岸田首相が避難生活を変える
岸田文雄首相は昨日、能登半島大地震の被災地を訪ね、国民に声をかけて回りました。発生から二週間という、被災自治体が落ちついてからの妥当な現地視察です。
ところが、七日記事で申したれいわ新選組の山本太郎代表による迷惑訪問があったがために、やれ「遅い」だの「パフォーマンスだ」だのと厳しい意見が出たというような報道が散見されます。これを際立たせるために山本氏は、わざと被災地を急襲したのでしょう。汚いパフォーマンスでした。
岸田首相は、現地で活動する警察官、消防官、自衛官らを激励もしています。これが重要なのです。「国民をよろしく頼みます」と労をねぎらえる為政者か否かは、その人間性が問われます。
政策は最低ですが、もともと人柄について悪い噂のない人でした。かつて小泉純一郎元首相は、まるで自衛官に挨拶もしませんでしたが、先帝の上皇陛下と上皇后陛下が御行幸啓になり、或る陸上自衛官が「汗臭いのに目の前まで来られて御声がけいただいた」「それだけで活動が苦にならなくなる」と話してくれたのを思い出します。
被災者に「ホテルや旅館へ二次避難してください」と呼び掛けた岸田首相に、すっかり左翼・極左の偶像化した元芸人が「そんな金あるか」などと頓珍漢に噛みつきましたが、行政が手配した宿泊施設の避難滞在は無料です。
これは、東日本大震災ののち、私たちが陳情してきたことで、ホテルや旅館、客船などの個室を行政が貸し切りにしないと、学校の体育館といった場所にいつまでも被災者を押し込めるわが国のやり方は、人の心を著しく疲弊させてしまう、と。避難生活の場を考え直すよう、あらゆる方面に以前から求めてきました。
岸田首相がこれに応えるとは思ってもみませんでしたが、石川県と連携してよく決断してくれたと思います。あとは、復興のための予算を迅速に執行することです。
そんな中、中部地方九県一市の被災地支援連絡会議に「中共工作員の協力者」「早稲田大学教授時代の性加害疑惑」「暴言吐き」「人でなし」といった形容が並ぶ静岡県の川勝平太知事がただ一人欠席したという「まさに外道」の報。
病気でも何でもなく、この行為を報道各社に責められて見下げ果てた言い訳(「会議は聞くだけだから」とか)をする始末で、仮にも静岡県が東海地震の被災地になって、今度はただの一県も助けに来なかったら、間違いなくそれは川勝氏のせいです。県民の皆さん、大丈夫ですか?
この知事の問題は、延延と取り上げ続けてきましたが、ついにここまで人間性の欠片も見当たらないとは。
大きな災害が発生しますと、自治体職員が真っ先に動かねばなりません。被災地支援に静岡県庁職員も動いたはずです。しかし、知事がこの有り様で、残念なほど知事派の職員、議員がいて「莫迦」を擁護してしまうのでは、この「問題(異物)」を取り除くことができません。
一日でも早くこれを始末しなければ、わが国は、いつまたどこで災害が起きるか分からないのです。川勝氏は、もう十二年間も文字通り「日本の迷惑」になっています。皆で引きずり降ろしませんか? どうですか?
皇紀2684年(令和6年)1月15日 5:57 PM
人品骨柄は、まず人相にあらわれると思います。単なる美醜ではなく。
この顔を見て、彼に投票する人の気がしれません。
皇紀2684年(令和6年)1月15日 8:59 PM
地元の消防団に所属しているのですが、過疎化による人手不足や決して順当とは言えない手当の額もあって「やってらんない」と思うばかりですが、それでも地元の首長や地域住民から感謝されると「もう少し頑張ってみようか」と奮い立つものです。自慢ではありませんが、私が団長を務める分団が昨日の出初式で優良分団として表彰を受けました。数百人といる会場で表彰状を受け取る時の喜びはなかなかのものです。被災地における自衛隊や警察官らは表彰こそ受けないでしょうが、時の総理や首長から激励を受け、被災者の方々からも感謝されるのはその後の人生において心の支えとなるに違いありません。防災に携わる人々を蔑ろにする自治体は滅び、国は腐敗するのでしょう。
批判を承知で申し上げますが、岸田首相も非常によくやっていると思います。安倍元首相とは違った「華の無さ」「地味さ」が、粛々とある意味機械的に被害状況の把握や復旧計画の策定を進めるべき今のフェイズにおいては追い風になっているのではないでしょうか?華はあるかもしれないが想像力も道徳もないテレビ芸人崩れの面々とは大違いです。
誰かが岸田首相を「働き者のゾンビ」と称していましたが、案外この政権は長続きするかもしれません。そんな時こそしっかりと国の未来を担える優秀な政治家を「育てる」好機です。もう何となくの雰囲気や知名度だけで議員になれてしまう体たらくから卒業しなければなりません。