衆議院にはアホしかおらん?
衆議院本会議場で、首班指名は自民党の石破茂新総裁、禁則破りはれいわ新選組の大石晃子共同代表、という私たち国民にとって地獄絵図のような一日でした。与野党のどちらに転んでも、私たち国民を置き去りにする国会議員しかいないのでしょうか。
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現行憲法(占領憲法)そのままに緊急災害時の対応が「ほぼない」に等しい能登半島地震の被災地へ向け、本気で復興を訴えるなら、すべての国会議員は占領憲法の問題を避けて通れません。何が何でも「護憲」と言うような者に、私たち国民へ「やってやりました」的行動(パフォーマンス)すらする資格はないのです。
地震被災地を襲った集中豪雨で、既に石川県内だけで十三名が亡くなり、未だ三名の行方が分かっていません(九月三十日午後現在)。同日、安否不明だった十四歳の女子生徒が福井県の沖合にまで流されているのが発見されましたが、そのご遺体は損傷が激しかったそうです。
子供がこのような目に遭っても全く救われないのが「占領憲法日本」であり、慙愧に堪えません。どんなにか怖かっただろう、ご家族はどんなにか哀しみに暮れておられるだろう、と想えばこそ野党の「お戯れ」が腹立たしくてならないのです。
そこへ解散総選挙で「身分」を失う衆議院議員がわめき散らす理由に、あくまで自民党内の集金の話(せいぜい政治資金収支報告書の記載修正で済む問題)を持ち出す程度の低さは、本気で被災地の復興など考えていないことを露呈させています。
迎え撃つ自民党も、石破氏を総裁に選んだ時点で何も考えていません。ただ米民主党政権の言いなりになることと、中共や北韓(北朝鮮)への配慮を続けることで「何事もない」よう振舞い、私たち国民の不利益を岸田文雄前政権より一層増大させるつもりです。
連日ここで申している「石破氏もろとも石破氏に投票したような自民党代議士を落選させる」構想に絡み、現在永田町では「決選投票で石破茂議員に投票した国会議員」の一覧表が出回っています。
しかし、昨日記事でも指摘したように、百八十九名のうち七十一名しか判明していません。所属代議士たちにしてみれば、党内の分裂を狙った怪文書の類いに見えるかもしれませんが、一票を持つ私たち国民にしてみれば、有用な情報が一部欠けているのです。
私たち国民の手で石破新政権の党役員、閣僚のほとんどを落選させれば「前代未聞の珍事」となり、それが「国民の答え」となります。自民党がそれを避けたいのは分かりますが、それでも立憲民主党やれいわ新選組らへ政権が渡るわけもなく、引き続き政権与党としてどう振る舞うべきか、凍てつくほど頭を冷やしてよく考えることです。
党総務会長の打診を断った高市早苗前経済安全保障担当相や、党新執行部の記念撮影を無視して帰った麻生太郎最高顧問(元首相)を「大人げない」などと書いて批判する報道権力の記者たちは、自民党内の熾烈な権力闘争を知らない世代でしょうか。
つくづく問題の多い小選挙区比例代表並立制へ移行したため、この程度で済んでいるのです。かつて「上州戦争」と言われた時代には、福田赳夫氏の選挙事務所で支持者たちまでもが「中曽根(中曽根康弘氏)が憎い」などと公言してはばかりませんでした。
政治は、誰がどう主導権を握るかによって私たち国民の暮らしに大きく影響します。国民の危機を「政治活動のネタ」程度にしか考えていない野党代議士や、石破氏を首相にして安堵しているような与党代議士しかいない衆議院なら、ええ、さっさと解散してみなさい。投票する国民として受けて立ちましょう。