中共ア大陸戦略、危険水域

皇紀2675年(平成27年)5月10日

 http://www.sankei.com/world/news/150509/wor150509……
 ▲産經新聞:ジブチ大統領「中国軍基地の設置協議中」

 中共共産党による阿大陸各国への進出と介入に気をつけなければならないことは、ここでもどこでも何度も申してきましたが、中共は確実に要所を狙い撃ちしています。

 ジブチは阿大陸北東部に位置する小国ですが、ほとんど中東地域と申してもよいほど紅海の入り口に接しており、旧宗主国の仏国が陸海空軍を駐留させ、ジブチ港には海軍基地もあります。また、米軍も複数の部隊が駐留し、わが国の自衛隊は平成二十三年七月、ソマリア沖・アデン湾の海賊対策のための海外拠点を設置しました。

 中共はこのようなところに平然と殴り込みをかけてきたわけです。ほかには特にアルジェリアへの武器輸出やスーダンとの関係緊密化(南北分断時の介入)も危険な兆候であり、モロッコ王室も中共の接近には警戒しなければなりません。

 そして、この有り様こそが亜インフラ投資銀行(AIIB)の顛末を如実に物語っているのです。

 中共はジブチの港湾整備などに介入してきましたが、今後亜州各国に対して共産党人民解放軍基地の建設資金をAIIBで調達するというようなことを画策しており、AIIBはそのための「偽国際金融機関」に過ぎません。

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