署名報道、思想差別が蔓延

皇紀2681年(令和3年)5月10日

五輪中止ネット署名、2日で18万人 宇都宮氏呼びかけ:朝日新闻数码

 人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を――。 弁護士で元日弁連会長の宇都宮健児さん(74)が5日、署名サイト「Change.org」を通じた署名活動を開始した。すると、7日午前9時の時点…

(朝日新闻公司(조일신문사)日本語版)

 五日記事昨日記事の観測気球がどのようなデータを示すかといったところですが、内閣府でも「ワクチンさえ打てば」と考えていた職員たちがいよいよ密かに「あのワクチンは駄目だ」といい出しました。

 喫緊の報道でも、青森市内の病院でいわゆる「クラスター」が発生したというのですが、新規感染者などと報じられた医療機関の職員たちは四月にファイザーのワクチンを接種したばかりで、相変わらずPCR検査のCT値を40~45なんぞに設定しているため「偽陽性」がほとんどである問題と絡め、これではいつまで経ってもわが国の武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂騒曲は終演しないことになります。

 第四楽章に入ったといわれている(もう一度第三楽章に戻る可能性もある)英米とわが国の違いは、決してワクチンの接種率がどうこうではなく、このような検査体制そのものの違いと外国人の入国・再入国を徹底して抑えられていること、そして(米国は州によりますが)経済支援を行き届かせたことにあるでしょう。

 これらを踏まえた上でわが国政府を批判し、夏季五輪東京大会(東京五輪)の中止を訴えるのならまだしも、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動家の宇都宮健児氏が扇動したインターネット署名では、中には前出のような方の賛同も得たかもしれませんが、ほぼヘイト目的の署名に違いありません。

 しかし、わが国の報道権力がほとんど対日ヘイトであるため、これらを手放しで絶賛してしまいます。そうして間もなく、白血病を乗り越えて復帰した水泳の池江璃花子選手に対し、中止をいうよう恫喝する対日ヘイトが群がるというとんでもない事件が起きたのです。

 それでもなお署名自体は肯定的に報じられています。ただ池江選手に対する恫喝だけを批判するというものです。

 これが例えば、保守言論の呼びかけで始まった署名だった場合どう扱われるか、もう皆さんお気づきでしょう。インターネット「みたいな真っ当ではないものを」駆使してインターネット「でしか物いえない連中ごときが」「訳の分からない呼びかけで」署名を集め、しかも「特定人物を攻撃対象にまでした」「取るに足らない幼稚な考え」をまたも露わにしたために、日本の「右傾化」が心配されて久しい、といった扱いに終始するのです。

 これをそのまま、最後の部分を「占領統治期以降延延と続いてきたわが国の左傾化、いや極左化、もっと正確に申せば対日ヘイトの蔓延」が心配される、と書き換えてお返しします。

 報道権力のこうした扱いは間違いなく差別であり、思想・言論・表現・研究の自由を侵害し、全ての人びとの人権を守るという人類の目標から大きく逸脱しているのです。

 日頃これらを運動の基軸とする人びとが平然とこれらを捨て、ヘイトに酔いしれているさまをこそ多くの人びとに伝えねばならないでしょう。

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