中共、大物拘束できた事情

皇紀2674年(平成26年)7月31日

 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140729/chn140729……
 ▲産經新聞:習政権、破った不文律 司法・警察握る大物、党内激震

 中共の習近平体制は、またも「粛清」を断行、今度は「刑不上常委」(常務委員の刑事責任を追及せず)の不文律を破りました。親族まで身柄を拘束されたのは、中共共産党の周永康前政治局常務委員(上海閥で石油閥)です。

 この劇的な「腐敗撲滅アピール」には、さまざまな憶測が飛び交っています。

 まず、習体制になって党籍剥奪の処分などを受けた幹部は約十五万人に及んでおり、これが仮にわが国の話であれば、自民・公明両党の幹部議員がほとんど逮捕されたとして、もはや政治の崩壊が起きかねません。

 それでもやっていられるところに、共産党一党支配の恐ろしさがあるわけですが、一部で囁かれてきたほど、習国家主席一派(太子党)と江沢民元主席一派(上海閥)との間に激しい権力闘争は今日、存在しません。

 私が聞いた限りでは、以前にも指摘したとおり、習主席はすでに体制を磐石なものにしているのであり、江元主席一派を完全に抑え込むことに成功しています。これが、胡錦濤前主席との決定的な違いです。

 共産党人民解放軍の掌握にもほとんど不安はなく、むしろ目下軍の動きについて、習主席のあずかり知らないことはほぼありません。つまり、共産党軍の好戦的な態度は、決して「軍が勝手にやっていること」ではないのです。

 習主席は、このような状況に自らの体制を持ち込めたからこそ、周前常務委員を失脚させることができました。これで権力闘争が激化するのではなく、もう終わったのです。粛清は、今後も大手を振って続けられるでしょう。

 残すところ現下の習体制を脅かすものは、間違いなく旧東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)の原状(侵略以前の状態)回復運動と、わが国などをはじめとする国際世論、経済格差がもたらす人民の激烈な不満ということになります。

 これらの成れの果てに、習主席こそが身柄を拘束されて終わるということもありうるのです。

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『中共、大物拘束できた事情』に2件のコメント

  1. ゆき:

    8/5広島でウィグル帰化人イリハムさんの講演会がありました。私は中国とは因縁があります。平和ボケの私が、故人となった兄の見たこともない妻で上陸許可もでない中国女に、ビザを出して(コネですぐにでました)もらい入国させ散々な目に会ったトラウマが消えません。一流重工企業が不良外人を雇っていたこと、外務省が調べもせずに不良外人にビザを出すなど、日本もおかしいです。中国人でないと悪い奴というのがわからないのも事実です。私は瀋陽出身の帰化中国人に教えられました。苦労の足りない日本人にはその悪賢さがわかりません。
    このような中国人の特質をイリハムさんも述べておられました。イリハムさんの言われた要旨を書かせて下せさい。日本会議は国歌斉唱をする組織です。右寄りでないと中国の真実を知らせる講演会も開けないのかと思いました。
    「日本だけでなく、新疆ウィグルも被爆国である。共産政権は46回ロプノールで核実験を行い、事前に住民に知らせず、実験後医療団が大押しよせた。この結果100万人が亡くなっている。私はみつくちで、中国では近親結婚のせいと言われたが、日本では放射能と関連があると言われた。旧ソ連がかつてトルコ系の国々を連邦に入れ、中国は大戦後新疆ウイグルを配下に収めた。ソ連との取引であった。無血で植民地化した。
    旧ソ連崩壊後、中国に民主化が起きたが弾圧し、新疆に移民を送り込む。天然資源の1/3は漢族の元に行く。浄化手段として、ウィグル語を教育の場から追い出す。この言語でやりとりをする児童は終日グランドに立たす。反省書を書かす。祖父母と孫は両親を介してしか交流ができない。
    ウィグル人はイスラム信奉者で、髭を生やすのも教えに従っているためだが、職場で髭をそらせる。
    生活保護は200元だが、受給条件として宗教活動をやめること、違反者には保護を止める。村かにムラに移動の際は公安で許可証をもらうこと。会う人の名を書く。
    礼拝は自分の村でのみ許可。他の村での礼拝は違法。
    漢人には仕事住居が支給され、石油で潤い車で通勤の一方で、ウィグルはロバを売るほど困窮する。土地は共産党の物。監視カメラが電柱に20個ついているが、珍しくない。誘拐でカメラを参考にできるのは漢族だけ。結婚式も400名以上は不許可。リストを作り公安へ持って行くことになっている。ここの所難民が増えている」声が大きくなり、「パレスティナではイスラムが大声を出して支援を求めている。ウィグルには声が上がらない。なぜなのか。周辺のトルコ系国家、キルギス、カザフ、ウズベツクは我々を売る。中国が支援をしているから。だから東南アジアに逃げる。しかし、ここでも支援をするので送り返される。ベトナムに中国軍人が入国し、逮捕しにくる。ウルムチ事件後カンボジアで22人が送還。条件は11億ドルと軍事車両の中国からの支援。ミャンマー、タイ、マレシアも同じこと。」「ヤルカンドの農民の反乱の発端は
    7/28 祖父母両親7歳の子の家に警察が入り、コランがあるか家宅捜査の結果暴力事件に発展、全員射殺され、政府はテロと発表。村の人々が集まり、銃殺される。他の村にも拡散し、外に出た人は出動した軍に殺された。3000人が殺されたと言われている。党がネット遮断をするので世界には知られていない。ラマダンで中国は水と食料を無料でだし、食べさせる。コランを持っていないか家宅捜査もする。その他15-25の未婚女性を沿海州などに強制移住させる。党が自慢話として3年間で46万人(人口一千万)に就職をあっせんしたという話からの数である。断ると戸籍を抹消すると脅す。酒場や売春に携わった者もいるという。
    新疆ウィグルはエネルギーが吸い取られており、他の産油国からもパイプで繋がれていて、経済成長を
    牽引する重要な場所となっているが、彼らウィグルには何のメリットもない。貧しいままである。
    こんな内容のお話でありました。

  2. ゆき:

    中国のニュ‐スを見ると、ISISが中国の新疆に対して同情的である。かつての軍国主義日本は敗戦を迎え、悪者になった。原爆資料館に行くと大量虐殺に驚くのはインド系。確かにインドは民主主義国英国が統治していたけれど、彼らには軍国であれ、民主国家であれ、植民地化する国は同じ悪だろう。日本のような荒れ狂ったエネルギーがなければ、欧米の植民地が独立する機会が訪れなかったか遅くなったに違いない。確かに軍事国家やテロ国家などとんでもない。しかし、金と引き換えに同じイスラム民族を売る国や中国とビジネスに忙しい国が偉そうに何を言えるのだろうか。一般市民虐殺というのは国際的な支持を得られるはずがないのはもちろんのこと。自爆攻撃を繰り返すタリバンより性質が悪いとアフガン難民はISISのことを言う。しかしだ、中国のような薄気味悪い、民族浄化を行う国の毒を止めるには、毒であるISISくらいしか手におえる組織がないように思える。そうなると中国は待ってましたとばかりに大義を得て堂々とウイグルを殺し始めるだろうが。欧米が勝手をしたつけが今、無実の市民を巻き込みながら手荒く返ってきていると思う。