厚労省はもう説明できない
厚生労働省のこの措置ですが、感染症法上の運用を見直すというのは、いよいよ指定感染症(二類感染症相当)指定を外す(例えば五類感染症相当指定に変更する)ということですが、利権でつるんできた日本医師会を抑え込んで果たしてやれるでしょうか。
しかし、やらねばなりません。とはいえ、それをするには厚労省が責任をもって科学的証拠を提示しながら私たち国民に見直しの理由を説明しなければならないのです。
指定感染症指定の問題は、従前より申してきたように私は何度もしかるべき筋に陳情してきましたし、「そのような声は他からも確かにある」と聞いていました。
ですが、多くの国民は武漢ウイルス騒動を扇動されてしまっており、説明もなく運用を見直せば「恐ろしい死のウイルスをその辺の町医者に診せるのか」「病床数の帳尻合わせだ」などと批判されてしまうでしょう。
ところが、私もそうした陳情の過程で気づかされたのですが、もはや今更説明できないというのです。説明するということは、これまでの出鱈目を全てバラすことになります。
さぁ、さんざん私たち国民を莫迦にして煽ってきた騒動を、どう収束させる気でしょうか。だからもっと国家全体の傷口が化膿する前に「ウイルスの正体が分かり始めました。少しずつ対策を緩和できます」と宣言できる好機があったのに、それを逃したから困ったことになるのです。
広島の平和記念式典で挨拶原稿を読み飛ばしてもすぐに(意味が繋がらないことに)気づかないような菅義偉首相には、必要な説明能力がありません。一刻も早く自民党は、新しい総裁を選んで政権を交代させるべきです。さもなくば「違う政権交代」が起きてしまうでしょう。