中共にアフリカを渡すな!
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140511/mds140511……
▲産經新聞:ナイジェリア 少女救出へ各国で総力を
回教が原理主義に奔ると、途端に国際的信用を得られなくなるのは、例えば女性の教育を受ける権利を否定してしまうからです。これはかつて、マレーシアのマハティール・モハメッド元首相が指摘したことであり、多くの回教国政府は女子教育を決して否定していません。
阿大陸随一の経済大国となったナイジェリアで、過激派武装勢力ボコ・ハラム(現地語で「西洋の教育は罪」の意)が学校から女子生徒二百人余もを拉致し、「奴隷として売る」などと言い張っている事件は、結局のところ南部基督教地域と北部回教地域との経済格差に発生の主原因があり、早い話がカネの問題です。
しかし、グッドラック・ジョナサン大統領の事件への対応は不十分で、仏英米に救出支援を求めたのはあまりに遅く、中共の李克強国務院総理と七日、会談を行い、中共国鉄建設大手と沿海部の鉄道建設契約を交わしています。それどころだったのでしょうか。
李国務院総理は、今月四日から八日間でエチオピア、ナイジェリア、アンゴラ、ケニアの四カ国を訪問しましたが、インド洋に面する港湾都市モンバサからナイロビを経由し、ルワンダや南スーダンなどを結ぶ鉄道網の建設契約を取りつけました。
各国では、中共とのこのような契約は、実のところ中共人労働者の大量流入を招くだけで、現地雇用の促進には繋がらないという不満がくすぶっていますが、指導者たちはカネの力に屈しています。これは現実的問題であり、「背に腹はかえられない」事情があるでしょう。
今回の女子生徒拉致事件には、中共も支援を申し出て歓迎されましたが、わが国は非難声明を出すに留まり、ナイジェリアから特に要請もありません。
それに米国の救出部隊の動きも鈍いように思います。バラク・オバマ大統領がどの程度の規模で派遣を命じた結果なのか、未だ拉致現場の特定すらできていません。
阿大陸各国は、中共共産党紙幣でほほをひっぱたかれているような状態にあり、法的限界を放置したままのわが国は当然のことながら、欧米すら手が出せないことになれば、紛争に至った南スーダンのようなことが何度でも起きるでしょう。
現下の中共がしていることは、かつて欧米の植民地(現地搾取型)政策によく似ており、皇民化(現地教育型)政策の経験をもつわが国が人権を重視するようになった欧米と連携し、阿大陸に投資することを真剣に考えるべきです。