大阪でも「不自由」お流れ
やれやれです。大阪府立労働センター「エル・おおさか」(大阪市中央区北浜東)で七月十六~十八日に開催予定だった「表現の不自由展かんさい」の会場使用許可が、施設管理上の危険性を排除できないとして取り消されました。
主催運営側が「まさに不自由」とわめくのでしょうが、これについては十一日記事で述べた通りであり、今回の場合は、実施すれば公立の施設を利用する多くの人びとを脅かしかねないというのが取り消しの理由です。大阪府は行政権力として当然、内容の是非について一切言及していません。
では、その「脅威」の原因となった私たちの抗議が責められるべきでしょうか。
いえ、それこそ思想・言論・表現・研究の自由の範疇で認められるべきであり、主催運営側とその周辺のいわゆる対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)活動家の方がたも、これまでさんざん保守派の催しに難癖をつけ、妨害してきました。
自分たちの抗議は「正義」であり、保守派の抗議は「暴力的だ」などと断じるのは、いかにも「すべて国民の自由」を棄損する考えです。
表現は自由ですが、少なくとも天皇陛下の御尊影を燃やすような動画が展示されているのは、すべて国民の人権をも棄損する恐れがあります。つまり、自分たちの存在そのものを否定されたと考える国民がいることに想いが至らないようでは、自由とは申せません。
これは、よく「同性愛者の立場に立って」とか「障害者の気持ちを考えると」などと叫び続けてきた対日ヘイトの活動が生んでしまったロジックなのです。自分たちでそのような世の中にしてしまったのですから、開催はもう諦めてください。
さて、最後にもう一言。この方の「ワクチンの副作用で」と報じられていた段階での多くの人びとの反応が、あまりにも痛痛しかったのです。「違う病気では」「副反応を煽るな」と。
武漢ウイルス(新型コロナウイルス)禍に苛まれてきた私たち国民は、心のどこかで「もう大丈夫」と思いたい欲求に駆られています。
ウイルス感染に対しても、m-RNAワクチンに対しても、正常化バイアスがはたらき、自分は大丈夫なのだからワクチンさえ接種すれば「もう終わる」と思いたい人びとの気持ちが、痛いほどよくわかりました。
だからこそワクチンの危険性よりも安全性に関する情報を意図的に選択するようになり、一方向へと大多数の国民が流れていくという現象を起こしています。このような時の日本国民は、まさに個個の判断能力を喪失しがちであり、非常に危険です。
m-RNAワクチン接種によるスパイク蛋白が武漢ウイルス感染症状を誘発した可能性について、もはや誰も論じたがらないのですが、それはただの思考停止にほかなりません。
もしも接種の有無が何らかの条件とするような場面に出くわしたら、それは憲法違反ですから、直ちに訴えてください。接種しようがしまいが、国民の自由なのです。
皇紀2681年(令和3年)6月30日 7:01 PM
当たり前の話ですが、
日本ではそれがニュースになる。