都合が悪い反日派と有田氏

皇紀2677年(平成29年)1月10日

 http://www.sankei.com/economy/news/170109/ecn170109……
 ▲産經新聞:北米国際自動車ショーが開幕 トランプ圧力にピリピリ 欧州車大手は先手

 わが国の報道各社は、米国のドナルド・トランプ次期大統領によるいわゆる「トヨタ批判」のツイートに過剰反応しています。

 かつての日米貿易摩擦の荒波を乗り越えるべく米国に多くの雇用をもたらし、反日の矛先が自分たちに向かないよう苦労してきたトヨタ自動車が今さら非難されるいわれはありません。つまりトヨタは、トランプ氏へのアプローチを間違えたのです。

 米フォードが墨国(メキシコ)新工場建設を撤回したと言いますが、それは社の方針として変更があっただけで、しかしながらそれすらも「対トランプ」にうまく利用しました。トヨタが発表した新規対米投資は、いわば「後出し」であり、あくまで批判の圧力に対応したのでは今後苦しむことになるでしょう。

 事前にアプローチのない企業に対して「アメリカ・フィナンシャルグループの次期CEOのような人」は、ことほど左様につぶやくわけで、彼の勘違いもあり、いちいち日米関係に照らし合わせて怯えるような報道をすべきではありません。

 http://www.sankei.com/life/news/170109/lif170109……
 ▲産經新聞:千葉麗子さんの「くたばれパヨク」サイン会 抗議電話で「開催せず」 有田芳生参院議員「常識的な判断」 千葉さん「言論弾圧だ」

 そのような報道各社が好んで使う論客は、ほぼ全員「反日派」から選抜されており、よって芸能の世界でもその筋とは違う発言をしにくいのでしょう。

 以前申したようにそもそも演劇界は、自由な表現を巡って体制・国家権力と闘ってきたものですから、気骨のある流れを有します。ところが占領統治期以降、みるみるうちに(劇団を介さなくなり始めたこともあり)その気骨は姿を消し、単なる「反日」に身をやつしました。

 女優だった千葉麗子さんが一度はそちらへ流れたのも、目下の放送各局がそうさせたようなもので、実業家に転身していた彼女は、どこかでふと気づいたのでしょう。反日派が千葉さんを恐れてその言論を弾圧しようとしたのは、反日の正体をよく知っている人の告発だったからに違いありません。

 言論弾圧は、かつて演劇人たちが命を懸けて闘う相手でした。民進党の有田芳生参議院議員にそれが分かりますか? 結局は思想の立ち位置(ポジション)でしか物事を見ないから安倍政権に向かって「言論弾圧がある」などといきり立ちつつ、自分たちは平気で他者の言論を弾圧するのです。

 以前、保守派に評判の悪い或る書籍が公立図書館で閲覧できないよう処された時、私は抗議しました。いかなる理由があっても表現・言論に国家や地方、報道の権力が介入すべきでないというのが最も大切なことであり、ポジションは関係ありません。

 参議院議員ともあろう者がそのようなことも理解しないとは、全く呆れ果てたものです。言論弾圧の嫌がらせは、わが国で決してあってはなりません。

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