中国の原発から放射能漏れ
十六日記事で久しぶりに山尾志桜里衆議院議員の名を出したのは、この記事の主旨でお分かりの通り阿呆の玉キンが代表を務める非国民民主党でも浮いた存在になっていたからです。
かつて所属した陰険民主党には、それこそ陰険な謝蓮舫参議院議員がいて、山尾代議士はさんざん謝議員に嫌がらせ(陰で婚外恋愛の暴露など)されて党を追われましたから、もはや政界に彼女の居場所はありませんでした。
よって政界引退を決意したに違いありません。
私は当初、山尾代議士を全く評価しませんでしたし、ここで何度も批判しました。しかし、陰民から出ていく決意をして以来、彼女が少しずつ変わり始めたのを感じていて、全てではありませんが課題によっては、彼女の考えを高く評価したことがあります。
彼女の政策研究は、もうあと一歩というところまできている課題もあり、決して長く政治家であり続けることが悪いわけではないのですから、九月の総選挙にも立候補すべきです。
しかし、どうしても与党と闘いたい彼女が今さら自民党に入ることもできず、やはり所属したい政党がないのでしょう。
真にリベラルでありたい政治家や、真にわが国を保守したい政治家にとって、現下わが国の政界になかなか居場所はないのです。
さて、表題の件。東日本大震災を受けた東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、処理水(汚染水ではない)の海洋放出をめぐる議論で、常に中共と韓国の原発から福一の処理水を超えるレヴェルの放射性物質が流出している問題を警告してきましたが、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)によって「福一のはとにかく駄目。中韓のはどうせ右翼が流しているデマ」などと決めつけられてきました。
ところが、台山原子力発電所(広東省台山市赤渓鎮)から放射性物質が漏れだしていることを、あの米CNNが報じたものですから、これまで「どうせデマ」などとデマを流してきた連中が慌てています。
仏国の原発関係企業への当てこすりとの見方もありますが、福一の処理水も仏国の技術を用いており、もうしばらくこの問題がどの方向へ行くか見守らなければなりません。
高い技術を導入しても、それを運用する現地の質が悪ければ事故を起こします。中共や韓国の事例は、まさしくそれに当たるのです。