本当に荒れた?埼玉の治安
昨日の報道は、若者がハロウィーンの莫迦騒ぎに興じるさまではなく、高齢者が八時間も籠城した事件一色だったようです。テレビ報道をご覧になった方からは、その生中継(撮影範囲など)が籠城中の犯人を刺激する可能性のある危険なものだった、との指摘がありました。
埼玉県警察が突入の機を伺う様子を背後から丸写しにするなど、相変わらず報道権力のご都合(報道する自由、報道しない自由の身勝手な使い分け)が優先されていたようです。
そうした苦難の中、一人の犠牲者を出すことなく容疑者を現行犯逮捕した警察に感謝申し上げると共に、戸田中央総合病院(戸田市本町)で怪我をされた方がたと、蕨郵便局(蕨市中央)でさぞ恐ろしい思いをされたであろう方がたに、衷心よりお見舞い申し上げます。
事件は、この二か所だけでなく戸田駅近くの集合住宅で火災もあり、逮捕された鈴木常雄容疑者との関連があるようです。
戸田市と蕨市は、今や国際テロ組織・クルド労働者党(PKK)に占拠されたとまで言われている川口市に隣接しており、一時は外国人による犯行が疑われました。それが容易に多くの国民の脳裏をよぎること自体、極めて不幸なことであり、移民推進などに舵を切った政府の不作為を指弾せずにはいられません。
そうして十月十一日記事で皮肉にも申した「埼玉の治安」が大きく揺らぎました。この種の立て籠もり事件がわが国で初めて起きたわけでも何でもないのに、SNS上で多くの人びとが埼玉県内の治安状況を(興味本位でも)心配したのです。
社会不安とは、或る一定の条件が重なった場合、他の類似する事件の発生と比較して倍加します。八十六歳の「元暴力団組員」との情報もある高齢者が自宅に火をつけ、病院で発砲し、郵便局に立て籠もった事件は、川口の隣にある戸田と蕨をまたいだことによって大いに社会不安をかき立てたのです。
一方、消費税の導入で国内総生産を委縮させ、私たち国民の暮らしをじわじわと破壊し始めた政府の手により致命的少子化が進行し、高齢化に耐えられない国になってしまいました。
渋谷から若者の莫迦騒ぎが消え、埼玉で高齢者が発砲事件まで起こした令和五年十月三十一日は、それを象徴するような日になったのです。今後、凶悪事件も高齢化していくでしょう。
鈴木容疑者は、いつも同じ服装でパチンコ店に通い詰めていたようです。そういえばパチンコホール大手のガイア(東京都中央区日本橋横山町 大山努代表)が民事再生手続きに入りました。業界四位というのは、どの業種でも苦しいところです。
他のグループ会社六社(MG、MG建設、ガイア・ビルドなど)も一斉に事実上破綻したわけで、脱法賭博(パチンコ)なんぞに興じる人口がかつて「三千万人」と言われた時代から、現在わずか七百万人に減少したわが国の健全化を、一方で知らせています。
しかし、何かと北韓(北朝鮮)の資金源と批判されるパチンコですが、経営者が韓国系の場合、ほぼ北韓と関係がありません。決して賭博なんぞ推奨しませんが、賭博に興じる元気もなくなった私たち国民のもう一つの、財務省に内需を滅ぼされた姿とも申せましょう。
八十六歳が拳銃を振り回した動機はこれから明らかになるとして、昨日の事件がわが国政府、私たち国民に問いかける問題は、あまりに多いのです。
皇紀2683年(令和5年)11月1日 4:04 PM
私も最初は犯人はクルド人だと思いましたが、何のことはない、元暴力団のジジイで、病院の対応に不満があったとか。86歳まで生きていれば御の字でしょうが。
老人は国家財政の金食い虫として嫌悪されても仕方がない。静かに、なるべく迷惑をかけないように生きていこうと思います。