韓国団体が朝日を追い込む
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140916/plc140916……
▲産經新聞:慰安婦聞き取り映像公開「理解に苦しむ」 菅官房長官が不快感
いわゆる「慰安婦問題」をめぐる宮澤内閣の河野洋平官房長官談話作成のため、当時のわが国政府が談話発表の直前に実施した「元慰安婦」とされる韓国人女性に対する聞き取り調査の映像を公開した韓国の市民団体とは、太平洋戦争犠牲者遺族会(会長=梁順任)です。
菅義偉官房長官がこの行為を「理解に苦しむ」と述べたのは、聞き取り調査が非公開を前提にしていたのと、今回一部だけを編集して公開されたためでしょう。
すでにこの調査内容が出鱈目なものだったことは、検証によって判明しており、公開されても何らの証拠能力を持たず、よって完全に無意味ですが、遺族会は映像の持つ政治宣伝性(プロパガンダ力)を利用しようと企んだに違いありません。しかし、まったく効力を有しないのです。
ただ一点。遺族会の行為がさらに朝日新聞社を追い込むことになりました。
それは、さかのぼること三年前。「日本政府から補償金を受け取ってやる」などと謳って会費十五億ウォン(約一億二千万円)を騙し取った詐欺容疑で、ソウル特別市警察当局に摘発された団体こそ、まさにこの遺族会でした。日韓請求権協定を正しく教えられていない国民から三万人もの被害者を出した大事件です。
会長の梁氏も詐取容疑で摘発、立件されており、彼女が朝日の植村隆元記者の義母であることは、もはや広く知られ、朝日が「慰安婦記事を書いた記者個人のことまでいろいろ言われている」「やめてほしい」などと言っていたわけですが、遺族会がいわば「足を出した」ため、もう植村氏は逃れられません。
朝日は、先の「お詫びなき訂正記事」の中でも、植村記者の記事について、梁氏らの「反日」訴訟を有利にするために記事を歪曲したことを否定しており、正体が広くバレればバレるほど、この検証そのものもやり直しになります。そう、遺族会は本当に意味もないのに大したことをやってくれたわけです。頭が悪いのにもほどがある。