米国に怒られた韓国の行動

皇紀2677年(平成29年)1月11日

 http://www.sankei.com/politics/news/170110/plt170110……
 ▲産經新聞:【天皇陛下の譲位】新元号は平成31年元日から 皇室会議を経て閣議決定へ 法案提出は今年5月連休明け

 産經新聞社は、なぜ今このような記事を配信したのでしょうか。と申しますのも内容が極めて煽情的で、ともすれば皇統の維持を汚しかねない(有識者会議を含む)政府の所業に抗議の声を集めるべく早めに手を打ったということなのかもしれませんが、実のところ政府はまだ何も決めていません。

 何らの見識もないのに「有識者」という集いが何か言うらしいことは明らかであり、その方向性の推測はついているものの、政府は問題の性質を理解しています。軽率に語られることを最も嫌っているのです。

 よって菅義偉官房長官がすぐにこの報道内容を否定しましたが、私たちが興味本位で騒ぐことこそ皇室の御存在を危うくします。これは、人気投票の類いではありません。政府に届けるべき国民の声もこの点に留意しなければならないのです。

 http://www.sankei.com/world/news/170110/wor170110……
 ▲産經新聞:【釜山・慰安婦像設置】慰安婦白書を中止 韓国政府、日本刺激を避ける?
 http://www.sankei.com/world/news/170110/wor170110……
 ▲産經新聞:【釜山・慰安婦像設置】「言動を自制すべきだ」 日韓関係悪化に韓国大統領代行が懸念

 さて、まだなお私がお伝えした情報よりも「安倍外交のほうが大失敗したのだ」と信じたい方がたに駄目押ししておきます。

 少なくとも二年前より以前は、わが国政府のほうが米政府から「日米韓連携のために日本が韓国に謝って」と注文をつけられ続けてきたわけですが、現在は逆転しています。

 いわゆる「日韓合意」が全世界に伝えられたことの意味を理解できていない韓国の圧力団体(親北派「反日」市民団体)が起こし続けてきた珍騒動は、やはり米政府の怒りを買い、そのうち合意を報じた各国の政府も呆れ始めるでしょう。

 目下経済破綻寸前の韓国にとって、何らよいことはありません。もはや北朝鮮による「静かに韓国を地図から消す工作」かと思うほどです。

 安倍晋三首相との電話会談を経た米国のジョー・バイデン副大統領にきつく叱られた黄教安首相(大統領代行)が、国民に「反日」言動を慎むよう呼びかけねばならないのも、まさに厳しく言いつけられたためで、妓生虚言集(俗称=日本軍慰安婦白書)の刊行についても、国民世論の反発を恐れてよく分からないことを述べていますが、米政府に「やめろ」と注文をつけられたからこその対応でした。

 また、米国務省のジョン・F・カービー報道官が長嶺安政駐韓大使らの一時帰国(事実上の召還)について、現地九日の記者会見で「珍しくないこと」と述べています。

 日米韓連携を阻害する行為に対して敏感に反応してきた米政府側がこう述べたのは、問題に踏み込まないままわが国政府の対応を支持している証拠です。さもなければその場で「反応が少し大きすぎではないか」と批判されていたでしょう。

 自分たちの国を亡ぼすほどの大恥を、わざわざ全世界にかくことはないと思います。しかしながら黄代行政権では、どうすることもできないでしょう。強い表現で申し訳ありませんがこのままでは、本当に韓国が地図から消えるかもしれません。それをもう日米は止めないということです。

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『米国に怒られた韓国の行動』に3件のコメント

  1. 心配性:

    ※この文章が不適切だと思ったら、削除してください。

    私は正直、皇室と沖縄に関しては、守れるかどうか自信がありません。

    私は昔、土器の復元や遺跡の図面引きをやっていましたので、自国の歴史や文化についてさほど詳しくはありませんが、思う所は人一倍深いものがあります。

    ご存知でしょうが、日本列島の歴史というのは、ざっと言うと、旧石器時代以降、北海道や朝鮮半島や沖縄を経由して、彫りの深い顔立ちの人々が次第に流れ込み、それが長い年月をかけて混ざり合って比較的均質化し、十把一絡げに「縄文人」と言われる人々が活躍する縄文時代が栄え、その後、大陸の各地から朝鮮半島などを経由して、別系統の細面な人々がバラバラに流入、「水稲栽培」に代表される弥生時代が始まります。
    縄文~古墳時代の人々は、朝鮮半島にもしばしば進出し、また住み着く事もあり、それが今日の日韓両国民の遺伝的近縁性の一つの要因にもなっているはずです。
    また、弥生~平安時代頃、或はそれより前の縄文時代の頃から、九州南部から沖縄への人の流れが活発化し、現在の沖縄の人々や、沖縄の言語や文化の基本的な「骨格」を作り上げたと言えます。

    私は、中学・高校時代美術部でしたので、土器の復元などをしていた時代、お遊びで「渡来系弥生人」とやらの顔をスケッチで復元した事があります。
    男性は、鼻の低い明石家さんまさんに、女性は柴田理恵さんにそっくりな顔になりました。
    一般に「渡来系弥生人」と称されるものは、顔が細長く、鼻の幅が狭く、歯が大きく、鋏状の嚙み合わせで、口元が膨らんだり、若干出っ歯気味になる事があります。(近年「北方」「ノッペリ」を強調したいあまり、真っ平らでかつ、たんぽぽの白鳥久美子さんの様な顎のしゃくれた‶受け口”の復元図を示す場合もありますが、あれは何らかの意図を持った印象操作です。)

    近年現代人や古人骨の遺伝子を調べて、父系や母系のルーツを探る事が当たり前となっています。

    近年日本の研究者が、徳川将軍家に嫁いだ皇族や藤原氏の女性達の遺伝子を解析し、ルーツを探るという事もやっています。
    例えば母系のルーツに関して、有栖川宮織仁親王の娘浄観院と伏見宮邦永親王の娘証明院のミトコンドリアDNAのハプログループは共にD4。
    D4系統は、中国・韓国・日本など東アジアに幅広く、多く見られ、ざっと本土の3割、沖縄の3割、「渡来系弥生人」や「縄文人」にも見られる系統です。
    そして、閑院宮直仁親王の娘心観院が、日本では少ないものの東南アジアで優勢なF1b、関白一条忠良の娘澄心院が、沖縄や九州南部で特に多く見られる日本列島固有の縄文系M7a1a2・・・といった具合にすでに調べられ、日本を代表する研究者が本にまとめて出版もされております。
    今後は、Y染色体やより詳しいゲノム解析へ、また古い時代の遺骨の調査へと進んでいくはずです。

    そこで気がかりなのが、これらデータの「政治利用」です。
    日本人のルーツは複雑な上に、本土ー沖縄、本土ー北海道、列島ー朝鮮半島の間で双方向の人の移動が見られます。
    当然「◯◯征服説」だの「天皇◯◯人説」といった単純なストーリーを描く事はできません。

    長くなりましたが、一読され、不適切と判断した場合、ぜひ削除していただいて結構です。

  2. 金 国鎮:

    韓国にはかってアメリカト事を構えた政治家がいた。
    前朴大統領だ。
    その時もこれでもかという中傷を日本のマスコミはしていた。
    代が変わっても同じことを繰り返している。
    このブログにもあのブログにもアメリカ・アメリカと小うるさい評論家が多い。

    いい加減アメリカ抜きの安全保障を考えてみたら。
    それが常識だろう。
    日本も韓国も。

  3. まい:

    金さん

    あなたの国がどうやってできたかよく思い出して下さい。
    あなたの国は北朝鮮のほうではなく韓国ですか?
    韓国がどの国に作られた国かよく思い出して下さい。

    遠藤先生の別の日の投稿より

    >嫌が応にも太平洋防衛の責任は、三度目の世界大戦を回避するためにも日米(本当は日米韓)にあり、中共の侵略を防止すべく特に豪比越尼との協力関係構築は欠かせません。
    > 私は、現行憲法(占領憲法)が本来無効のものであると何度も申してきましたが、安直で軽率な「反米」或いは「離米」に奔るほど世界平和の構築に無関心ではないのです。

    単純すぎるアメリカぬきのカッコつけで国際政治なんか語れませんよ。