野村元農相が叩かれた裏で計画
農林水産相の小泉進次郎氏に「ルールを覚えてもらわないと」などの苦言を呈した農水族議員で元農水相の野村哲郎氏(参議院・鹿児島選挙区)が目下、盛大に炎上していますが、自民党幹事長の森山裕氏(鹿児島四区)は、同郷で同じ農水族の野村氏ではなく小泉氏に加担しました。
これが「岸破森進次郎政権」です。どちらの言っていることが正しいとか正しくないとかではなく、農水族の森山氏が加担している今般の備蓄米放出を、農業協同組合(JA)が本気で潰しに来なかった理由も、ここに表れています。
先日、実は台湾米を試食させてもらったのですが、さすがはわが国の国産米と全く遜色がありません。しかし、小泉氏は台湾米でなく、米国産米の大量輸入計画を隠しています。それを農水族の森山氏が了承し、JAが裏で呑んだということでしょう。
この一連の流れを知らされていなかった野村氏がいつものように、つい口を滑らせたというわけで、岸破森進次郎政権がコソコソと事を進めている限り、与党・自民党議員でさえ政策に口を挟めなくなっているのです。
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最新動画【自民党も他人事やない】こんなアホな政治家初めて見たわ!イジェミョン驚きの選挙公約
さて、本日いよいよ第二十一代韓国大統領選挙の投開票日です。早ければ深夜にも大勢が判明しますが、不正選挙の疑いが全く解決していない中、このまま悲惨な結果を招くのか、それとも……というところは、明日午前七時に公式チャンネルの最新動画を更新します。
ポーランド(波国)の大統領選挙では一日の投開票で、保守政党・法と正義(PiS)が推すカロル・ナブロツキ氏が勝利しました。これで中道左派のドナルド・トゥスク首相が政権運営に頭を悩ませることになりますが、波国がウクライナの出鱈目を指摘する立場に立つことにもなるでしょう。
いわゆる「国際社会なるもの」が形成してしまう出鱈目と言えば、タイ王国(泰国)ウボンラーチャタニー県に「あったはず」のプラーサート・プラウィハーン(神聖な寺院)を、国際司法裁判所(蘭デン・ハーグ)が昭和三十七年、突如としてカンボジア(柬国)領にしてしまったがために、今日に至るまで国境紛争が続いています。
この寺院へ至る参道は、泰国にしかありません。のちに柬国側も整備しましたが、それは、歴史的意味のない道路にすぎないのです。
歴史的と言えば、泰国と柬国、或いは泰国とミャンマー(緬国)も仲が悪いのですが、利害が衝突しやすい隣国どうしというのは、そういうものです。私たち日本人は、中共(支那)や韓国に対してそのくらいの認識でいればよいものを、感傷的「友好論」で誤魔化してしまうために自ら利益を損なうような外交に沈黙してきました。
柬国の背後に中共産党がいるのは申すまでもありませんが、泰国の政治家にも、元首相のタクシン・チンナワット氏の「サロン」に(娘の現首相も含め)属する者たちは、中共寄りであり、その典型例が寺院の世界遺産登録を「柬国領として」と外相(のちに辞任)が発言したサマック政権でした。
国民は、これを黙って見逃せますか? これがわが国の大臣なのか、と。今回の衝突は偶発的でしたが、この泰国民にとってあまりに口惜しい国境紛争は、今後もやむことはありません。
これが私たち日本国民も味わうことになるであろう絶望です。「国際社会なるもの」が北海道千島列島全島と南樺太、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島、或いは沖縄県石垣市尖閣諸島について出鱈目な判断を表明してしまえば、国際機関の発出事項を「最高位」とする現行憲法(占領憲法)を「憲法」としている限り無理矢理に呑まされてしまいます。
これのどこが「平和憲法」なのか……信念の類いというのは、よく考えてから発するものです。