながら成立されてしまいました。残念でなりません。同時に、力及ばず申し訳ありませんでした。

 やはり熊谷知事は、令和三年三月十四日記事冒頭で申した通り「いい人ぶってるだけの出来損ない(ポリティカル・コレクトネスの典型的人物)」であり、これに従った自民党議員は、岸田官邸がLGBT法を強行採決させた顛末に倣ったものと思われます。岸田首相は、本当に恐ろしいことをやってしまったのです。

 法律も条例も、のちのち無効や廃止にすることができます。来年ますます目が離せません。

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